いまはもうない実家に植えてた ニュードーンという品種名のバラ 家がなくなった時抜いた。大事にしてたのに。 ふとその香りを思い出しちゃった。 香りは忘れていた余計な事まで思い出させるね。 もう思い出しても気にならないようになったでしょ? て 香りはそう教えてくれたバラの亡霊。
【国境、テリトリー、境界】 その見えない線の重要性は、それを協定するに至った生贄の量と質に比例する。 個人の内と外とを隔てる【表皮と衣服と装飾品】 それらの重要性はそれ自体よりもあまりにも過剰に設定されている。 物質的には数kgのそれらは、過去の亡霊により強く守られているから。