猿渡|ビジネスライター

インタビューを中心としたライターです。コラムやプレスリリース作成もお請けします。|得意…

猿渡|ビジネスライター

インタビューを中心としたライターです。コラムやプレスリリース作成もお請けします。|得意テーマはIT業界・DX、セキュリティ、HR領域・組織開発。noteで書くエピソードトークはフィクションかもしれません。|お仕事のご相談は office.tasukebune@gmail.com

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固定された記事

猿渡 |プロフィールとお仕事依頼

はじめまして。猿渡と申します。 「オフィス助け舟」という屋号でライター業を営んでいます。 こちらの記事は、自己紹介や簡単な経歴などを書いています。また、お請けで…

仕事で千本ノックを浴びてフレキシブルになった話

フリーランスの野良ライターになって以降、ありがたいことに、複数社とやりとりさせてもらっている。 ケースにもよるんだけど、ぼくのような野良ライターとエンドのお客様…

投資の神様が教えてくれた判断の迷いを減らす方法

30台の前半くらいのころ、過重労働とマルチタスク作業の弊害で、こころの弾力がなくなった。まるで着古したスウェットパンツのゴムひもみたいに、びよんびよんと、思考が伸…

偉い人たちのカバン持ちをしていたら長年の体調不良が治った話

職場の中の人間関係はめんどくさいものだ。「何の不平不満もなく良好!」という人をまずもって聞いたことがない。 その人間関係の中でも、役員など偉い人たちの近くで接し…

怒りとは鍋の噴きこぼれ

会社がちがう(といってもぼくはフリーランスだけど)友人とさいきん飲んだとき、友人が「時代に逆行するパワハラ上司が増えている」といって嘆いていた。同業他社からの転…

職場で毒霧を吐くひとたちへの対応

職場でグチや文句、他人に対する誹謗中傷といった攻撃(口撃)をくりかえして止まらないひとが、まれにいる。 願わくば距離をおいてお近づきになりたくないところだ。ただ…

後悔を先に立たせる

40手前になって、初めてライター稼業をしている。 クラウドソーシングサイトでのやり取り、直接の営業活動、ICレコーダーの使い方、SlackやChatworkといった使用経験のな…

相手の気持ちを受けとめられないのはビジネスの副作用かも

1つ前の投稿でオウム返し(伝え返し)について書きました。 オウム返しはカウンセリングの技法で、相手との信頼形成のほか対話の促進にも効果を発揮します。 さいきんでは…

インタビュー時の「オウム返し」の技法

フリーランスでライターをしているのですが、仕事に活用できる技法をそのポイントの整理もかねてnoteにまとめました。ご参考までに。 インタビューで役に立つ技法の1つに…

若いころに気づかなかった会社と仕事に関する10の事柄

4月1日、多くの会社で入社式の日だろう。フリーランスの分際だけど、すこし老害っぽいことを書いてみたい、と思う。 社会人になって、10数年してからようやく気がついた事…

瑞々しい文章と硬質な文章

自分の文章は硬質である、と思う。われながら硬ぇ。長年、ビジネス文書に慣れ親しんたので、いまさら文学的な「天馬空を行く」がごとく自由奔放で煌めく表現など思いつくわ…

「忙しい」という感情表現と4つの反応

すっかりnoteの更新が滞ってしまった。しまった! 3月上旬から複数のインタビュー取材(対面とWeb会議)など、慣れていない仕事で忙しかった。今、3月末になってようやく…

職場における過剰適応の連鎖

Twitter(現:X)に、こんなポストがあった。配偶者に対してじゃなくても、こういう意味不明に攻撃的な気分ってあるよなあ、と思ってしまった。 以前の同僚が部署異動して…

職場で、ケアするのは誰か?

職場で疑問に思っていたことがある。誰かを配慮したり、気遣いを向けることに対して、無言の抵抗のような、ためらいの気分が生じるのはなぜなんだろう、と。 たぶん、ぼく…

組織の縦割りの原因は「仕事の高度化」

仕事を高度化すること。専門性を高めることは一般的に望ましいとされる。社員一人ひとりがスキルを高めて、その能力を結集することで会社や組織を良くできると考えられるか…

右向け右のトランスフォーメーションとぎっちょ(左利き)の話

小学生の低学年のころ、教室で先生が「左手はお茶碗をもつほうだよー」と何かの話の途中で説明した。ぼくは左利きなのでお茶碗をもつのは右手だ。 まぁええねんけどな。左…

猿渡 |プロフィールとお仕事依頼

猿渡 |プロフィールとお仕事依頼

はじめまして。猿渡と申します。
「オフィス助け舟」という屋号でライター業を営んでいます。

こちらの記事は、自己紹介や簡単な経歴などを書いています。また、お請けできるお仕事を詳細やご依頼方法もまとめています。
(最終更新日:2024年2月11日)

目次
自己紹介1984年生まれ、関西出身です。1995年に阪神大震災に被災し、大分県に転居。2年後に関西に戻って、大学卒業の2007年まで住みました。

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仕事で千本ノックを浴びてフレキシブルになった話

仕事で千本ノックを浴びてフレキシブルになった話

フリーランスの野良ライターになって以降、ありがたいことに、複数社とやりとりさせてもらっている。

ケースにもよるんだけど、ぼくのような野良ライターとエンドのお客様のあいだにはマーケティング会社や制作会社が入ることが多くて、原稿の加筆・修正の戻しはそうした代理店のご担当者様からもらう。

戻しをもらうとき、まれにご担当者の人から結果的に二度手間になるような指示をもらうケースがある。それはぜんぜん仕方

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投資の神様が教えてくれた判断の迷いを減らす方法

投資の神様が教えてくれた判断の迷いを減らす方法

30台の前半くらいのころ、過重労働とマルチタスク作業の弊害で、こころの弾力がなくなった。まるで着古したスウェットパンツのゴムひもみたいに、びよんびよんと、思考が伸びきって元に戻らなくなった。

自分のあたまが、まるで餅つきの石うすに放り込まれ、杵に打たれ、水をまぶされはこねくり回され、細胞という細胞が破壊されたような感覚だった。

(仕事にはがんばりどころもあるけれど、働きすぎてはいけませんね)

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偉い人たちのカバン持ちをしていたら長年の体調不良が治った話

偉い人たちのカバン持ちをしていたら長年の体調不良が治った話

職場の中の人間関係はめんどくさいものだ。「何の不平不満もなく良好!」という人をまずもって聞いたことがない。

その人間関係の中でも、役員など偉い人たちの近くで接していると、寵愛を受けて良い思いをする人もいるけれど、政争の果てにその役員が失脚することもあって、長期的に見れば寵愛によるメリットは続かないことが多い。

ただ、そういう偉い人に取り入ろうとする小狡い考えを抜きにすれば、競争を勝ち抜いてきた

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怒りとは鍋の噴きこぼれ

怒りとは鍋の噴きこぼれ

会社がちがう(といってもぼくはフリーランスだけど)友人とさいきん飲んだとき、友人が「時代に逆行するパワハラ上司が増えている」といって嘆いていた。同業他社からの転職組らしい。

さいきんも別の部署の部長が、成績の振るわない若手社員に対して「お前のやっていることは会社の利益を詐取しているのと同じだ。今から警察を呼んで捕まるか、ドツキ回されるか、どっちか選べ」と恫喝していたらしい。

「で、その子はどう

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職場で毒霧を吐くひとたちへの対応

職場で毒霧を吐くひとたちへの対応

職場でグチや文句、他人に対する誹謗中傷といった攻撃(口撃)をくりかえして止まらないひとが、まれにいる。

願わくば距離をおいてお近づきになりたくないところだ。ただ、不運にも同じ部署になってしまい、グチや文句に付き合わないといけない状況のひともいると思う。

グチや文句が厄介なのは、自分に向けたもののように感じてしまう人間の防衛本能が作動するところだ。第三者に向けたグチや文句でも、わがことのように感

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後悔を先に立たせる

後悔を先に立たせる

40手前になって、初めてライター稼業をしている。

クラウドソーシングサイトでのやり取り、直接の営業活動、ICレコーダーの使い方、SlackやChatworkといった使用経験のないツール、MS Officeとは仕様がちがうGoogle Workspaceなど、いろんなことが初めてづくし。

文章ひとつとっても、それなりに書ける自負があったのだけれど、クライアントからの直しをていねいに確認するたび自

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相手の気持ちを受けとめられないのはビジネスの副作用かも

相手の気持ちを受けとめられないのはビジネスの副作用かも

1つ前の投稿でオウム返し(伝え返し)について書きました。
オウム返しはカウンセリングの技法で、相手との信頼形成のほか対話の促進にも効果を発揮します。

さいきんではビジネスの世界でも、上司部下の1on1ミーティングを円滑にするためのソフトスキルとして習得が推奨されているらしいです。

しかしながらこの「オウム返し」は、カンタンそうに思えても実践しようとすると案外むずかしいものです。

例えば部下が

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インタビュー時の「オウム返し」の技法

インタビュー時の「オウム返し」の技法

フリーランスでライターをしているのですが、仕事に活用できる技法をそのポイントの整理もかねてnoteにまとめました。ご参考までに。

インタビューで役に立つ技法の1つに「オウム返し」があります。別名では「伝え返し」とも言われます。

もとはカウンセリングで使われる基本的な技法です。クライエント(患者)が発したことばをカウンセラーがそのままオウム返しをすることによって、クライエントとの信頼形成やクライ

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若いころに気づかなかった会社と仕事に関する10の事柄

若いころに気づかなかった会社と仕事に関する10の事柄

4月1日、多くの会社で入社式の日だろう。フリーランスの分際だけど、すこし老害っぽいことを書いてみたい、と思う。

社会人になって、10数年してからようやく気がついた事柄を10個ほどまとめてみた。「あひみての のちの心に くらぶれば 昔は物を 思はざりけり」とは百人一首に撰ばれている有名な恋歌だけれど、人生一般に当てはまる名句と思われる。

①会社の仕組みはよくできているある程度の歴史のある会社では

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瑞々しい文章と硬質な文章

瑞々しい文章と硬質な文章

自分の文章は硬質である、と思う。われながら硬ぇ。長年、ビジネス文書に慣れ親しんたので、いまさら文学的な「天馬空を行く」がごとく自由奔放で煌めく表現など思いつくわけがない。習慣化は、ときに切ない成果を生む。

***

インタビューをして、企業の事例紹介ページや採用ページに掲載する文章を書いている。自分で取材することもあれば、インタビュー済みの音声データを提供してもらい、構成を整理して執筆する場合も

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「忙しい」という感情表現と4つの反応

「忙しい」という感情表現と4つの反応

すっかりnoteの更新が滞ってしまった。しまった!

3月上旬から複数のインタビュー取材(対面とWeb会議)など、慣れていない仕事で忙しかった。今、3月末になってようやく落ち着きを見せ、書きかけの記事に着手している。我ながら不器用なものだと恥じ入る。

「忙しい」は状況説明にならないそういえば、サラリーマン時代にも、職場で不用意に「忙しいんですよねー」と言ってしまい、上司から激詰めされた記憶がある

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職場における過剰適応の連鎖

職場における過剰適応の連鎖

Twitter(現:X)に、こんなポストがあった。配偶者に対してじゃなくても、こういう意味不明に攻撃的な気分ってあるよなあ、と思ってしまった。

以前の同僚が部署異動してから人柄が変わった取引先との懇親会で、同じような話題になった。取引先のひとりが言う。

「以前、同じ部署にいた同僚がいて、さいきん業務上のやり取りをしたら、えらく怒られた。具体的にはTeams(Microsoftのチャットツール)

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職場で、ケアするのは誰か?

職場で、ケアするのは誰か?

職場で疑問に思っていたことがある。誰かを配慮したり、気遣いを向けることに対して、無言の抵抗のような、ためらいの気分が生じるのはなぜなんだろう、と。

たぶん、ぼくの前職の会社に特有のものではなく、社外の友人や知り合いと会話する中でも感じることなので、世間一般おしなべて、そういうものだと思い至っている。

この違和感の正体は何なのか、つねづね考えていたところ、直近に読んだ本に腑に落ちる記述があった。

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組織の縦割りの原因は「仕事の高度化」

組織の縦割りの原因は「仕事の高度化」

仕事を高度化すること。専門性を高めることは一般的に望ましいとされる。社員一人ひとりがスキルを高めて、その能力を結集することで会社や組織を良くできると考えられるからだ。

一方、組織の縦割り、セクショナリズムは悪しき現象と言われる。組織間のコミュニケーションが減り、自組織の利益を追求に躍起になり、派閥が生まれて、おたがいに足を引っ張り合う。

偏った考え方かもだけれど、個人的には、組織の縦割りの原因

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右向け右のトランスフォーメーションとぎっちょ(左利き)の話

右向け右のトランスフォーメーションとぎっちょ(左利き)の話

小学生の低学年のころ、教室で先生が「左手はお茶碗をもつほうだよー」と何かの話の途中で説明した。ぼくは左利きなのでお茶碗をもつのは右手だ。

まぁええねんけどな。左利きは10人に1人やし、わざわざ左利きに配慮して説明すると、まだるっこしくなるし。自分(と、2~3人いる左利き)のせいで、わずかでも全体の時間が浪費されるのは申し訳ないし。

左利きは、横書きだと手のひらの小指側面が鉛筆の粉で汚れるけれど

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