明日を忘れて眠りの街で踊る言葉を交わすのは 暗い夜の寂しさから逃げる術は それしか無いと悟ったから 不器用なこの手では 触れる物全てを傷つけてしまう だから 誰も悲しまない様 亡霊になって この身を消すんだ そうすれば君の体の内側にも入ってゆける 爽やかな泡が弾けるような歌で 踊れないはぐれもの 夏の亡霊 温い風が絡む 群れるほど寂しく心が浮かぶ 僕は夏の亡霊 誰も触れられない世界で遊ぶ いつか 誰も触れられない世界へ君を 攫ってみせる
空は人の想いを映し 雲はこの惑星の想いを浮かべる この世から飛び立つその時は 生活の中で零れた 2人の愛だけを持っていく 最初からそう決めていた 次元を越える翼が生えて 君とはしばしのお別れさ 悲しみから溢れる涙はこの翼で包んでやろう ビル群の影に曇らされ 型にはまる事を求められ それでも自由をただ夢見て 命を燃やして生きてきた 後悔など微塵も無い ただ安らぎと光に満ちた世界で また逢おう そして何も考えず 2人で愛と戯れよう
ずっとコルクで閉じておいた 大切に育んだ記憶を今君に明け渡す 細やかで傷つくこともあったけど だからこそ 些細な言動に隠れた優しさや愛に 気づけることもあった 見た景色生き方も僕らはまるで違うけれど だからあなたの深みや内側からの麗しい香りに夢中になれた 赤い叫びと清らかな白い光 それこそ僕の全て 君に味わって欲しい 記憶を飲み干せば 明日はもう忘れて ただ微睡んで そうすれば 尖っていた心も丸みを帯びて 息遣いや君の滑らかな体に優雅な香りが 纏わりつ