星の汀 / ほしのみぎわ

透きとおることばの花びらをあつめています

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アフロディーテ&アレース|ギリシャ神話随一の"美しすぎる"カップル

⭐ はじめに(読み飛ばしOKです)  『アモールとプシュケー』物語本編を掲載したのは6月のことでした。ありがたいことに、いまも読んで下さっている方がいるようで、ごくたまにスキをくださいます。  スキ通知を見て、あとがき&設定資料のうち、下書きに眠らせたまま放置していたこの記事を思い出したので、遅ればせながら完成?させました。  また時々、自分のホームに固定表示しておこうと思うのですが、実は〈2〉を貼りたくて。  本屋さんで品定めするとき、パラッと広げて途中を読むこと、

    • 「読書という行為は、著者の考えを自分の脳に植え付けることである。つまり他者の意識を自意識に同期させることにほかならない。」(島田雅彦) ↑私が渉猟せず特定の作家を読みたがる理由、これかも💡

      • ほぼ読み専のX 。 もう少しだけ活用しようかなと思った理由のひとつが・・・ noteの写真データ量が半端なく、バックアップのためにエクスポートしたところ、半年の間に3分割→9分割に激増したため😱💦 (いつもなにもかも模索中💦) https://x.com/hoshinomigiwa

        • 短歌「秋汀」|ひろしま美術館《日本画の名作展〜大観と春草から杉山寧を中心に》

          静けさを水面に映し立つ鳥の 羽ばたきさえも耳に透く秋 / 星の汀 🍂 展覧会  秋だからか、菱田春草の暖色に、自然に引き寄せられる感じがしました。  そして、菱田春草のおかげで「秋汀」という文字そのものが澄み渡って美しく見えたので、(星の汀じゃなくて秋汀がよかったか…?)と一瞬思いました(笑)  ちなみに、「星の汀」という名前は、柿本人麻呂による和歌 から連想したもの。静かだけれど圧倒的な宇宙観に心を掴まれ、私もこういう星の汀で暮らしたいなあ・・・と思ったわけです。

        アフロディーテ&アレース|ギリシャ神話随一の"美しすぎる"カップル

        • 「読書という行為は、著者の考えを自分の脳に植え付けることである。つまり他者の意識を自意識に同期させることにほかならない。」(島田雅彦) ↑私が渉猟せず特定の作家を読みたがる理由、これかも💡

        • ほぼ読み専のX 。 もう少しだけ活用しようかなと思った理由のひとつが・・・ noteの写真データ量が半端なく、バックアップのためにエクスポートしたところ、半年の間に3分割→9分割に激増したため😱💦 (いつもなにもかも模索中💦) https://x.com/hoshinomigiwa

        • 短歌「秋汀」|ひろしま美術館《日本画の名作展〜大観と春草から杉山寧を中心に》

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        記事

          フルレットさんが、ボードレール『月の悲しみ』を朗読してくださいました✨️ まだ夏のけだるい熱の残るこの季節、ご紹介のピアソラ「オブリヴィヨン」とともにどうぞ🌕✨️ ↓↓ https://note.com/fluret_flower/n/n7337eb71b151 (写真:いつかのお月さま)

          フルレットさんが、ボードレール『月の悲しみ』を朗読してくださいました✨️ まだ夏のけだるい熱の残るこの季節、ご紹介のピアソラ「オブリヴィヨン」とともにどうぞ🌕✨️ ↓↓ https://note.com/fluret_flower/n/n7337eb71b151 (写真:いつかのお月さま)

          PIXTAで初の"写真お買い上げありがとう"記念日(^^)/

          🌷 今日は記念日  以前、とある年長noterさんから、「友人や親戚以外で、1枚でも写真を買ってくれる人がいたら、胸を張って、写真家なり何なり、好きな肩書きを名乗りましょう」と応援いただいてから早1年。  本日、初のお買い上げです♡  私、お花の「姫」を肖像写真のつもりで撮るアプローチの人なので、《フラワーポートレートフォトグラファー》なのかしら? とか一人で想像していたのですが。  当時は、「わかりました! その暁にはnoteのプロフィールに書き添えますw」なーんて

          PIXTAで初の"写真お買い上げありがとう"記念日(^^)/

          google検索経由で来て下さる方の多い記事。 紅茶専門誌TeaTime16号について、ちょこっと加筆しました。 ダマンフレール=「世界中から厳選した茶葉に生命を吹き込む独創的なブレンドの数々は紅茶好きを心酔させる。」 まさに😍 https://note.com/blue_lace_moon/n/nf0db35e33ccd

          google検索経由で来て下さる方の多い記事。 紅茶専門誌TeaTime16号について、ちょこっと加筆しました。 ダマンフレール=「世界中から厳選した茶葉に生命を吹き込む独創的なブレンドの数々は紅茶好きを心酔させる。」 まさに😍 https://note.com/blue_lace_moon/n/nf0db35e33ccd

          あるnoterさんの想い出|遺されなかったことばたち

          前書き(読み飛ばしOKです)  先日、以下の記事で、自分の過去記事が恥ずかしくて読み返せないことについて書きました。このことについて悩む方は私以外にもいらっしゃるので、その方々へのエールの意味合いもありました。  芸術人類学者・中島智さんとのやりとり(?)を引いてきたのは、中島さんならいつか(拙記事を目にされる可能性もありますから)、全国の迷えるクリエイターさんたちに向けて、「処方箋」を X (旧twitter) で発信してくださるのではないかという期待からでした。

          あるnoterさんの想い出|遺されなかったことばたち

          訳詩を朗読してくださいました|フルレットさん

          フルレットさんが、ボードレールの詩を朗読してくださいました(^^)/  フルレットさん、お声がかわいらしい方なのですが、ボードレールのときは芯の通った強さを感じさせるお声になって、すごいなあ・・・と感心しました。 「なりきるのが愉しかった」と仰っていて、私も「なりきって訳す」ので、お互い女優(男役)なのかしらとか思いつつ(^^ゞ  フルレットさんは押花作家さんでいらっしゃるので、いろんな種類のお花を、まるでスタンプのようにポン・ポン・ポンと声で重ねていくイメージを思い浮か

          訳詩を朗読してくださいました|フルレットさん

          自分の過去記事が恥ずかしくて読み返せなくなる方、いませんか?

           昔の記事にスキがまとまってつくと、「何かあったな」と思う。  今回は、中島智さんのこのポストのおかげでした。 元の記事はこちら。 「黒歴史」になる過去記事たち  ↑該当記事ですが、細かな内容までは憶えていないのです💦  はっきり憶えていないなら、読み返せばいいだけのこと──なのですが。  一旦完成し、noteに公開した記事、つまりどなたかが目を通した記事を読み返すことが、恥ずかしくてできません。思い出すときは、「どこかに間違いはなかったかしら」「わかりにくい/冗

          自分の過去記事が恥ずかしくて読み返せなくなる方、いませんか?

          久しぶりの縮景園。 まだススキも穂が見えず、九月なのに園内は盛夏。 辛うじて秋の気配、萩です(^^)/ : : : 思わず日傘を購入。 19世紀フランス というタームに滅法弱いので💦 でもこのドレス、1m以内に近づけないかも?🤔 https://note.com/f_museumbu/n/n4b856db0c038

          久しぶりの縮景園。 まだススキも穂が見えず、九月なのに園内は盛夏。 辛うじて秋の気配、萩です(^^)/ : : : 思わず日傘を購入。 19世紀フランス というタームに滅法弱いので💦 でもこのドレス、1m以内に近づけないかも?🤔 https://note.com/f_museumbu/n/n4b856db0c038

          足跡を残したいとて歩みつつ 消し去る波も愛おしきかな : : : 音楽は罪がないよね 演奏が終わるとともに 消えていくから (※画像はjaspion82様@pixabayです)

          足跡を残したいとて歩みつつ 消し去る波も愛おしきかな : : : 音楽は罪がないよね 演奏が終わるとともに 消えていくから (※画像はjaspion82様@pixabayです)

          ボードレール「アルセーヌ・ウーセイに寄す」(『パリの憂鬱』序文)訳してみました

          「アルセーヌ・ウーセイに寄す」  シャルル・ボードレール  親愛なる友よ。あなたにささやかな作品を送ります。それには尻尾も頭もないなどと言えば不正にあたるでしょう。それどころか、反対に、すべてが同時に頭であり尻尾なのです。どこから読んでも、逆順でも。この細工が皆に、つまりあなたに、私に、そして読者に、どれほどの至便を差し出せるか、どうぞ考えて頂きたい。我々は、好きなところで切除できるのです。私は自分の夢想を、あなたは原稿を、読者はその読書を。というのも、私は、要らぬ筋立てと

          ボードレール「アルセーヌ・ウーセイに寄す」(『パリの憂鬱』序文)訳してみました

          短歌を英訳していただきました

          noter福田尚弘さんが、短歌を英訳してくださいました。 短歌そのままを訳すのではなく、精神/意識みたいなところを汲んでことばを選んでくださるスタイルです。 (自由訳でもなく、アドリブとも違いますし・・・呼び方がわかりません(^^ゞ) I thank to My God, for just having kept me from touching you. And just staring at you At your little tip of beauty. ご

          短歌を英訳していただきました

          拾わずに 見つめていても いいですか 波の指先だけが知る夢 : : : お皿の上に貝殻と、プルメリア。プルメリアはぽってりしたポリウレタンみたいな質感です。

          拾わずに 見つめていても いいですか 波の指先だけが知る夢 : : : お皿の上に貝殻と、プルメリア。プルメリアはぽってりしたポリウレタンみたいな質感です。

          ボードレール『酔っていたまえ』訳してみました|詩集『パリの憂鬱』について

          『酔っていたまえ』 絶え間なく酔っていなければならない。すべてはそこにかかっている。それだけが問題だ。ぞっとするような《時》の重荷を感じずに済むために。そいつはあなたの肩を打ち拉ぎ、身体を地面へと撓ませる。酔っていたまえ、間断なく。 だが、何にかって? 酒でも詩情でも美徳でもお望みのままに。だが、酔っていたまえ。 そして、もし、宮殿の階段や、壕の緑の草地、寝室での砂を噛む孤独のうちに目覚め、恍惚がすでに薄れ寂滅せしことあらば、訊いてみたまえ。風に、波に、星に、鳥に、大時

          ボードレール『酔っていたまえ』訳してみました|詩集『パリの憂鬱』について