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おすすめnote 〜タイムラインから〜

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もう一度読みたい記事・応援したい記事を収録させて頂いています
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#コラム

オノマトペって何?

オノマトペって何?

進化する日本語 先日あるネット記事を見ていたら
   日本語はオノマトペが多い言葉・・・
という文章が目についた。

 ん?オノマトペ?
 恥ずかしながら初めて聞く言葉に興味が出て見入ってしまった。

 その記事いわく、オノマトペとは元々
   onomatopee
というフランス語らしく、その発音をカタカナで表したもので、日本語で言えば
   擬音語、擬態語
のことを言うらしい。

 擬音語とは

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季の詞

季の詞

なぜか言葉に対してふつふつと想いが湧いてきた。

言葉は元来、人と人との間での意思疎通、物事の伝達手段として存在している。
ただどの地域で生まれた言葉も、変化を伴い、またひとつの言葉にいくつもの意味合いを内包させ発達していった。消える言葉があり、あたらしく生まれる言葉もある。
言葉の中にはニュアンスとして、文化的情緒が付随されているケースも多い。

そんな中、世界を見渡すにはハードルが高いが、日本

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幸せにしていいよ

幸せにしていいよ

僕の二度目の結婚は、彼女にとっては初めてだった。
少々珍しいタイプの結婚だったので、周囲から好奇の目で見られることは想像していたけれど、それとあわせて、彼女は具体的に片付けなければならない問題を抱えていた。

まず「珍しいタイプの結婚」というのは、僕の別れた元妻と彼女が友人だったことだ。それも学生時代からの親友で、そのことを知っている知人も多い。僕は彼女から見れば「友人のお古」でありそれは事実だが

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とある和歌

とある和歌

 平安時代に勅撰和歌集として編纂された古今和歌集の中から、現代において最も広く知られている短歌について書いてみようと思います。

我が君は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむすまで

 わたし達が知る歌は冒頭が「君ヶ代は」ですが、時代を経て変わっていったようで、江戸時代に入ってこちらが主になったようです。

 実はこの和歌は、朗詠のための和漢朗詠集にも収められているのです。場合によっては少し節

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あなたを想って色とりどりに

あなたを想って色とりどりに

”自分のために服を着る”ことが良いことみたいに言われるけれど、

誰かのために服を着るとき、わたしは無敵になる。

**

ちょっと前、冬から長いこと会えていなかった祖母に会いに行った。恋人より誰よりわたしのいちばん愛しい人。

もう100歳も超えた祖母はいまだに人と接することや活気のある場所が好きで、

世の中がこんな具合であることまでは分からなかったとしても、人が訪ねてきたり訪ねて行ったりする

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13/どちらに正義があるのか?

13/どちらに正義があるのか?

<3,731文字>

【記事のポイント】絵画の様式は、誰を依頼主にするかによって変わってきます。貴族がパトロンなら貴族的に、民衆が指示するのであれば民衆的に。誰が『正しい』ということではありません。正義は、そもそも総体的なものだからです。

第2章/2. ロマン主義とトリトン

あらためて指摘されることのない些細な話ですが、ロマンチックの原意はローマ的。
よって「ロマンチック・ラブ」の直訳は、「ロ

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やる気になりさえすれば物は動く

やる気になりさえすれば物は動く

私はめんどくさい事が苦手なタイプです。何も変えないで同じスタイルで物事が進んでいれば、一番楽だと思います。ルーティンで動く方が慣れているし、リズムもつかめているので失敗もないからです。

でも最近それでは大きな挑戦は出来ないし、劇的な変化はないと思うようになりました。周囲を見渡して、何か改善できることは無いか、より良くするには何をどう変えるべきかと思うようになったのです。

チャンスを得たり、自分

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あなたが2021年に投稿した中で、いちばんのオススメを教えてください!

あなたが2021年に投稿した中で、いちばんのオススメを教えてください!

いよいよ12月。
今年もあと1か月ですね。

noteの世界には素晴らしいクリエイターの方々がいて、毎日たくさんの記事やイラストなどが投稿されている。

なるべく、ぜんぶ読みたいのだけど・・
年末はなにかと忙しい。

限られた時間の中で、クリエイターのことやその想いが伝わる作品を読みたいなあ。

逆に、「多くの方に読んでもらいたい」と思って気合を入れて書いた記事なのに、あまり読まれていなくてガッカ

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鮭ぶらぼーと叫ぶぉーう!

鮭ぶらぼーと叫ぶぉーう!

【849むすび】魚商 (小田原)炭火焼き鮭

群雄割拠であり、その可能性は無限大とも言えるのが「おむすびの具」である。

その中でも、魚の「鮭」の果たしている役割は別格かもしれない。

その本体とも言える鮭の身もそうだし、いくらや筋子など魚卵部分も含めて、大人気の具になっている。

いや大人気というか、王様クラスと言えるくらいその存在感は大きい。

しかも、鮭は今が旬だ。

鮭を語るなら今がチャン

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ロマンチックな魂

ロマンチックな魂

昨日、Kusabueさんの俳句noteで「生身魂(いきみたま)」という風習を知りました。

生身魂というのは、その年に死者の出なかった家庭がおめでたいお盆、生盆として、健在の高齢の父母(生きた御魂)に感謝する行事で、死者を敬う盂蘭盆と明確に区別するために、生臭ものを食べてお祝いをするのだそうです。古くは室町時代にまで遡り、現在でも行われている地域もあるということです。

これを知り、私の頭にぱっと

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「舟を編む」を超える、壮絶な辞書作り

「舟を編む」を超える、壮絶な辞書作り

 を解明する記事です。

5.歯車の狂い 用例採集への傾倒

中学生にわかるように書かれた革命的辞書『三省堂国語辞典』(以下、『三国』)の出版後、見坊先生は”あること”に傾倒します。

その”あること”とは、用例採集です。

用例採集とは、

 新聞・雑誌・広告などで実際に使われている言葉を集める作業

のことです。

見坊先生が「戦後最大の辞書編纂者」と言われる理由のひとつに、膨大に用例を採集し

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自分の作品を恥ずかしく思うことについて

自分の作品を恥ずかしく思うことについて

創作とは、恥ずかしいものだ。と西尾維新さんは言っています。確かに、自分が昔書いた作品を見ると、とても人に見せられるようなものじゃないという気分になって、とっとと処分したくなります。

しかし、僕はこうも思います。過去の作品を恥ずかしく思うということは、自分自身が成長しているということ。とね。

だから恥ずかしく思うほど、嬉しくもなります。ああ、僕は成長したんだなと思います。

逆に過去の作品の中に

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5つ葉ー!クローバー!大フィーバー!

5つ葉ー!クローバー!大フィーバー!

【676むすび】ぐぅ(武蔵浦和)炭火焼き牛カルビ

どうせ育てるのだったら、自分の気持ちが上がるものの方が絶対にいい!!

以前よりも、自宅にいることが多くなった。

家の中にじっとしているだけでは、つまらないし季節の変化もわかりにくい。

そこで、「プランターを使って花や野菜を少しずつ育てちゃおう計画」が始まった。

と言っておきながら、最近の育てちゃおうのお気に入りは、野菜でも花でもない葉っぱ

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