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不登校にお悩みの方へ

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不登校に関する記事をまとめています。不登校って悪いこと?いや、全然違います。まず、読んでみてくださいね♪
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#人生

波に乗れる子を育てるには

波に乗れる子を育てるには

 なんだか、子どもたちが毎日呪文を浴びせられている気がしてならない。

「もっとできるはず」
「お前ならこの学校に行ける」
「一体どうしたの」
「すぐ楽な方ばかりいっちゃうから」
「ちゃんと本も読まないと」

 言葉だけ見ると当然のアドバイスの様にも捉えられるし、激励の様にも見える。でも比べられ、過度にけなされ励まされする中で子どもたちの思考はストップして自分の価値はこの程度、って決めてしまう。う

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子どもに自分の人生を被せない

子どもに自分の人生を被せない

 受験シーズン。私が絶対になりたくない大人の像がある。
それは、子どもに自分の夢を被せる親。先生。

 例えば「うちの生徒が○○高校(この辺りで一番偏差値が高いと言われる高校)に、○人受かりました」とか「うちの子の大学は...」とかを自慢気に語る様にはなりたくない、ということ。
でも、その行為自体を否定もしないし軽蔑もしない。
 親として、先生として、その気持ちは十分理解出来るから。そんな子を少し

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誰だって甘えたい

誰だって甘えたい

 たまたま時間があったので、最寄りの大きな駅のたくさん電車が見える展望デッキの一角でパソコンを広げて仕事をしていた。土曜日ということもあってか、小さい子どもの手を引いた家族や親子が電車を眺めたり、そこに設置されている電車の模型などを眺めている。この人たち、みんな電車が好きなのかな…否、わざわざ土曜日に駅で電車の模型観るより家で寝ていたい大人なんていっぱいいると思う。敢えてよそ行きの服を来てわざわざ

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自分で自分を回していくしかない

自分で自分を回していくしかない

 時々とんでもなくヤル気が出ない。深掘りする癖があり自分でどんどん落ち込んでいく。仕事以外の人との関わりを最小限にしている。好奇心だけは旺盛。でも素で打ち砕かれるのは怖いから、仕事の仮面を被っている…

 そんな私が生きていくには、人を頼る訳にはいかないから、自分で自分を回していくしかない。思えば子どものころは「教室」っていう小さな箱の中に人がいっぱいギュウギュウ詰め。そこにずっといなさい、って言

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子どもは持つべきか

子どもは持つべきか

 ふと目に留まったインターネットの記事に「子どもがいない女性の幸福度が上がり、子どもがいる女性の幸福度が下がっている」旨の言葉があった。思わず「ふふっ」と笑ってしまった。私は3児の母。もう3人とも大人だけど。でも今子育て中の方の心労・ご苦労と思うと十分理解出来る言葉だな、って思う。社会が凄まじく悪くなってる。

 そもそも子どもを持つことがこれ程までにリスキーになるとは、という感じ。今までの歴史の

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人生のやり直し

人生のやり直し

 最近好んで観たり読んだりする映画や本の中には、過去に重いものを背負っていて気持ちがそこから抜け出せないままに今を生きている人が描かれている。タイムリーなことに(私がそれを求めているのか)twitterにも同じ様なことが呟かれていて、いろいろな人の目から見た「人生のやり直し」や「過去の精算」を目にすることが増えた。

 そこで残ったのは「無しにすることは出来ない」ということだ。
過去に壮絶ないじめ

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種

 今年はキュウリの苗が二度、病気と虫にやられた。去年は大豊作で食べきれない程だったのに、今年は二度も。三度目は種を撒くことにした。5つの芽が出た。ある程度育った時に、虫がたくさんつくようになった。
いろいろ調べて、換気扇カバーの不織布で覆ってみた。虫に食われた葉がレースみたいになって瀕死状態だった苗たちは数日後、不織布をググッと持ち上げてそこから顔を出した。彼らは青々とたくさんの葉をつけて「見て見

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教育格差=〇〇格差

教育格差=〇〇格差

 教育に携わっていると、殊更に「〇〇格差」という言葉を聞く機会が多い。英語格差、教育格差、経済格差…「格差」は何を表そうとしているんだろう、そして何の目的で使われているんだろう。
 この言葉を受けて社会貢献や社会問題にみんなが心を向ける様になることが理想だとすれば、今この言葉で自分自身の可能性を捨てている人が多い現実は、理想からだいぶかけ離れている。もっと悪いことには、これによって多くの子どもたち

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Be you.

Be you.

 ある人との語らいの中で、ふと自分の言葉に納得した。
人と会話をしていると、会話に乗せて自分の中から出る言葉にしばしばハッとさせられることがある。

理不尽の巣窟 私が自分のことをとても嫌いだった時期がある。比較的自己肯定感高めに伸び伸び育ってきた私だったが、思わぬところに落とし穴があったのだ。
 それは中学・高校などの学校生活の中。
家庭の中では私は私で良かった。自分でも満足していた。ただ、学校

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「白紙」を育てる危険性〜これからの教育〜

「白紙」を育てる危険性〜これからの教育〜

 「バイタリティ」とは活力とか生命力とかいう意味で、日本語で使う時にもエネルギッシュな人に使うことが多い。これがダメならあれ、あれがダメなら...と自分に合うものを探し求めて動き続ける人にもよく使っている。
 そう、見た目が「いかにもエネルギッシュ」というよりは、淡々と黙々と自分の道を切り開いていく人に使うことが多い気がするのだ。だから「バイタリティのある人になって欲しい」という願いは、見た目バリ

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親の役割をはみ出すな

親の役割をはみ出すな

 子どもの幸せを思う気持ち、なんだろうけど。

 私は子どもを預かりものだと思ってる。
子どもが自分の人生を歩み始める時、まだ生物的に未熟で自分で栄養補給が出来ないから、私たちが生きるためのサポートをする。

 歩き始めて、言葉を話し始めると、今度は何かしらの能力を身に付けさせたいと願う。いろいろな情報のせいでもっともっとが膨らんで、こうすればもっといいはず、ああすればきっと...と自分の知ってい

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友人がポツリと言った「〜分の一になった人しか、本当に自分にも起こり得るって思えないんよ」が心に沁みた。

 まさか私にこんなことが?という経験をした人は、物事をもう少し自分のこととして捉えるし、自分の人生を主体的に生きる。人にも寄り添える。

子どもを伸ばす親の行動

子どもを伸ばす親の行動

 私は英語教室を運営しながら小学校の英語指導、親子えいごサークルを企画して日々多くの子どもたちとコミュニケーションをしています。そこで見える子どもたちの姿、そして保護者の方から寄せられるお悩みや不安を通じて今子どもたちに必要な環境は何かを考えています。

 毎朝子育て関連や教育関連の記事や本を読むのが日課になっていますが、その中でも今朝見つけた記事に心が大きく動かされたのでこちらにシェアさせていた

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自分と向き合うために

自分と向き合うために

 言葉の先生をしている。オフィシャルには「英語の先生」という肩書きだが、私はその言葉の背景を探りながら「心に届く言葉」を教えている。

 先日ネット上で出会った言葉に影響されて、セミナーを開いた。かなりの飛躍。でもその言葉たちを伝えたい、伝えなくちゃ、そう衝動的に思ったから、私の小さな英語教室の生徒のおうちの方々に向けて「自分らしい子育て」に関するオンラインセミナーを開いた。

 私はそれに「自分

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