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自分とは

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自分について知る。自分の成長のためにどうすべきか、を記載しております。
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#イノベーション

今日の僕が、昨日の僕にツッコむ

今日の僕が、昨日の僕にツッコむ

スコットランド哲学者デイヴィット・ヒュームは「学ぶ前の自分と、学んだ後の自分は別人だ」と言います。あらゆる人は、学ぶことで昨日と違う自分になります。今日何か一つ学ぶことで、昨日より成長しているのです。

お休み中、本棚の整理をしていたら、5年前のノートが出てきました。仕事の進め方や、新しいアイデアなどが書いてありました。しかし、愕然としました。なんと稚拙なまとめ方。アイデアの少なさ、浅さ。ツッコミ

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心の持ちよう

心の持ちよう

ネットがつながらない。つまり、スマホが使えない状況になっている。ニュース、動画、検索などできない。であれば、「ゆっくり本を読もう」

その状況をどう楽しむかは自分次第。今まで違うところに配属となった。今までのスキルや経験を活かせない。周りは知らない人ばかりで孤独だ。と思うのではなく、今までとは全く新しいスキルを得られる。周りの人に教えてもらい、習得できる機会を得た、話す機会を得たと考えよう。

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(再掲) 変わっていく自分

(再掲) 変わっていく自分

自分が変わっていく(自分の性格が変わっていく)ことを感じることはありますか。

性格に与える影響要因のひとつとして「環境」があります。

環境と言っても、場所や状況というよりは、そこにいる周りの「人達」が与える影響が大きいと思います。

これまで出会ったことのない人達から多くの刺激を受けることでとても良い影響を得て、自分が変わっていく。

しかし、俗に言われる「環境に流される」べきではない。

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純粋経験からアイデアを創造する

純粋経験からアイデアを創造する

趣味など自分にとってこの上なく楽しいことは、かしこぶった判断や世間的な損得計算のない、至って純粋なまっさらな自分でいられて、とても気持ちが良い。

西田幾多郎先生は、これを「純粋経験」と呼んでいます。

西田先生のお言葉に

「自己が創造的となるということは、自己が世界から離れることではない、自己が創造的世界の作業的要素となることである」というのがあります。

純粋経験によってつくられる自己。

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私は、アイデンティティを持っているか?

私は、アイデンティティを持っているか?

昨日、SNSを通じて友達になった方と、自分の意志や信念を持つということは、自分のアイデンティティを持つという事、つまり「自分は何者で、どうして生きているか」のベースを持っている、ということを話しました。

と話したみましたが、「はて、私自身のアイデンティティとは何か?」改めて考え直してみました。

手元にある国語辞典を開くと、「アイデンティティとは、【同一性】すなわち、他のものではないという状態の

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新たな問いを立てるには

新たな問いを立てるには

さまざまな課題があり、解いていくことはとても大変です。
私も何度もそれを繰り返し、多くのことを学びました。
しかし、自ら問いを立てることはもっと大変ですね。それがひとつの「創造」ということでしょう。

問いを立てる上で、欠かせない要素は「自分の見方」
自分が思うこと、感じること、一つの観点からだけでなく、あらゆる方向から考えて、まとめた自分なりの捉え方。

答えには問いがあり、新たな問いは答えによ

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『願いを持って、まだ見たこともない景色を見に行こう』

『願いを持って、まだ見たこともない景色を見に行こう』

宮沢賢治先生の「よだかの星」はとても綺麗で力強い作品。

よだかは最初、太陽や星に「あなたのところに連れて行ってほしい」と頼みますが、かなえてもらうことはできませんでした。

そこで自分の羽で空をのぼってのぼって、ようやく願いをかなえることができました。

すごく頑張った。

しかし、現実世界では、願いを持つことさえ、ためらうこともある。

なれなかった自分を想像すると怖い、恥ずかしい。

だから

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自分の考えを持ち続けることは大事

自分の考えを持ち続けることは大事

中学校で「事業開発のお仕事」をお話ししてきました。

生徒さんだけでなく、先生、父兄の方にも聞いていただき、大変嬉しかったです。

特に関心を持って、聞いてもらえたのが、「自分の考えを持ち、行動すること」のページでした。

これからの時代、様々な情報が飛び交い、AIが賢くなり、自分自身で考えることなく、あらゆる場面で誘導されやすい状況が増えてくるのではないでしょうか。

そうなると、ますます、「自

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私の生きる価値

私の生きる価値

フランスの哲学者、ジャン=ポール・サルトルは、「存在と無」で語っている。

「人間は自由である。

人間は理由があって存在するのではない。

人間であるために、あるべき特定のあり方はない。

人間は何をするか、何になるかを選べる。

どんな生き方をするかを決められるのは自分しかいない。誰もが自由だ。」

自分を形作るには、自分の責任で自分が決めた方がいい。

他人に依存して決めてもらうにしても、自

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中庸の徳

中庸の徳

孔子の言葉に

中庸の徳たるや、それ至れるかながあります。

どちらにも片寄らない中庸の道は徳の最高指標である、ということを述べています。

極端に多すぎてもだめだし、少なすぎても良くない。私は、物事を白黒ハッキリさせる気質があり、よく同僚に「ゼロか100ではない」とたしなめられます。

この世の中は、

自然例えば、葉っぱの色ひとつ取っても、極端ではない。

その環境に応じ、葉の色は違う。

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問いの対象を探る楽しさ

問いの対象を探る楽しさ

私が今取り組んでいるプロジェクトの一つに、「対象の本質」を見極めるという作業がある。

これが、今の私には、めちゃくちゃ楽しくて仕方がない。

あらゆる可能性を排除せず、様々な角度から対象をじっくり見ている。「哲学」の楽しさにも通じているかもしれない。

世の中にあるもの、私達の目に映るものは、物事の一部にしか過ぎない。

それは裏側に回ってみれば見えるというものではない。

洗練された問いを繰り

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意識と無意識による創造

意識と無意識による創造

「あ、閃いた!」ということはないだろうか。

これは一体何処から来るものだろろうか?

考えても考えても浮かんでこないのに、何かの拍子に突然思い浮かぶ。

創造の4Bタイムというのがある。Bed、Bar、Bus、Bathの時、すなわち、リラックスしている時に「閃き」は起こりやすい。

化学者ケクレは夢の中で、蛇が自分の尾を呑み込むのを見て「ベンゼンリングの考え」を完成させている。

心象の具象化で

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出来ることから始めよう

出来ることから始めよう

スティーヴン・スピルバーグ監督「シンドラーのリスト」をご覧になったことはあるでしょうか。

第二次世界大戦中、千人以上のユダヤ人を救ったオスカー・シンドラーのお話です。

戦争が終わり、シンドラーの手元に車が一台残っていました。

それを見て、シンドラーはこれを売っていれば、まだ何人かのユダヤ人を救えたと後悔します。

救われたユダヤ人たちが、シンドラーに指輪と共に、「ユダヤ教のタルムードの教え」

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過去に囚われず、思想を抱く

過去に囚われず、思想を抱く

イギリスの経済学者ジョン・メイナード・ケインズ曰く、

この世で一番難しいことは新しい考えを受け入れることではなく、古い考えを忘れることだ。

古い考えに囚われ、その延長で創造してしまう。それは、みんなの記憶にもあるので受け入れやすい。

過去の成功は忘れがたい。その方が成功する確率が高い、と感じているから。

しかし「新しい考え」は、作られ方が違う。

現時点から未来を見ているイメージ。大事なこ

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