吾音萌音

一人ひとりの心にしっとりと溶け入るような風味、潤滑油でいられたら💚 全てを愛の歌に仕立…

吾音萌音

一人ひとりの心にしっとりと溶け入るような風味、潤滑油でいられたら💚 全てを愛の歌に仕立てます。

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    星についておしゃべりするカフェです。 ご興味のある方はどなたでも書き込みして下さい。

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    もっと早く設けておくべきだった、、、。お勉強ノート。

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29. 【詩】 花手水 (はなちょうず)

朝目が覚めて 自分の呼吸を確かめる 生きている それは恵みだと 君が言う どうしようもなく 寂しさの底の底で 水にくるまれる時でも 好きなものをスキとまっすぐに言えたら それを幸せと名付けよう 無感動でなければ進めなかった あの青い夜更けを漕いで 流れる方向に中指の先を浸す 水分に触れた感触も そのままでいい 流れてゆくものは 後を断たない けれどもし ゆきたい世界があって だけどほんの少し 足りない何かがあって それを私が持っている

    • そしじ(宗+申+主)

      朗読バージョン↓       ∝❩‡❨∞ 🦜 ∞❩‡❨∝ 大ぶりの円いイヤリングをして 風の中を歩く ひゅうひゅうと 聞き慣れぬ音が 鼓膜をくすぐる 岩の合間の陛を 次に続く架け橋を トコトコ渡って 空に近づく 指まで隠れる袖に 踝にそよぐ裾 風通しの良い リネンの肌触り ラベンダーを髪に飾って ルピナスを後ろ手に シロツメクサの王冠は 誰にあげよう 共に歩こう 地面から遠いここへ来るために 足りないものを 一歩また一歩考える この場所は 古代に生きた鳥の名だと聞く

      • 海に沈むように

        Als ob es im Meer versinkt Ob durch den Himmel schwimmt Wie zwei Blasen säuseln frische Stufengeschnittene Haare ist es die kühle Unter einem hellblauen Sonnenschirm schaute ich auf deine Augen haben Sommerfarbe 海に沈むように 空を泳ぐように 二粒の水泡のご

        • 🌼プレゼント🌼7月のカレンダー作りました

          良かったら個人で使ってください。 6月分は間違いがあって申し訳ありませんでした💦 来月分は大丈夫です。 スマホサイズはこちら↓        ↢*↣↨🎗️↨↣*↢ 「湯浴み」のオリジナルにもお目通しいただければ幸いです。 みなさんは蛍を見かけた時どんなことを思われますか???         ↢*↣↨🎗️↨↣*↢ 上半期のカレンダー       ↢*↣↨🎗️↨↣*↢

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        記事

          君の見つけた小さな今日

          Was du heute gefunden hast drehe ich zu als eine Kleinigkeit Die schwellenden Knospen lässt mich geborgen und wohlriechend füllen Während ich auf dich warte im Ziergarten an der Straßenecke schlägt die Glocke drei Uhr 君の見つけた小さな今日を くるりとひ

          君の見つけた小さな今日

          🩵プレゼント🩵6月のカレンダー作りました ※ごめんなさいの追記あり

          良かったら個人で使ってください。 ↑フルサイズ       §‥§↣🫐🐦🫐↢§‥§ オリジナルバージョン「ストロベリームーン」        ↓       §‥§↣🫐🐦🫐↢§‥§       §‥§↣🫐🐦🫐↢§‥§ 月曜日の10日と17日が間違っていました。 申し訳ないです。 以後気をつけます🙂‍↕️ 無理矢理修正バージョン↓

          🩵プレゼント🩵6月のカレンダー作りました ※ごめんなさいの追記あり

          ふりさけみれば

          Nach oben sehen gibt es Himmel und Wasser Wenn das Licht leuchtet kommt das Rauschen des Windes An einem einfachen Tag heißt heute zähle ich Elementsymbole mit dir ふりさけみれば 空と水 光が差せば 風の音 元素記号を君と数える シンプルな今日というひと日      ≈≈🫧⊅🩵⊅🫧≈≈ 二月からの続きです

          ふりさけみれば

          🌿プレゼント🌿5月のカレンダー作りました

          良かったら個人で使ってやってください😊         🌿🍀🌿 オリジナルの詩「夢路」はこちら         🌿🍀🌿 四月のカレンダー 三月のカレンダー 二月のカレンダー 一月のカレンダー #創作大賞2024 #オールカテゴリー部門

          🌿プレゼント🌿5月のカレンダー作りました

          徒桜(あだざくら)

          一気に空のトーンが落ちて ふんわりひらふわ 牡丹雪 あちらこちらに舞い降りて 地の色に溶けながら 春を欺く 薄桃色の季節の終わり あといくつ こんなふうに白みゆく 季節の隙間を あなたと感じて 中指からするりと掌 合わせて腕から肩へ はんなりと湧き出づる 体温に似たこの現象を 忘れぬように 今ここにあるように 背景には新緑の息吹の潜む 思い出は モザイクの欠片になって ざわめきながら 描かれゆく 桃色に 光を受けては 薄桃色に 白くなりゆく果て ひらひらと 散るべき時に散

          徒桜(あだざくら)

          夜さり (ようさり)

          呑み残したワインの赤を 少し傾けて三日月 網戸越しに夜空を区切って 星一つ惑星二つ ひと目進んで小宇宙 碁盤の上でスキップを踏んで 私ごと小さくなって 水仙の帽子にスノードロップのトップス カラーの袖口優雅に オンシジュームのロングスカートが戦ぐ ドレープに眩しく泳ぐ月光 ステップを踏み 常夜灯の優しいテラス席に行き着けば 闇色のカフェインのため ざっくりと粉砂糖に匙を差し込む 想像されるサ音より 今夜は蜂蜜気分 足元に波打った布の私語  時ゆえに咲く花をそっと摘み 朽ちるま

          夜さり (ようさり)

          花天月地 (かてんげっち)

          月夜に心彷徨う時は 肌色の石柱に ぴったりと右手を添わせ 赤の奇跡の導きに 秘密の呪文を充てがってみる 規則正しい脈拍のごと なんということもない今日が また一日降り積もる サボテンの傾く方向に 朝日の訪れは約束されている 君の歌声が朗らかに 棘の先を震わせる夜半  緑の中身に空洞の有無を思う 物事の始まりは 幾度と昇る新しい月の ある日の君と その日の私と 未来があるから過去はある 君だけに届けばいいこの指先 確かな感触 奇跡はもう ここにある       …»»❨~

          花天月地 (かてんげっち)

          他記事の添付の仕方(詩ではありません)

          何度か知りたいとご質問を受けましたので、ここに記録として残しておきます。 自分の記事の中で、別の方の記事を添付したい場合の手順です。 画像付きで紹介したい場合、最後にダブルクリックをするのがポイントになります。 以下画像とともに一つずつご説明いたします。 紹介したい記事を開き、右上の点が3つ並んだボタンをクリック 2.「URLをコピー」をクリック 3.自分の記事を開く 4. 5.添付したいところにカーソルを持ってゆく 6.「貼り付け」ボタンをクリック 7.ここ

          他記事の添付の仕方(詩ではありません)

          ゼリー

          Es ist wie ein Sprung in Gelee Hin und her schwankend und im schwächsten Licht habe ich deine Augen angeschaut Auf diesem Weg der noch lange Zeit andauern wird blühen jener Blüten als würden sie rollen ゼリーの中に飛び込んだよう 揺れに揺れては微かな光に 君の瞳を見上げた

          🌷プレゼント🌷4月のカレンダー良かったらどうぞ

          良かったらお使いください😊       ⅳ❖ⅳ💮🩷💮ⅳ❖ⅳ ぺんぎんさんの桜の写真をベースに使わせていただきました。         ⅳ❖ⅳ💮🩷💮ⅳ❖ⅳ 「飛花落花」オリジナルもお目通しいただけると嬉しいです。       ⅳ❖ⅳ💮🩷💮ⅳ❖ⅳ      ⅳ❖ⅳ💮嬉しいお知らせ💮ⅳ❖ⅳ 桜の写真を提供してくださったぺんぎんさんが自らの記事でカレンダーを紹介して下さいました💕

          🌷プレゼント🌷4月のカレンダー良かったらどうぞ

          春霞

          ファンファーレの聞こえそうな 疑いのないイエローが 星の形を主張している 色味の暗くなりゆく一輪 もう終わってしまうのと 声をかけて 首を起こす 冷えた地表からは 地霧が湧き上がっている   白いシフォンを 風に戦がせたような   確かな温度が 降り注ぐ昼中の陽光が そこに その動を天に向けて 私達は変わってゆくのだ 着実に光の粒を 素肌に受けながら 季節にその名の意味を 寄せながら まだ少し足元は寒い 爪先立ちをして 唇を耳珠に当てたら   永遠の春が そこにはあった

          語れば語るほど 薄く溶けゆく水面の泡 色を持たず 空気に淡く 時に地層深く堕ち 熱い核心の先端で暖を取り 浮き上がり海に泳ぎ 清流を逆行しては 空を仰ぐ 心騒ぐ鮮やかな藻の緑 花弁が水泡を押し開けば   花藻咲く 中指の爪先が水面を押し上げ 空を掻く頃 白み始めた一日が 我らを照らす 全身の力を抜き 時という名の小舟の上 行き着く先で 天体の影を眺める 闇の破裂の延長に 身を委ねれば 小さな地球の 蒼い溜息を聞く 星という星の流