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他人の文章にケチをつけること

僕はディレクションという立場に立ったことはありませんが、何人かの文章を拝見したことはあります。
自分から手をあげることもあれば、皆さんからお声掛けいただくこともあります。
基本、自分の文章しか見ていない僕にとっては貴重な機会。
本当にありがたい限りです。

で、その一環で思ったことが、多少の差はあれど皆さん僕よりも上手。
というより、違った個性が見えてすごく面白いんですね。
だから今後そういうお話をもらったら少し考えたいな、とも思っています。

ただ……

やっぱり他人の文章にケチをつけるっていうのは、ある程度覚悟を決めないといけない側面もあるかな、と思っています。
めちゃめちゃオブラートに包んでいうと、文章力はその人が触れてきた言葉の数・考え方だと思うので、一概にうまい下手が図れないんです。

僕も感じたことあるのですが、個人的に「うまいな」と思った人の文章は僕が書いたものとどことなく似ている。
逆に「うーんちょっと」と思う文章って、僕があまり触れてこなかった文体や言い回しのことが多いんですね。

で、

結論何が言いたいかというと、他人の文章に赤入れする機会があるなら、僕はなるべく自分と自分の感情を殺さないといけないな、と思っています。

大丈夫です、ぼくは(リアルには)しにましぇ~ん←

どういうことかというと、「この人上手だな」と思ってしまったら、最後まで「上手」の流れで見てしまうのでダメなんですよね。
そういうことです(あまりにもレギュレーションに沿ってない場合でも「ここはこうして…」ぐらいは伝えます)。

でも、僕は今まで拝見させていただいた文章、どれも好きです。
巷にはコテンパンに言わないと気が済まないクライアントなどなどがいるとおもうんですが、そこまで気に食わないなら自分で書いた方がいいと思うんですね。
あとはもう見ないとか、見てこき下ろす暇があるならなおさらです。

「へたくそ」なんて口が滑っても言えないです。
当然言葉や人生のバックグラウンドが違うんですから、感性が違ってあたりまえ。
そこを大事にしたいなと思った今朝でした。

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