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2023年のお気に入り作品

2023年のお気に入り作品

今年はなんとか年内に公開できました。「今年、特に堪能させてもらった作品」の発表です。

2022年度は一ヶ月以上経ってようやく公開したのですが、
なにより自分の備忘録としてとても役に立ちました。

https://note.com/mizn/n/n7c2320a19b51

すごく気に入った作品であっても、時が経つと次第に忘れてしまいます。
それらをスマホからすぐに閲覧できる「インデックス」として

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オウンドメディアはオワコンじゃない  2020年代こそ価値が向上する理由

オウンドメディアはオワコンじゃない  2020年代こそ価値が向上する理由

以前書いた記事
なぜ「出版社のウェブメディア」には未来がないのか 〈後編〉  成功に見える失敗で、私は以下のように記しました。

「オウンドメディア」は一過性のブームとなってしまった感がありますが、
むしろ2020年代こそ価値が向上する

読んでくれた人から、この部分をもっと詳しく知りたい、とリクエストをもらいました。私信で返すのもいいのですが、せっかくなので、noteに記してみようと思います。

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なぜ「出版社のウェブメディア」には未来がないのか 〈後編〉  成功に見える失敗

なぜ「出版社のウェブメディア」には未来がないのか 〈後編〉  成功に見える失敗

なぜ「出版社のウェブメディア」には未来がないのか 〈前編〉 の続きです。

〈前編〉では、ウェブメディアビジネスは出版社が注力すべきものではない理由を、
1.収益 2.集客 3.運営
という点から説明しました。

こちらの〈後編〉では、
・旨味の少ないビジネスに出版社が傾倒してしまった理由
・未来がないと気づいても止められない理由
そして、
・今、まずすべきこと
さらには、
・それでもウェブメディ

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「混迷の2020年代カルチャー」を見通すための必読書『2010s』

「混迷の2020年代カルチャー」を見通すための必読書『2010s』

予想だにしないスタートとなった2020年代。

いつ、どのようにして収束するのか、まだ全く先が見えてきませんが、
ある程度落ち着いた後にも、私たちの生活に大きな影響を及ぼし続けることはまず間違いないでしょう。

社会、政治、経済はもちろんのこと、
映画、音楽、文学、漫画、アート等々、多くのカルチャーにも多大なる変革をもたらす可能性はかなり高いと考えられます。

暗い気分が湧いてきがちな日々だからこ

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なぜ「出版社のウェブメディア」には未来がないのか〈前編〉消耗戦に陥る構造

なぜ「出版社のウェブメディア」には未来がないのか〈前編〉消耗戦に陥る構造

2010年代は「出版界の失われた10年」だと私は考えています。

その主な要因の一つとして、
ウェブメディアに邁進してしまったこと
が挙げられます。

ウェブメディアビジネスは、その構造上、出版社には未来がないのです。

○百万PV! ○千万PV!と喧伝されている昨今だからこそ、その理由を整理して、しっかりと説明したいと思います。

■ウェブメディアに注力すること自体が間違い私自身、一時は、ウェブ

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【ビジネスや教育に役立つ】 ウェブメディアを8タイプに分類&図解しました

【ビジネスや教育に役立つ】 ウェブメディアを8タイプに分類&図解しました

多種多様なウェブメディアがありますが、
それぞれがどのような目的で作られ、
どのように収益をあげようとしているのか
を把握すると、「そのサイトとどう接すればいいか」が格段に理解しやすくなります。

メディアリテラシー向上にもつながります。

以前、大学での講義や、会議・打合せで使用するために作成した図を
広く役立ててもらえるよう、公開することにしました。

皆さんのビジネスや教育などに活用してもら

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編集者が「飲食店プロデュース」すべき理由:お金を集めて増やしてクリエイターに返す

編集者が「飲食店プロデュース」すべき理由:お金を集めて増やしてクリエイターに返す

人生初の飲食店プロデュースに挑戦してみた「サイバラ酒場」が2020年2月16日に大盛況の中、新宿歌舞伎町での約一ヶ月の期間限定営業を終えました。

私にとって飲食店プロデュースは初の試みだったこともあり、心残りや反省点は山積みなのですが、
養老乃瀧さんからも「大成功」というお言葉をいただけて、ひとまず、ホッとしています。

日経新聞、フジテレビ「ノンストップ」、多種多様なウェブメディア等で取り上げ

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「コンテンツの価値を最大化」視点から「出版社ビジネスモデルの変遷」を図解してみる

「コンテンツの価値を最大化」視点から「出版社ビジネスモデルの変遷」を図解してみる

大学で講義した内容を、自分自身の振り返り用に記した前の記事「編集者の仕事は「コンテンツの価値を最大化」:明治大学の講義で話したこと」が、想定していたよりも多くの方に読んでもらえ、コメントもいただけました。

その反応を見ることが、自分自身でも「この先の出版社のビジネスモデル」について、「コンテンツの価値を最大化」という視点から熟考する機会につながりました。

noteという場にアウトプットしたこと

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2010年代の出版社ウェブメディア展開と、この先

2010年代の出版社ウェブメディア展開と、この先

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

昨年は
ハム太郎をウェブで再活性化させてTwitterで世界一にしたり、
ハム太郎カフェを仕掛けたり、
クラウドファンディングで7,000万円集めたり、
と実り多き年でした。

その甲斐もあり、
「出版社はウェブでどう収益を上げていくのか?」
に対する答えが、だいぶ見えてきました。

思い返してみると、
2009年ごろから私の仕事での関心の比重が

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