マーケティング・アナリスト/小川 貴史/(株)秤代表

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マーケティング・アナリスト/小川 貴史/(株)秤代表

電通ダイレクト、ネットイヤーグループで大規模なコミュニケーション支援の経験を経て独立。消費者調査分析の技術を活かして重要な意思決定を担う戦略担当など事業会社の業務委託マーケター複数の役割で活動。著書「Excelでできるデータドリブン・マーケティング」現在は次回作の書籍を執筆中

マガジン

  • マーケティングサイエンス&雑感

    拙書「Excelでできるデータドリブン・マーケティング」(デジタルとマス、マーケティング施策効果を定量化し、予算配分の試算まで行うマーケティングミックスモデリングをExcelで演習)の発売を機に、マーケティングサイエンスにまつわるトピックや雑感をnoteに。

  • ブランド×チャネル(カテゴリー)MATRIX

    確率モデル(NBDモデル)によって市場構造を明らかにする調査分析(自主調査)を行い、マーケターの参考となる読み物を目指して執筆したnoteをまとめます。

  • ソーシャルリスニング

    自ら執筆した内容を中心に、ソーシャルリスニングにまつわるnoteをまとめていきます。

最近の記事

マーケティング戦略を導く「プレファレンス・アナライザー」(分析解説編)

このnoteでは、対象となる市場の主要なブランドのTVCMなどの広告や、アプリやLINEなどのチャネル、口コミやSNSの影響など、 24種類のコミュニケーション要因それぞれがブランドの売上をいくらずつ増やしているか? どんなターゲット(性別年代)で売上が形成されているか? エリア、職種、年収、既婚未婚、子供の有無などで購買確率の傾向があるか? こうしたことを、データを可視化したダッシュボード(以降「DB」)を用いて把握する分析が「プレファレンス・アナライザー」です。

    • マーケティング戦略を導く「プレファレンス・アナライザー®️」

      ・市場(顧客)を構造的に把握する。・主要なブランドによるコミュニケーションで売上はどれだけ増えているか?把握する。・何に注力すべきか?戦略を導く。消費者調査データを可視化したダッシュボードを構築して、これらを把握する画期的な分析を紹介します。 たとえば、今回調査対象とした7つの飲食チェーンそれぞれで推定したTVCMの効果は以下です。 各ブランドのTVCMによる年間の売上貢献金額 どうやって、この数値を導いていると思われますか? 消費者調査から分析しています。キーとなるの

      • 2022年8月17日(水)「消費者理会」Vol.17のゲストは「鹿毛 康司」さん

        株式会社秤の小川と申します。10年以上の総合広告代理店でのコミュニケーション支援の経験とデジタルマーケティング会社とPR会社でのコンサルティング経験を経て、2019年12月に法人を設立し、今は業務委託でアドバイザーやアンバサダーなど複数の役割で活動しています。 JX通信社の松本健太郎さんのお声がけから、同社の新たなチャレンジをサポートする役割も担っています。同社は、「テクノロジーで『今起きていること』を明らかにする報道機関」を目指す報道ベンチャーです。 私は、KAIZOD

        • 2022年7月26日(火)「消費者理会」Vol.16のゲストは「阿佐見 綾香」さ

          株式会社秤の小川と申します。10年以上の総合広告代理店でのコミュニケーション支援の経験とデジタルマーケティング会社とPR会社でのコンサルティング経験を経て、2019年12月に法人を設立し、今は業務委託でアドバイザーやアンバサダーなど複数の役割で活動しています。 JX通信社の松本健太郎さんのお声がけから、同社の新たなチャレンジをサポートする役割も担っています。同社は、「テクノロジーで『今起きていること』を明らかにする報道機関」を目指す報道ベンチャーです。 私は、KAIZOD

        マーケティング戦略を導く「プレファレンス・アナライザー」(分析解説編)

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        • ソーシャルリスニング
          マーケティング・アナリスト/小川 貴史/(株)秤代表

        記事

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          「リサーチあるある共有。プロもハマる落とし穴」7月12日(火)17時30分〜

          マーケティングリサーチなどのインサイト産業の2021年版国際業界統計(Global Market Research)によると、日本の市場規模は世界7位(18億$)です。1位はアメリカ(194億$)で2位はイギリス(66億$)です。2021年のGDPは1位はアメリカ(22.6兆$)で3位は日本(5.3兆$)5位はイギリス(3.1兆$)なので、日本は相対的にリサーチにお金をかけていないことがわかります。 日本のリサーチ費用が少ないのはなぜでしょうか? 皆さんは「マーケティング

          「リサーチあるある共有。プロもハマる落とし穴」7月12日(火)17時30分〜

          MMM(マーケティング・ミックス・モデリング)Robyn ▷無料ビデオ講義

          マーケティングの意思決定に役立つ、高機能なMMM※ツール Robynが無料で提供され、アップデートされています。提供元はMETA社です。 マーケターに、とっての価値は高級外車1台以上だと思います。 高機能 MMMツール「Robyn」株式会社秤、代表の小川と申します。かつて広告会社で1ユーザーの年間ライセンス料が高級外車を買えるくらいの海外製MMMソフトを使っていたこともあります。2018年にMMMの分析を体系化し「Excelでできるデータドリブン・マーケティング」という書

          MMM(マーケティング・ミックス・モデリング)Robyn ▷無料ビデオ講義

          2022年6月28日の「消費者理会」Vol.15のゲストは「奥谷孝司」さん

          株式会社秤の小川と申します。10年以上の総合広告代理店でのコミュニケーション支援の経験とデジタルマーケティング会社とPR会社でのコンサルティング経験を経て、2019年12月に法人を設立し、今は業務委託でアドバイザーやアンバサダーなど複数の役割で活動しています。 JX通信社の松本健太郎さんのお声がけから、同社の新たなチャレンジをサポートする役割も担っています。同社は、「テクノロジーで『今起きていること』を明らかにする報道機関」を目指す報道ベンチャーです。 私は、KAIZOD

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          「キャリアアップのための仮説思考」を考えるミートアップ

          マーケティングリサーチなどのインサイト産業の2021年版国際業界統計(Global Market Research)によると、日本の市場規模は世界7位(18億$)です。1位はアメリカ(194億$)で2位はイギリス(66億$)です。2021年のGDPは1位はアメリカ(22.6兆$)で3位は日本(5.3兆$)5位はイギリス(3.1兆$)なので、日本は相対的にリサーチにお金をかけていないことがわかります。 日本のリサーチ費用が少ないことに対して、マーケティングのやり方についてなん

          「キャリアアップのための仮説思考」を考えるミートアップ

          確かな検証を行う「傾向スコア」分析とは?ビデオ講義(無料)

          因果推論の分析デザインのひとつ、「傾向スコア」で検索すると分析法を数式やRやPythonの分析コードと共に紹介頂いている専門的な内容や論文などがでてきます。 学術分野としては医療に関係するものが多くなっています。キーワード検索数チェックツールaramakijake.jpで調べた「傾向スコア」の月間検索推計数は480回でした。データ分析に詳しく、「消費者理会」というマーケターの夜会といったウェビナーを毎月一緒に行なっているマーケターの「松本健太郎」さん(1,000回)のほうが

          確かな検証を行う「傾向スコア」分析とは?ビデオ講義(無料)

          2022年5月25日の「消費者理会」Vol.14のゲストはデコムの「大松 孝弘」さん

          株式会社秤の小川と申します。10年以上の総合広告代理店でのコミュニケーション支援の経験とデジタルマーケティング会社とPR会社でのコンサルティング経験を経て、2019年12月に法人を設立し、今は業務委託でアドバイザーやアンバサダーなど複数の役割で活動しています。 JX通信社の松本健太郎さんのお声がけから、同社の新たなチャレンジをサポートする役割も担っています。同社は、「テクノロジーで『今起きていること』を明らかにする報道機関」を目指す報道ベンチャーです。 私は、KAIZOD

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          インサイト仮説力を強化する「トレンドシンキング」※執筆メモ

          マーケティングで重要なインサイトを仮説するトレーニング法を共有するnoteを書いてみたいと思います。未完版ですが、まずはメモを書いてみます。 コロナ以降、オンラインセミナーなど学ぶ機会が増えましたが、セミナーになんとなく参加することはしない様に気をつけています。どう活かせるか?どう活かすか?明確な目的意識を持たずに話しを聞くだけだと時間の浪費になってしまうからです。 だから参加したら、必ずなんらかのアクションをすることを自らに課しています。昨日の朝は、マーケターの大先輩の

          インサイト仮説力を強化する「トレンドシンキング」※執筆メモ

          2022年4月19日の「消費者理会」Vol.13のゲストは「音部大輔さん」

          株式会社秤の小川と申します。10年以上の総合広告代理店でのコミュニケーション支援の経験とデジタルマーケティング会社とPR会社でのコンサルティング経験を経て、2019年12月に法人を設立し、今は業務委託でアドバイザーやアンバサダーなど複数の役割で活動しています。 JX通信社の松本健太郎さんのお声がけから、同社の新たなチャレンジをサポートする役割も担っています。同社は、「テクノロジーで『今起きていること』を明らかにする報道機関」を目指す報道ベンチャーです。 私は、KAIZOD

          2022年4月19日の「消費者理会」Vol.13のゲストは「音部大輔さん」

          マーケティング分析リテラシーUP「確率モデルで効果把握」基礎編/無料DL

          このnoteでは、10問の調査をするだけでTVCMなどの施策によってターゲットごとに売上がどれだけ増えるかを定量化することができる画期的なマーケティング分析を共有します。 ブランドの認知度や好意度、利用意向などの変化(ブランドリフト)を観測するインターネット調査の際に、ひと手間かけるだけで、 TVCMなどのマーケティング施策ごとに ブランドごとに(自社だけでなく競合も) ターゲット(年代性別)ごとに どれだけ売り上げが増えるか定量化して把握できるようになります。分析

          マーケティング分析リテラシーUP「確率モデルで効果把握」基礎編/無料DL

          2022年3月22日の「消費者理会」は「片山 義丈さん」

          株式会社秤の小川と申します。10年以上の総合広告代理店でのコミュニケーション支援の経験とデジタルマーケティング会社とPR会社でのコンサルティング経験を経て、2018年にマーケターに有用な効果検証法をメインテーマとして統計や因果推論の知識をまとめた「Excelでできるデータドリブン・マーケティング」を出版、2019年12月に法人を設立し、今は業務委託でアドバイザーやアンバサダーなど複数の役割で活動しています。 JX通信社の松本健太郎さんのお声がけから、同社の新たなチャレンジを

          2022年3月22日の「消費者理会」は「片山 義丈さん」

          10問の調査で需要と効果を把握する「顧客理解MMM」とは?(例:外食)

          このnoteでは、顧客(≒需要≒市場)の全体像、ブランドリフト1%の経済価値、TVCMやネット広告、SNSやPR、アプリなどの因果効果を把握する 「顧客理解MMM(マーケティング・ミックス・モデリング)」分析を解説します。 マーケターのみなさんの武器となれば幸いです。 以前公開した「確率思考の戦略論の数式でアプリと広告の効果を把握@外食チェーン」noteでは、 10問の消費者調査で需要とマーケティング施策の効果をできる方法を紹介し、多くのスキを頂くことができました。し

          10問の調査で需要と効果を把握する「顧客理解MMM」とは?(例:外食)

          確率思考の戦略論の数式でアプリと広告の効果を把握@外食チェーン

          「プレファレンス(消費者の選好性)」によって市場構造が決定する法則や、NBDモデルという数式などが紹介された「確率思考の戦略論」に影響を受けた方は多いと思います。 このnoteでは、書籍で紹介された数式を用いて10問の調査を分析することで、TVCMなどの施策によってターゲットごとに売上がどれだけ増えるかを定量化する画期的なマーケティング分析法の「顧客理解 MMM(マーケティング・ミックス・モデリング」を共有します。 顧客理解MMM紹介ページ ブランドの認知度や好意度、利

          確率思考の戦略論の数式でアプリと広告の効果を把握@外食チェーン