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無冠の帝王でもいいじゃないか

「帝王」というと言い過ぎかもしれませんが、特に縁の下の力持ち的なポジションにあるライターにはもってこいの言葉かと。
実績うんぬん、あればいいですが、別にそれほど重要だと思っていないのは僕です。

そもそもWebライターの栄冠とは?

収入?記事数?文字数?クライアント数?検索1位の数?大手企業で仕事?

僕はそんなところにはないと思います。
そもそもライターに栄冠などあるのか?

たぶん、それもないと思います。

僕たちは、感情を乗せてものを書く作家ではありません。
一方でAIのような無機質な記事を書いているわけでもありません。
いち個人の意見ですが、誰かの役に立ちたいという熱量を、しずしずと伝えるのがWebライターの仕事だと、僕は思っています。

だからライターってきついんですよね。
どんな役にもならないといけないし、たとえもらったテーマにみじんも興味がなくても、とにかく書かないといけない。
すべては出来上がった記事を読んで、「役に立った」と思ってもらうために……。
(※繰り返しますが個人の意見です)

「無冠の帝王」っていうのは賞レースか何かがある場合に言うのかもしれませんが、Webライターにそんなものありません。
だからみんな「無冠の帝王」だと思います。

見栄を張って収入で、記事数で、文字数で、実績で「帝王」になろうとしている人もいますが、僕はあまり共感できません。
何か肩書が欲しいの?と聞きたくなります。
何か栄冠がないと不安なの?と心配になります。
だとしたら、陰にいるWebライターそのものが向いてないんじゃないか?
僕ならそう諭すでしょう。

もちろん、縁の下の力持ちから表舞台に出ても、僕はいいと思います。
ライターの社会的地位向上は、僕個人的にも課題だと感じることは多いです。

競争は大事です。
ビジネスである以上、どこかの誰かと比べられ、蹴落とし、なりあがっていくその様は変わりません。
ライターも同じで、結局名前も知らない誰かを無意識でも蹴落とさないと生き残れないのは事実です。

でも、表立って競争させられてないのだから、無冠でもいいと、僕は思っています。
それにつかれてライターになった人もいるわけですしね。

1社だけでも契約してたら帝王
1記事仕上げたら帝王
1円でも稼げたら帝王

そんなかんじでいいと思います。


栄冠は君に輝く

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