2020年7月俳句

今月は37句

入店の音からからとソーダ水
レシートのラムネと濡れて手の厚さ
赤子の如く厚き座布団日の盛
犬を飼う人の集まる夏野かな
右を向く著者近影や雨蛙
網戸して中古マンションのチラシ
求める事をすれば良いだけ梅雨茸
風鈴や貝みたいで美味しい貝
具を入れるパンの隙間や新樹光
お花畑冷凍炒飯上手く盛る
違う事に違うと言える熱帯魚
冗談のつもりだったが花菖蒲
起きていて寝ている手足糸蜻蛉
夏シャツ

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あーとう
26

絶望を擽れるようになるまでしばらくこのまま
『マント』 #短詩 #詩

ありがとうございます
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『詩』

ひきだしの
おくのほう
さらにその
うらがわに
かくしても
においでわかる
きみがのこした
ことばたち

(詩/早乙女ボブ)

短詩 ♯24

あなたの前では綺麗でいたいけど

愛してほしいのは綺麗じゃない私

ありがとうございます。あなたの今日が素敵な一日になりますように。
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短句連作「光速」

光速  本間かもせり

目も合わせない月と木星

地軸の先を淋しいという

不意に加害者となる隕石

旅の終わりは硬い恍惚

まだ月を追う古いデバイス

ぼくの両手が光速を撃つ

星のことばに代名詞なく

夜が勝手に動き始める

所属するということ

最近、ガンバレ☆プロレス(ガンプロ)をネット配信でよく観ている。

 少し前まではプロレスはリング上が全てという風に考えているところがあって、試合以外のパフォーマンスやマイクアピールとかは最小限であるべきと思っていた。だから試合そのものよりもそれ以外の話題ばかりが目立つ団体にはあまり興味が持てなくて、自分の中ではガンプロもそのひとつだった。

 今年に入ってからDDTとその周辺、東京女子とかガンプ

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短句近作「二十五ページ」

二十五ページ  本間かもせり

臥薪嘗胆まるで割り箸

イヤな電話は始祖鳥の声

思春期なんて二十五ページ

いつしか傘は裏を失う

プリズム ぼくはむらさきの卑下

いろはにほへと皮膚に縄痕

知らない人について行くSiri

トンネルなんて夏の夜の夢

川柳近作 書きかけ

書きかけ  本間かもせり

深夜を響かせ猫と警察官

Amazonの箱青空を無駄にして

クリックはやがて砂に埋もれる

起業してみたが所詮季語の磁場

ガラス越しの蝶々喉は渇かない

いつまでも書きかけの恋愛を語る

潮時のボタン押せずに積み上がる

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短詩まとめ

月に惹かれて 恋しと泣けど 落つる涙は 地に引かれ

ふたつ枕を 並べて眠る 秋は寡婦には 長すぎる

梅によく似た 丸い肉粒 ほんにあの子は 愛らしい

あわよくばきみの眷属になりたいな
ランプも魔法も持ってないけど

セミダブル ふたつ枕を おしのけて
きみの手枕 夢へつれてけ