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文学の街角に佇んで〜わたしの舞台裏|エッセイ

文学の街角に佇んで〜わたしの舞台裏|エッセイ



 テオフィル・ゴーチエやデュマ・フィス、オスカー・ワイルドらに長く憧れながらも、二十歳頃ではまだ訪れたことのなかったヨーロッパ。

 私の前に現れたそのひとは、そんなヨーロッパの、秋の薫りのする人でした。

 紆余曲折の末、文学部・英文学専攻に在籍していた大学生の‬頃、選択科目の履修を通じて知り合った独文学専攻の助教授。
 もし私に文学の師というものがいるとすれば、ただひとり思い浮かぶ面影です

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自分の過去記事が恥ずかしくて読み返せなくなる方、いませんか?

自分の過去記事が恥ずかしくて読み返せなくなる方、いませんか?

 昔の記事にスキがまとまってつくと、「何かあったな」と思う。

 今回は、中島智さんのこのポストのおかげでした。

元の記事はこちら。

「黒歴史」になる過去記事たち

 ↑該当記事ですが、細かな内容までは憶えていないのです💦

 はっきり憶えていないなら、読み返せばいいだけのこと──なのですが。

 一旦完成し、noteに公開した記事、つまりどなたかが目を通した記事を読み返すことが、恥ずかしく

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是永昭宏絵画展|創作と視覚障害〜もうひとつのリアリティ

是永昭宏絵画展|創作と視覚障害〜もうひとつのリアリティ

 広島県立美術館・県民ギャラリーで開催中の展覧会。

 是永昭宏さんは、視覚障害をお持ちで、両眼とも視野の中心部がぼんやりとしか見えないため、ルーペを使って絵を描いておられる画家さんです。

 地元のラジオで何度か特集されていたのがきっかけで、足を運んでみました。(NHKハートネットTVブレイクスルーでも特集されたことがあるそうです。)

 ご本人様がご在廊だったので、いろいろとお話しも伺い、私も

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詩とnoteと振り返り

詩とnoteと振り返り



note の来し方を振り返る

 今年の前半に決めたこと。それは、初心に帰ること。

 去っていくnoter様、新しく出会ったnoter様。作品を見せていただいて交流するにつれ、小さな影響が積み上がり、私の行き先もゆるく移り変わっていく。
 それは愉しいことではあるのだけれど、初めにここに来た目的から離れすぎていたように思って、軌道修正しました。

 今年の記事を振り返って、より私らしくなれた

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ディストピアにならなかった柔らかな世界線│わたりむつこ『はなはなみんみ物語』のこと

ディストピアにならなかった柔らかな世界線│わたりむつこ『はなはなみんみ物語』のこと

子どもの頃、《死》というものを突きつけられる経験を、誰もがしているのだろうと思います。ご自身が命の危険にさらされることがなくても、身の回りの動植物や、時にはひとの死に遭遇したり、ニュース映像や、すぐれた物語などによって、第三者の死を我がものとすることもあるでしょう。

幼い頃から死ぬのが怖くて、死について考え続けて哲学者や芸術家になった、というひとびとの逸話も耳にします。

私自身の《死》との出会

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妖精がいっぱい☆『星の王子さま』|そして、愛について

妖精がいっぱい☆『星の王子さま』|そして、愛について

 現代の科学は日進月歩。大脳生理学系の本を眺めていると、なぜ人はある1人と恋に落ち、残りの99人とは"良いお友だち"にしかなれないのか、少しずつ解明されつつあるようです。

 恋に落ちたときの神経伝達物質/脳内ホルモンの反応はもとより、そもそもなぜ、ある特定の人に魅かれるのか──その理由は、やはり《種族保存本能》で、子孫の遺伝子の多様性を担保し繁栄させるため。なるべく自分と異なる性質、特に異なる免

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「創作なんて自己満足でしょ?」に悩むあなたへ、愛をこめて|中島智さんを引きながら

「創作なんて自己満足でしょ?」に悩むあなたへ、愛をこめて|中島智さんを引きながら

§
 書くことに迷いはない。けれど、「なぜ書くのですか」と改めて問われると、返事につまる。また、こうやってSNSに公開する必然性となると、さらに不明瞭。

 それらは突き詰めると答え難い問題で、おそらく私以外にもペンディングになっているひとがいるのでは...と推察されます。だって、SNSから離れていく人の数がとても多いらしいのだもの。
 そこには、「なぜやめるのか」だけではなく「なぜ始めたのか」を

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こっそり(公開)ファンレター|岸見一郎さん

こっそり(公開)ファンレター|岸見一郎さん

 身辺が落ち着いたので、遅ればせながら2022年のnoteを振り返ると、大きな出来事がふたつありました。
 そのうちのひとつについて、(うれしいことだったので)書き留めておこうと思います。

🌱 note からの通知

 note からのメール通知をONにしているので、たまにフォローしてくださる方がいるとお知らせが届きます。

 思わず目をむいたのがこちら。
「岸見一郎さんがフォローしました」。

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小礼拝堂にて

小礼拝堂にて

 アドヴェント(待降節)を迎えましたね。

 毎月通っている、聖書を読む会。ここ2カ月ほど用事が重なって(コロナにもかかったし)欠席しているので、クリスマス月の今月こそは、と、カレンダーをにらんでいます。
 礼拝のほうは、毎年、イヴ礼拝だけ寄せてもらっているのですが、来月まで忙しくしているので、さすがに今年は無理そう...。

 そんなわけで、今回は数ヶ月前の集まりの様子を書き記しておこうと思いま

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一目惚れの極意|日記

一目惚れの極意|日記

 一目惚れといっても、物欲編です(^^)♡

💎 ウェッジウッド 《プシュケ》

 先日、所用でネット検索していたら、いつの間にかWedgwoodのサイトにたどり着きました。どうも《プシュケ》というシリーズがあるらしいのです。

 ブランド洋食器は素養として少しは知っておきたい程度で、本気で好きなわけでもない私。ウェッジウッドといえば、ピーターラビットとワイルドストロベリー、ジャスパーウェアあた

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それでもハッピーエンドでは"すっきり"できないあなたへ|劇団四季《リトルマーメイド》観劇レポート

それでもハッピーエンドでは"すっきり"できないあなたへ|劇団四季《リトルマーメイド》観劇レポート

少数派の感覚かもしれないので、タイトルに据えて長々と述べるのも恐縮なのですが、私はハッピーエンドでない物語の方が好きなのかもしれない、と思うことがあります。

この『リトルマーメイド』および原作のアンデルセン『人魚姫』は、そのことを考えるのにうってつけの素材なので、考察してみたいと思います。

結論というか落とし所は「登場人物が幸せかどうかとは違う次元で、物語の構成として、ストーリーが閉じている悲

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SNS & HSP/不安障害|何冊か読みました

SNS & HSP/不安障害|何冊か読みました

🌺 はじめに

以前から、SNS への不適合感に悩まされ続けている私。noteを始めるよりも前からです。

noteを始めたくらいですから、SNSをやめたいわけではないのです。
アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』を読んだら、"SNSを使うと心の安定を損ないやすいタイプ"に見事に合致していましたが、それでも。

SNS だけではなく、ともかく自己批判癖が強くて、何でも考えすぎるし、イヤな記憶ばかり思

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水のなかの花|原民喜さん|まとめ

水のなかの花|原民喜さん|まとめ

その詩人が遺した幻をひもときながら
今宵もまた眠りに落ちる

夢のように澄んでいて
哀しみに満ち満ちた

そのひとの精神の中に
溶け込んでいく

おぼろな星が
水に沈むように

深く
うす明るいたそがれの
水で満たされた空に
一滴の雫がゆらめいて
薄墨の模様を流す

それは
花びらを色づける
神さまの寂しい筆を持つひと

読んでいる者を
ひとひらの香りにし
溶かし込んでいく
溶剤のようなことばを

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ただいま仕上げ推敲中

ただいま仕上げ推敲中

『玻璃の月』という物語の体裁を整えています。

もうずいぶん前に書いたもので、時々読み返して手を加えてきました。長い年月をともに過ごしてきたので、巣立ちを迎えるのは寂しい限りです。

でも、いまこうして交流しているみなさまが、少しずつ入れ替わっていくのが、noteという街のようなので…

もし気が向いたら読んでくださるといいな、と思うから。

公開すると、自分では読み返す度胸がなくなる私。

でも

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