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イラスト使ってもらいましたnote

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イラスト使ってもらいました。さまざまな方の物語を読むことができて、とても楽しいです。描いた者としてこんな特権もあるんですね。よければご覧ください。
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2020年11月の記事一覧

嫌いなわけじゃなかった

嫌いなわけじゃなかった

学校が嫌いなわけじゃない
教室が嫌いなわけじゃない
クラスメイトが嫌いなわけじゃない
友達がいないわけじゃない

ただ
学校が怖くて
教室が怖くて
クラスメイトが怖くて
友達すらも怖くて

だからか
通学路で固まった
教室への曲がり角で固まった
クラスメイトの前で声が出せなかった
友達とすら話せなかった

大人はその理由を知りたがった
でも、私は上手く話せなかった
理由がわからなかったわけじゃない

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Pride

Pride

人と人 すれ違い

人と人 狂おしく

ひとつ言えるのは

サジを投げたら

確実におしまいだということ

明るい未来のために

一歩でも前進するために

次の一手はどうする?

物事を無傷で変化させることはできるのか

無血革命 無論願わくばそうしたい

夢を叶えた英雄たち教えてくれよ

あんたは全ての面で僕より秀でていたのかい?

夢を叶えた英雄たち答えてくれよ

あんたも僕と同じように時に失

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(短編)殺伐院高校の決斗

(短編)殺伐院高校の決斗

殺伐院高校の校庭に一陣の風が吹いた。

時は夕刻。橙色の光の下でふたりの男が睨み合っていた。

一方の青年の学ランの裾がたなびいた。

野性味がありながらも整った容姿とそれに不釣り合いな右頬に走る傷跡。
すらりとした長身ながら引き締まった体。只者ではないオーラに溢れていた。

もう一方の男は対照的に岩山のようにごつい肉体の上に大雑把に個々のパーツを貼り付けたような顔つきの巨漢。
殺伐院高校を支配す

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ひよこクラブVol.22 その席は、誰が決めるのか? 〜席替えする意味(後篇) 〜

ひよこクラブVol.22 その席は、誰が決めるのか? 〜席替えする意味(後篇) 〜

 たった一人の生徒のクレームを聞き入れた結果、次々に玉突きが起きて、いつの間にか生徒たちの思い通りの席替えになっている。

 でも、これは実際には一部の生徒の思い通りになるのであって、「生徒全員の思い通りの席替え」には決してなりません。その理由はみなさんおわかりだと思います。どういう共同体にも先天的にパワーバランスは存在します。その構図が顕在化しないこと、見えないことが大事なのであって、浮き彫りに

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ひみつ道具よりドラえもんがほしい。

ひみつ道具よりドラえもんがほしい。

 『STAND BY ME ドラえもん2』が先日公開されました。ドラえもんといえば、ひみつ道具です。ドラえもんのひみつ道具は魅力溢れるものばかりで、1度はこれが欲しいなとかあれが欲しいなと想像したことがあるのではないでしょうか。しかし、現在、いろんなことができるようになった時代です。ひみつ道具よりも、ドラえもんというかけがえのない存在が1番欲しいものといえるのではないでしょうか。

 ドラえもんは

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変わるモノ、変わらないもの

変わるモノ、変わらないもの

まだ締め切り2本抱えてるのに、noteに来てしまった。「テスト勉強から現実逃避する中学生か、お前はッ」と自分で自分に突っ込みたくなる。
でもやめられないので、タイムアタックで書いてみる。

今でもそうだが、私は活字中毒だ。
なので、機会があると学校の文学サークルの会誌なども読んでいた。
でも、書き手の感性がよくわからないものも多い。(完全に好みもある)

そんな時、ある作品にグイグイ引き込まれた。

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#子育ての日々に和歌を 11/25

#子育ての日々に和歌を 11/25

去年の夏。長男が公園でベビーカーに乗ったままおひるね。地元だったので、なんだか急に懐かしく高校生の頃が思われて、

あの夏の行方思へばうたた寝の夢にも響くひぐらしの声

(公園で目を閉じて、ひぐらしの声を聞いていると、楽しかったあの頃の夏が思い出される。あの夏はどこに行ったんだろう。懐かしいな。)

親不孝者のささくれ立ち。

親不孝者のささくれ立ち。

ささくれ。
それは指に発生する不定期イベント。
経験したことがない人はいないんじゃないか。

私はよく指にささくれが起こる。そして、その痛みは親の言葉を思い出させる。まったく、親のことをフラッシュバックさせる要素が多くて困るなあ。

「親の言うことを聞かないから、ささくれが出来るんだよ!」

子供は親が全てだ。だから、自分は親不孝者なんだと思うことになる。命じられたお手伝いは完璧にこなせないし、自

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脱皮

脱皮

みんなぐるぐるまわって
ぬけがらをぬけだしている

巨人棒持っといて
すりこぎくらいの大きさ長さの
いざというときにあてるのか

学校の「当たり前」をやめた。 ― 生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革

学校の「当たり前」をやめた。 ― 生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革

EdTechのビデオにも登場していた工藤校長の本。

まず、ここまでやれるんだ、と驚いた。法律などでかなりがんじがらめで、やれることがとても限られているのかと思っていたから。

本書で書かれていることの一つ一つについては、各学校の事情、効果の賛否があってしかるべきだと思うが、最も注目しなければならないのは、目的指向で様々なビジネスツール(工藤校長はビジネスツールとは明言していないが、良いとされるビ

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自分で選ぶ

自分で選ぶ

私は、お腹が空いた時に、何を食べようとかどこで食べようとか決めるのが大の苦手だ。

自分一人でも、例えばお店を選ぶとなると、どっちがいいだろう?ああでもない、こうでもないと、飲食店街を何往復もして、決めきれなくて、他のお店に行って、とか無駄な時間を過ごしている。仕事の日は、毎日決まったサラダを持っていくので、何の問題もなく、迷う暇もないのだけれど、お休みの日くらい、美味しいものを食べよう!と思うほ

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ショートショート「寄星虫」

ショートショート「寄星虫」

「ねえ、ママー」

 その男の子は、図鑑を見ながら甘えた声を上げた。

「キセイチュウってなあにー?」

 幼児が読むには厚くて高価すぎるその図鑑を買ったのは祖父母だった。

 子どもの教育に効果があると思って祖父母に買わせるよう誘導したのは母親だったが、今となっては子どもが読むたびに繰り出してくる「なあに?」攻撃にうんざりし、図鑑を買わせたことを後悔していた。

 今も、息子の声が聞こえてはいた

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わたしの目標

わたしの目標

こんばんは(^^)/はちです

今私は管理業務主任者というマンションの資格に挑戦しています

この資格をとりたいと思ったのは、芸能活動の最中でいろいろと自分のやりたかったことが見えてきて、今あるうちの時間で自分の目標を立てようと決めました

今やっていることは資格に向けて猛勉強中ですが、いろいろと自分の可能性を出したかったからです

私は、今まで自分の置かれている状況や、環境の中で出来ることを見つ

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とりとめのない日曜日の記録

とりとめのない日曜日の記録

(沖名ギス)

久しぶり!本当に久しぶり!

ギリギリ持ちこたえた人がいたのに、僕はIDとパスワードを忘れちゃいました。ごめんなさい。

自分でもびっくりするくらい、いろんなことがあった!この更新しなかった間に。

だから書きたいことが溜まりすぎてる。

それを一つ一つ取り出して、あれこれ紐解いて・・・

と、思ったんだけど、

あまり飛ばしすぎても続かなくなりそうだし(せっかくの再スタートの出鼻

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