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超常現象に関する本のレビュー集

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超能力、UFO、幽霊などの心霊現象、未確認動物(UMA)、超古代文明、魔術など、オカルト的なことに関する本のレビューを集めてあります。
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#オカルト

あなたの知らない都市伝説の真実: だまされるな!あのウワサの真相はこれだ!

あなたの知らない都市伝説の真実: だまされるな!あのウワサの真相はこれだ!

あなたの知らない都市伝説の真実: だまされるな!あのウワサの真相はこれだ!

 二〇一四年現在、世間でささやかれる都市伝説について、その真相を暴いた本です。
 
 廉価なコンビニ本なので、「都市伝説をネタに、扇情的なことを、あることないこと書き立てた本だろう」と、誤解されやすいですね(^^;

 外見に惑わされてはいけません。内容は、まじめです(^^)
 著者は、筋金入りのオカルト懐疑論者

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日本の幽霊

日本の幽霊

日本の幽霊

 日本人が、「幽霊」というものを、どのようなものだと思ってきたのかを、解説した本です。

 というと、堅苦しい本のようですね。決して、そんなことはありません。
 文章が平易で、読みやすいです。話題も、世俗的なことを、うまく取り上げています。頭でっかちの学者さんが書いた、という感じではありません。

 本書が最初に世に出たのは、一九六二年(昭和三十七年)です。それから何回か再版さ

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天使たち妖精たち―精神世界の霊的存在

天使たち妖精たち―精神世界の霊的存在

天使たち妖精たち―精神世界の霊的存在

 最初に書いておきます。ルドルフ・シュタイナーの思想を理解したいと思う人以外は、本書を読む必要はありません。

 ルドルフ・シュタイナーは、二十世紀の初めに活躍した、偉大な思想家です。一般的には、「シュタイナー教育」の人として、知られるでしょう。
 偉大な思想家だからといって、すべての人が、彼の思想を理解しなければならないわけではありません。むしろ、大部

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空飛ぶ円盤の真実 (超科学シリーズ)

空飛ぶ円盤の真実 (超科学シリーズ)

空飛ぶ円盤の真実 (超科学シリーズ)

 「空飛ぶ円盤」という呼び名は、一定以上の年齢の方にとっては、懐かしいと思います。
 現在の言葉で言えば、UFO(未確認飛行物体)ですね。昔は、UFOという呼び名より、「空飛ぶ円盤」―Flying Saucerの訳語―のほうが、一般的でした。

 本書は、UFOが「空飛ぶ円盤」と呼ばれていた頃の、一般向け解説書です。
 著者のフランク・エドワーズ氏は、

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謎解き超科学

謎解き超科学

謎解き超科学

 さまざまな超常現象の謎を解いている団体、ASIOSの著作です。
 本書では、ちまたにはやる、一見「科学的」な伝説の真相に迫っています。

 本書の題名で言う『超科学』とは、「科学的なように見えて、じつは、科学を超えたオカルト」くらいの意味です。
 「科学的」に見える話を探ってゆくと、宗教に起源があったり、単なる勘違いだったりして、がっかり、ということが多いです(^^;

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英国幽霊案内 (幽BOOKS)

英国幽霊案内 (幽BOOKS)

英国幽霊案内 (幽BOOKS)

 英国に出没する幽霊を、大真面目に紹介した本です。
 著者は、多くの「幽霊物件」を、実際に現地調査しています。そこに、好感が持てますね(^^)

 原著の刊行が一九七一年ですので、情報が古いのが難点です。
 けれども、そのぶん、英国の古典的な幽霊物件は、これ一冊に網羅されています。

 著者のピーター・アンダーウッド氏は、幽霊の実在を信じている人です。英国

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心霊の次元 (1985年) (超科学シリーズ〈7〉)

心霊の次元 (1985年) (超科学シリーズ〈7〉)

心霊の次元 (1985年) (超科学シリーズ〈7〉)

 二十世紀初期の心霊研究家、ナンドー・フォドーの著作です。
 彼は、欧米では、非常に有名な心霊研究家です。けれども、日本では、まったく知名度がありません。
 彼の著作で、日本語に訳されているものは、私の知る限り、これ一冊だけです。

 ナンドー・フォドーの著書では、"An Encyclopedia of Psychic Science"

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ぼくらの昭和オカルト大百科 (大空ポケット文庫)

ぼくらの昭和オカルト大百科 (大空ポケット文庫)

ぼくらの昭和オカルト大百科 (大空ポケット文庫)

 一九七〇年代の日本に巻き起こった、オカルトブームを回顧した本です。
 当時をリアルタイムで体験した方には、非常に懐かしい本でしょう。一読の価値があると思います(^^)

 そもそも、表紙の絵からして、キています(笑)
 この表紙は、五島勉【ごとう べん】氏の『ノストラダムスの大予言』シリーズのパロディなんですね。このシリーズは、一九七〇年

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謎解き超常現象DX

謎解き超常現象DX

謎解き超常現象DX

 超常現象を、懐疑的に解説している本です。
 というと、何だか、難しそうですね(^^;

 内容は、難しくありません。世の中で不思議に思われている現象の正体を、わかりやすく解説している本です(^^)
 超能力、UFO、心霊現象、未確認動物(UMA)、超古代文明といった分野が、取り上げられています。いわゆる、オカルトとか、スピリチュアルとかいわれる分野ですね。

 こう

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モスマンの黙示 (超科学シリーズ〈2〉)

モスマンの黙示 (超科学シリーズ〈2〉)

モスマンの黙示 (超科学シリーズ〈2〉)

 超常現象を愛する人たちのあいだでは、伝説となっている名著です。
 残念ながら、二〇一二年現在では、古本でしか入手できません。

 入手困難でも、UFOや、未確認動物(UMA)がお好きなら、読む価値があります!

 本書に書いてあることは、衝撃的です。ドキュメントと銘打たれていますが、どこまで本当に起こったことなのかは、わかりません。
 もし、

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錬金術 (アルケミスト双書)

錬金術 (アルケミスト双書)

錬金術 (アルケミスト双書)

 題名どおり、錬金術の本です。
 ここで言う錬金術とは、ものの譬えではなく、文字どおりの意味の錬金術です。卑金属(鉛【なまり】などの、宝石にならない金属)を、貴金属(金など、宝石扱いされる金属)に変える術のことです。

 現代の科学では、「錬金術は実在しない」ことが、わかっています。
 本書に載っている実験を行なっても、「実際に金が得られる」ことは、あり得ませ

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土佐・物部村 神々のかたち

土佐・物部村 神々のかたち

土佐・物部村 神々のかたち

 高知県の、物部村【ものべそん】という村に伝わる民間信仰「いざなぎ流」について、解説した本です。
 物部村は、平成の大合併により、現在は、高知県香美【かみ】市の一部となっています。

 いざなぎ流は、現代に残る陰陽道【おんみょうどう】とも言うべきものです。呪術的な要素が濃いです。
 村の中でだけ、ひっそりと伝えられてきました。今もなお、外部には、すべてが明らかに

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心霊の文化史---スピリチュアルな英国近代 (河出ブックス)

心霊の文化史---スピリチュアルな英国近代 (河出ブックス)

心霊の文化史---スピリチュアルな英国近代 (河出ブックス)

 ヨーロッパの「心霊主義」について、解説した本です。
 十八世紀末から、二十世紀初頭までの時代を、取り上げています。

 主に扱われている時代と国は、十九世紀のイギリスです。
 なぜ、この時代、この国なのかと言えば、当時のイギリスは、大オカルトブームだったからです。「心霊主義」というものが、はやりました。
 心霊主義の影響は、

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異界談義 (知恵の森文庫 t つ 2-1)

異界談義 (知恵の森文庫 t つ 2-1)

異界談義 (知恵の森文庫 t つ 2-1)

 異界、つまり、この世とは違う世界について、さまざまな切り口からとらえた本です。
 死後の世界、妖怪、イタコ、風水、都市伝説などに興味がある方に、お勧めします。

 本書は、二〇〇一年に、国立歴史民俗博物館で開催された「異界万華鏡―あの世・妖怪・占い―」という展覧会に付随して作られました。
 この展覧会に際して、「異界万華鏡を語る」というフォーラ

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