マガジンのカバー画像

気になった記事

260
他の方々の記事で、深く考えさせられるものや、私の記事の中で後で引用してみたい記事を集めています。
運営しているクリエイター

#webライター

作家の名文は参考にならない川端康成編/作家の僕がやっている文章術049

作家の名文は参考にならない川端康成編/作家の僕がやっている文章術049

私はストアカで講師を務めています。

受講生のKさんから質問を受けました。

「やはり芥川龍之介とか川端康成とか村上春樹とかの作品を読むほうが文章の勉強になるんでしょうか?」

創作文においては、YESでしょう。

創作以外の文章においてはNOです。

作家の文章表現は、個性を出そうとしています。

自分オリジナルの文章表現を意識して書かれているのが作家の作品です。

いわばクセです。

独特の旋

もっとみる
無冠の帝王でもいいじゃないか

無冠の帝王でもいいじゃないか

「帝王」というと言い過ぎかもしれませんが、特に縁の下の力持ち的なポジションにあるライターにはもってこいの言葉かと。
実績うんぬん、あればいいですが、別にそれほど重要だと思っていないのは僕です。

そもそもWebライターの栄冠とは?

収入?記事数?文字数?クライアント数?検索1位の数?大手企業で仕事?

僕はそんなところにはないと思います。
そもそもライターに栄冠などあるのか?

たぶん、それもな

もっとみる
他人の文章にケチをつけること

他人の文章にケチをつけること

僕はディレクションという立場に立ったことはありませんが、何人かの文章を拝見したことはあります。
自分から手をあげることもあれば、皆さんからお声掛けいただくこともあります。
基本、自分の文章しか見ていない僕にとっては貴重な機会。
本当にありがたい限りです。

で、その一環で思ったことが、多少の差はあれど皆さん僕よりも上手。
というより、違った個性が見えてすごく面白いんですね。
だから今後そういうお話

もっとみる
Webメディアの編集者は原稿のココを見ている!論理構成、語句の誤り、統計ソース…お仕事について紹介します

Webメディアの編集者は原稿のココを見ている!論理構成、語句の誤り、統計ソース…お仕事について紹介します

ライターとして書きつつ、編集者として原稿を見つつ、メディアを運営しつつの夏野です。最近は自分がもうひとり欲しいです。朝起きたらふたつに分かれていたりしないかな。プラナリアみたいに。でも、そうなっても、結局2人分仕事を受けちゃって、状況は変わらない気がします。好きなことで生きていく毎日、今のところ楽しいぜ。

さて、今日は割とまじめに、「Webメディアの編集者ってどこを見てるの?」って話をしようと思

もっとみる
こたつ記事の書き方【vol.32】

こたつ記事の書き方【vol.32】

このnoteでも何度か触れていますが、こたつ記事とはネットを中心に集めてまとめた二次情報の記事のことです。

Webメディアの多くは、この二次情報のコンテンツが大半を占めます。クラウドソーシングもたいていは二次情報の執筆になります。二次情報が多いのは、取材による一次情報は時間と手間とコストがかかるからです。また、Webメディアはビジネスとして成立させるにはある程度記事の本数が必要になってくるため、

もっとみる
「いい文章」より「尖った文章」を【vol.29】

「いい文章」より「尖った文章」を【vol.29】

ライターをやっている限り、誰もが文章が上手になりたい、面白い文章が書けるようになりたいと願うものでしょう。

世の中にはそんなライター向けの文章術の本も多数出版されています。私自身も文章の書き方についてコラムを書いたり、セミナーを開催したりしています。

しかし、はっきり言ってしまうと、文章力を上げることは簡単ではありません。

私はこれまで何百人のライターと仕事をしてきましたが、何年もかけて書き

もっとみる
「尖った文章」ってなんだ?【vol.30】

「尖った文章」ってなんだ?【vol.30】

前回、「いい文章」より「尖った文章」をめざせ、とお伝えしましたが、では「尖った文章」とはいったいどんな文章でしょうか?

「尖った文章」とは、唯一無二ということです。

ナンバー1ではなく、オンリー1ということです。

ほとんどの人は、キムタクや福山雅治になれなくても、みんな普通に仕事をして、普通に恋をして、普通に幸せを手に入れることができます。恋をしたら、誰もが「この人しかいない!」と思うのでは

もっとみる
【Webライター】仕事は人脈が1番大切という話

【Webライター】仕事は人脈が1番大切という話

SNSなどを見ていると

クラウドソージングで月〇〇円稼いだ
新規の案件を獲得して今月も月収〇〇円超えた

というような話が蔓延っている。

そのため、ライターとしては『クラウドソージングや新規案件の獲得に注力すればいいのか』と思いがちだが、実はそうではない。

このグラフは、フリーランス協会が発行している『フリーランス白書2020』だ。これによれば、フリーランスの仕事の受注経路として、実に46%

もっとみる
古賀史健さんの『取材・執筆・推敲』を読んでみた②

古賀史健さんの『取材・執筆・推敲』を読んでみた②

前回、序盤のネタバレをしたら結構、同業の方からの反響が多々あり面白かったです。スキ&フォローありがとうございます。

今回もちょこっとネタバレするので、それでも良いよという方はこのままご覧ください(笑)

自分が読者だったら?「自分の文章、おもろいわ~」と思える文章を書こう「君が書く文章ってつまらないし、没個性的で、淡々としてて平凡で、正直AIに書かせてるみたいでおもんない」とか私は言われたことが

もっとみる
Webライター未経験の私が1年半で編集者になるためにとった5つの行動

Webライター未経験の私が1年半で編集者になるためにとった5つの行動

「編集者になってみませんか?」「for Reader」の編集長の新留氏(@kryshnch)からそうお声掛けいただいたのは、2019年7月のことだ。

私は即答できなかった。

「うれしい」という感情より「私に務まるのか?」という不安の方が大きかったからである。

なにしろ私がWebライターとして本格的に活動を始めたのは2018年年明けのことで、そのときの私は一介のゲームシナリオライターでしかなか

もっとみる
続・「ライター」が「記者」という肩書を得て気づいたこと

続・「ライター」が「記者」という肩書を得て気づいたこと

取材だらけの1週間を終え、無事に迎えた週末。
記事は取材から1週間をめどに書き上げればいいのですが、
私は取材で受け取った自分の感動やお相手の表情を
記憶の鮮度が高い状態で文章に乗せたいので、
基本は取材直後に記事を書き上げ即日校正に回しています。
(来週から子どもの夏休みが始まるという事情もあるけれど!)

そんなわけで、取材を入れていない今週末は
動かせる原稿はすべて手離れし、
スッキリした気

もっとみる
Webライターが単価を高めるためのアドバイス(完全版)

Webライターが単価を高めるためのアドバイス(完全版)

<こちらもおすすめです>

皆さまからの感想ツイート(感謝です!)皆さまからの感想note(本当にありがとうございます!)noteに素敵な感想を書いてくださった方もいらっしゃいました。本当に嬉しい感想ばかりでした!とっても良い内容です!

村嶋杏奈さん
【替えのきかないライター】書くことの意味。世界観が変わったお話。

kさん
ライターにはなれない私がなぜかこの記事を読んだ感想を語る

濱彩/はま

もっとみる
取材ライターが愛用している書き起こしソフト『Notta』×『Interview Writer』

取材ライターが愛用している書き起こしソフト『Notta』×『Interview Writer』

今回は取材をする人向けの記事です。

取材をするうえで手間がかかるのが「文字起こし」という、録音データを文字にしていく作業。

特に、取材が重なると「文字起こし」がどんどん億劫になってくるので、文明の利器を使って効率化していきましょう! むしろ、重要なのは「文字起こし」後の執筆作業なので、ここに時間を割くのはもったいないです。

年々精度の高いソフトも登場し、文字起こしがグッとやりやすくなってきた

もっとみる