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好きな記事その2

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この時代について

この時代について

私の、いや私たちの時代はどこか人目に触れたくないような
果てしない虚無感に苛まれるものだった。他者と関係を築くことで
自己の空腹に気付くような居た堪れない不信感が充満していた。
其れに気付くものはほとんど皆無で、娯楽や快楽を享受するばかりであった。経済活動の後遺症と言えば安いものだが、付ける薬はあったのだろうか。
明治のような気品はなく、大正のようなモダンディズムはなく、
昭和のような士気はなく、

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メモ

メモ

美しさは時間の中での位置は過去に。未来に美しさは存在しない。
美しさと謂うものは古典主義者の宿命なのか。未来志向の者には美しさは無縁なのかもしれない。明日とは在るべき、いや、存在の願望であり、縋るもの達の象徴である。だから、未来は輝くべきなのである。美しさを追い求めるものは余裕派なのか、違う。伝統や文化を踏襲し、その連なる価値観を明日に繋ぐ者達である。

強く生きて

強く生きて

「生と死に寄り添うことは、紫色の秋桜を愛でること」
生きる時間は生で満たされ、死はどこかへはじかれます。覆われる未知の恐怖からか、思考性を忘却の淵に置く惰性からか。生に満足し、金儲けをし、飽食に喘ぎます。批判することはありません。その時代に私も生きているのだから。しかし、生と死どちらが重要なのか考えることがあります。生きる人の生は不可視の勲章です。それが誉れとも気付かずまま、重要性を知らぬまま、生

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美の浮上

日常化になりえる事柄は美へ転化する可能性があるのです。
闇に潜む美とは最も普遍的な事象であり、人を惹き付けて
止まないのです。特別なことは一切なく、特別なこととして
捉えるのはいつも私達です。なんという愚かな浅ましいことなのでしょうか。特別なことからは何も生まれないと謂うのに。

                     ——七月、了

メモ

自然に認められるものを書きたい。人の賞賛が欲しくないと言ったら、それは嘘の訳で。自然が喜ぶものを書きたい。ややこしい例えではない。
本当にそう思っているから、辛い。

メモ

メモ

文化を継承し、次の時の流れに生きること
他は全て要らない。そのためなら何でも差し出す。

私の命でさえ軽い。

無題

無題

芸術家を志すものは遍く、数字の印象を目指すべきである。
数字の不変性と云っても良いですね。

季節外れ

季節外れ

夏より早く
蜩が遠き鳴声
無くなりそうな

冬より遅く
ぼた雪が散り路上
消えちまったような

季節外れは
寂しかった

暮れの輝きは
これほどにも
麗しいのか

御岩神社

御岩神社

葵の御紋が飛び込む

「この紋所が目に入らぬか…」あの有名なセリフがあたまのなかを駆け巡ります。

水戸藩初代のころより水戸藩の国峰とし、徳川光圀公(水戸黄門さま)など代々参拝をするところであったそうです。

「浄らかな山かびれの高峰(御岩山の古称)に天つ神鎮まる」常陸國風土記

創建の時期は不明のようですが縄文時代の遺跡が発掘されているよう。

御祭神は

国之常立神 クニノトコタチノカミ

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菊の継承

菊の継承

古今は
或る日では
なかった

篤き焼べては
秋の暗闇

魂落ちえども
契り果たすまで

死はそれほど
高潔ではなく
くれてやる

涙累々、老母は
兄弟のくれた施し
忘れようがない日々

この身が
あの家に
届くのであれば———

もしかしたら
失われた信義なのかもしれない

古いから、時代が違うから
そのような理由で価値観は無くならない
見えなくなるのはいつも我々の方だ
ただ、其処にあるというの

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ベケット

ベケット

『文通』

蠱惑的な響きである。私はしたことがある。しかも想い人と。それだけで人生勝組宣言を発布できるのではないか…?儚くも甘酸っぱい手紙のやり取りを私は期待した。でも現実は非常だった。例えば私がこんな文面を送ったとする。

『テニス、好きなんだね!私も最近テニスの王子様にはまってますw
推しはありきたりながら不二くんですꈍ◡ꈍ
実は…テニプリもミュージカルやってるんだよ!私も最近まで知らなく

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私のメフィストフェレス

私のメフィストフェレス

大学生活!
桜花爛漫な青春日和を満喫しようと、私は人がごった返す学内を散策していた。入学したからには今までのオタク人生と決別し、爽やか絢爛清純派学徒に生まれ変わろうと悠々闊歩と練り歩いていた目先、『内海くん』の姿を見つけた。半年前からの文通相手で、恥ずかしながら私がこの大学に入学した理由でもある。彼は携帯を持たないから示し合わせも無く直接会える機会は稀だ。私は当然この機会を逃さない。

「内海く

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美についてのメモ

美についてのメモ

月は美しいと思います。
闇の中に一途の希望、光が照らすあの感じ
それらに昔から人は心を惹かれて来ました。

光ある所闇ありはまさにこれですね。

太陽を美しいと思いますか。
有難いとは思いますが、美しいとは言い難いです。
でも、その太陽さえ美しいと思います。
雲に隠れし太陽から
射る光を見て美の所在を認識できるようになります。

美とは光と闇が存在してこそ発現する象徴。

若さも、金閣寺も、美形も

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学べば さむの幸せ日記 124日目

どうも皆さん勉強大好きスーパー低学歴男さむです!
勉強すると人生が楽しくなるんですよ!
これホントです👀

例えば今日は日記を書いて124日目ですが、これってすごくいい気分になりますよね!

え、なんでかって??

124って2^xじゃないですか!こんな感じでしょうもないことに類似性を見つけてちょっといい気分になるんですよ。本当にしょうもないですけどね。笑

まあ知識に応じて見える世界が変わると

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