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親不孝者のささくれ立ち。

ささくれ。
それは指に発生する不定期イベント。
経験したことがない人はいないんじゃないか。

私はよく指にささくれが起こる。そして、その痛みは親の言葉を思い出させる。まったく、親のことをフラッシュバックさせる要素が多くて困るなあ。

「親の言うことを聞かないから、ささくれが出来るんだよ!」

子供は親が全てだ。だから、自分は親不孝者なんだと思うことになる。命じられたお手伝いは完璧にこなせないし、自分から手伝いを積極的にするほどいい子でもない。親不孝だから、ささくれが出来る。だから、痛くても訴えちゃいけない。無言で剥いて、治るのを待つしか無い。

ささくれが出来る原因は、2つ。
・皮膚の乾燥、手荒れ
・栄養の偏り(主にビタミン類)

ささくれ=親不孝者というのは、栄養の偏りがお菓子ばっかり食べてるとか、そういうものに関連付けられた言われらしい。という理由は、大人になれば理解できるものだろう。ささくれが出来たからって、別に親不孝をしたわけじゃない。たとえ親の言うことを聞かずにお菓子ばかり食べて栄養が偏っていたとしても、ただの自業自得で、親に損のあることじゃないはずだ。

わかっているのだ。

わかっているのに、思い出してしまうのだ。

「うるせー!!」

親の言うことを聞いていたってささくれは出来る。

そんなことを思いながら、冷たい水で食器を洗うのだった。

ここまで読んでくださってありがとうございます。毒親育ちの自分に嘆くばかりだった人生から、少しずつ前を向けるようになりました。このnoteは、誰かが前を向くきっかけになればいいな、と思っています。もしよければ、また覗きに来てください!