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#私の作品紹介

SNS、秒の言葉、秒の気持ち。

SNS、秒の言葉、秒の気持ち。

スマホって手のひらから生えてるんですか?
時折そう言いたいじぶんがいた。

朝もスマホのアラームで目覚め。
Twitterをお布団の中でチェックして
返事を出して、時には温い電気ブランケットの
なかで一仕事してしまう。

言葉がスマホを通してなら言える。

元Twitterなら言える、Xなら言える。
みたいな世界からいったん
抜け出したかった。

きっかけはこちらの記事だった⇩

そうか、こうすれ

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「僕と目をあわせてくださいませんか」という言葉に出会って。

「僕と目をあわせてくださいませんか」という言葉に出会って。

この間、デパ地下で夕ご飯を探していた時に。

新潟から来てお魚を売っていた方がいらっしゃって。

なんどかそこをぐるぐる回っていてちょっとその場から
離れた時に

「お願いですからぼくと目をあわせてくださいませんか」
って声が聞こえた。

大阪弁の人懐っこさで道行く人にとにかく懇願していた。

え?

聞き間違ったかなった思って。
もう一度聴いていたら、もっと大きな声で

「お願いですから、ぼくと

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ぜんぶちがう。

ぜんぶちがう。

なにかを思って、ひとつ書いた。

気が付くとそれはキャンバスいっぱいにひろがっていた。

そして。

これが、わたしのポートフォリオ。

おなまえ、考え中。

「短編小説」聖母マリアは死なない 3

「二人じゃ足りない」

保証人を立てなくても借りられる安アパートに帰って実花は考えていた。
トイレと風呂が一緒になった狭いユニットバスルームで焦げ臭くなった髪を洗い流す。
自殺しても死ねないなら、自分を合法的に裁いてもらおう。日本で確実に「死刑」になる為には二人では足りないだろう。
では、どうしたらいい?
風呂から上がると実花は小さなテーブルの上にパソコンを開いた。

日本で最悪の死刑囚と言われた

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今日のおはなし

今日のおはなし

これ、なんだろうね。

たくさんおちてるね。

なんだろうね。

あ。

ココロのおとしものだ。

「おとしものですよ。」

ココロのおとしものはお花の種になりますよ。

いつかお花はが咲くので、花壇に植えてくださいね。

私の知っている誰か、今はどうしているかわからない誰かへ。
ココロのおとしもの、拾ってくれる人がいるといいな。

偶然を描いたドラマの中で、いちばん好きかもしれない。

偶然を描いたドラマの中で、いちばん好きかもしれない。

『いちばんすきな花』。

こんなにやわらかいタイトルなのに
なんて厄介なドラマなんだろう。

noteでドラマ感想文を書くのはたいてい
一本につき一度きりなのに。

これで三度目だ。

登場人物の誰にもじぶんは似ていないくせに
なにか、とても懐かしい感情にであっている
気持になる。

懐かしいって都合のいい言葉だけど。
感情が懐かしいいのだ。

このドラマのタイトルのひらがな寄りな
ところもすき。

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『UFOと転校生』

「それは、お父さんに聞いてみなさい」
そんな声が、キッチンから聞こえてきた。
また来た。
妻が忙しい時に、あるいは自分で答えたくない時に、いつも使う手だ。
娘が雑誌を抱えて、こちらに走って来る。
来年、小学校に入学する子を対象した雑誌だ。
一旦休刊していたのが、この秋に復刊して話題になった。
娘が欲しがったのと、こちらも懐かしくて買い与えた。
もちろん、表紙のロゴやデザインはそのままでも、
内容は

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「ショート」12月のバラード#「シロクマ文芸部」

「ショート」12月のバラード#「シロクマ文芸部」

十二月が来る。
十一月が終われば十二月になるのは当たり前だ。
でも俺にとって十二月は一生忘れられない月なんだ。

あの年の12月 
俺はまだ大学の2年生で将来の進路も決められないまま文学部なんて、つぶしのきかない学部で学生生活だけを謳歌していた。
文学部のいいところは、女子の比率が圧倒的に高いことだ。御多分に洩れず俺はクラスの中でかなり可愛い部類に属する葵という彼女が出来た。入学して間もない頃から

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履歴は問いません、今のあなたがみたいんですと言ってくれた人。

履歴は問いません、今のあなたがみたいんですと言ってくれた人。

こういう返事が返ってくるだろうなって

どこかで人は想像しながら話しかける

ことってあるけれど。

想いもよらない返事を頂いて、そのことが

忘れられないことってある。

わたしは、むかし1冊だけ短歌集の本を

出版したことがあった。

その時、とある方からお声をかけて頂いて、

ぼくたちのサイトで、もしよろしければ

書いてみませんか? と、お誘いを受けた。

今お誘いを受けたと、しれっと落ち

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【定期】自分の絵が大好きな癖に自分の絵に悩む問題

【定期】自分の絵が大好きな癖に自分の絵に悩む問題

絵描きの皆さんもそうでない方も、こんにちは

一括りにして「オレは違う」っていう方がいたら申し訳ないけど、私の思う絵描きの大多数が定期的に遭遇する問題です。

『自分の絵が大好きなくせして、たびたび自分の絵に悩む問題』

絵を描いているひとって、自分の絵が嫌いだっていうひと、どのくらいいるんでしょうか。私の感覚ではなかなかいないのかなって思ったりしています。
未熟でも、「ここが上手く描けた!」とか

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8月31日の夜、出会ったことのない誰かに。

8月31日の夜、出会ったことのない誰かに。

8月31日の夜に。

そのことを3年前にもnoteに書きながら
少し偽善的かもしれないと思ったことが
ある。

もう学校が始まっている人たちもいるから
それは8月31日に限ったことではないけれど。

明日学校に行くのが嫌だと思っていない
切羽詰まっていないわたしが
書くことにどんな意味があるんだろうって思い
ながら。

それにちゃんと著名な方が書いた方が届くこと
も知っている。

わたしは子供もい

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わたしが書きました、というのが精一杯だった小6の夏。

わたしが書きました、というのが精一杯だった小6の夏。

春はあけぼの。
夏は夜。
秋は夕暮れ。

そんなことが枕草子では書かれているけれど。

夏は夜もいいけど。

夏はこどもだと思ってる。

夏になると、じぶんが幼かった頃のことを
思い出すそんなしくみにあふれていて。

わたしは夫も子供ももたなかったせいか
いまだに、子供視線でものを追ってしまう。

作文きらいだったなって思いながら今も
noteを書いている。

わたしは小学校を三度転校しているけれ

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たくさん描かせてもらえるって本当にありがたくって、

たくさん描かせてもらえるって本当にありがたくって、

なんだか、気がついたら私にしては更新が開いていました。
実はそんなに絵も溜まってる訳ではないのですが、まあちょこちょこあるので。

配色事典から
なんだかぶどうみたいな色だな、と思ったので秋っぽいのにしようと思ったのですが、うーんちょっと中途半端だったかもしれません

これも配色事典からなのですが、どうやって仕上げたらいいか全然わからなくなって大迷走し、もうわからないから途中でやめたやつ・・・。

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言葉を贈ってもらうという幸せ。

言葉を贈ってもらうという幸せ。

本のタイトルとかでも今さらだけど、

「伝える」っていうワードがあふれてる。

伝えるってなんだろうって思ってみる。

小さい頃もあまり喋らない子供だったので

何かを伝えたり訴えたりしてこなかった

気がする。

創作的なものを「書く」ことをしているときも

伝えたいと思って書いているのかって

聞かれたら、いっぱいいっぱいなので、

なにも考えていないというのが正直な

ところかもしれない。

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