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サラリーマンの孤独と悲哀

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サラリーマンの孤独と生き様。 普通でいることが何か。 普通に生きることが難しいと感じているあなたに 読んで欲しい。
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#最近の学び

凡人のサラリーマンは、いつまで他人からの評価に期待するのか

凡人のサラリーマンは、いつまで他人からの評価に期待するのか

日々是決戦。

これを見てピンと来る方はいるだろうか。
私が20年前に通っていた代々木ゼミナール
の各教室に書き初めのように
貼り出されていたものだ。

読んでそのまま。
受験は常に戦いであることを
表している。

「夏を制するものは受験を制す」
なんてだれがいったかわからない
格言とやらに踊らされて、夏期講習の
申込みに並んだのも懐かしい思い出だ。

少しでも偏差値の高い大学へ。
少しでも就職や

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何の取り柄もないおっさんとウェルビーイング

何の取り柄もないおっさんとウェルビーイング

いい大学に入って、いい会社に入るのよ。

毎年お年玉上位ランキング
に入る親戚のおばさまに
言われたセリフである。

居間のテレビ
では「クレヨンしんちゃん」が
流れている。

幼い心に「これが王道だ」と
思わせるには十分だった
であろう。

何者にもなれなかった40歳いい大学、いい会社に入れたかどうかは
別として何とか生きてきた。

ただ他人に誇れるものは何ひとつない。
挫折だらけの40年間。

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凡人サラリーマン40歳は不幸なのか

凡人サラリーマン40歳は不幸なのか

タッチの上杉和也。
物語の中では、確か17歳
命を落とす悲劇に見舞われる。

いつのまにか、尾崎豊の26歳を超え、
野原ひろしの35歳を超え
松田優作がなくなった
年齢にも到達してしまった。

架空のキャラクターも
含めたかつての憧れの人物の年齢を
通り過ぎた今、自分の歩みを振り返る。

どこにでもいる、代わりはいくらでもいる。
そんな平坦なキャリアを歩んで
ぼんやり過ごす今日このごろ。

40歳

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「ゼロで死ぬ」は幸せなのか~DIE WITH ZERO~

「ゼロで死ぬ」は幸せなのか~DIE WITH ZERO~

人生が豊かになりすぎる究極のルール。

知りたくないですか。
決して怪しい自己啓発セミナー
の勧誘ではない。

この本の主張はシンプル。

人生で一番大切なのは、思い出を作ることだ。

一昔前のCMで「モノより思い出」って
言葉があった。
きっとそれに似たようなことを
言っている気がする。

人生は有限である。

世間一般でいう人生の折り返し地点の年齢に
なったいま、この当たり前すぎる現実に
思い

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狂おしいほどグレーで生きていく

狂おしいほどグレーで生きていく

勝ち組か負け組か。

良いか悪いか。

年収が高いか低いか。

賛成か反対か。

人は常にどちらかに決めたがる。
二元論的に白黒をつけたがる。

ときには、結論を急ぎ、行き急いで
いるとしか思えないほど。

勝手に決めて喜んだり、
勝手に決めて傷ついている人が
後をたたない。

白黒をつけたがる意味白黒をつければ、一応決着がつく。
ひと段落がつくということかもしれない。

たとえば、自分の年収が平

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負け組?「人生のレギュラーになれ」の意味

負け組?「人生のレギュラーになれ」の意味

けっして体育会系と言われる
ほどではなかった。

小3の少年野球に始まり、高校の硬式野球まで。
私のアスリートとしてのキャリアは10年で終わった。

恥ずかしい話だが、
一度もいわゆるレギュラーメンバー
になれたことはなかった。

試合に出たいという気持ちは常に人1倍あった。
表舞台に出たいという意欲であったかもしれない。

ただ高校という狭いコミュニティの中で
生活していくと、
この部活動の実力

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結果から入って、結果から離れろ

結果から入って、結果から離れろ

「これぐらいもらわないと
やってられないよ」

「俺たちがあんなに手を動かして、
現場はいずり回っているのに
偉そうに座って指示だしてるだけで
倍以上の給料もらってるよ」

そう叫びたくなる若手社員。

誰もが自分の仕事に対して、
それ相応の評価と報酬を求めるもの。 

それは何も金銭に限らず、
上司から、「最近よくがんばってるね」
の一言だけでも全然違ったりするものだ。

その承認欲求がとことん

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終わりを意識するから、今が愛おしくならないか

終わりを意識するから、今が愛おしくならないか

最近買った本の裏表紙。
書いてあった。

引用元はこちら。

世界が続くならば、
人はそれぞれの寿命を全うする。

世界があと少しで終わってしまうとなると、
どうするだろうか。

サウナに限らず、面白い問いだなと思う。

寿命もあるわけだから、いずれにせよ
終わりはくる。
そんな事実に目を背けているのか、
見ないフリをしているのか。

気がつかない体を装って
ぼくは生きている。

同じ日常が続くわ

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自分の選択を正解にする方法

自分の選択を正解にする方法

いいんだ。
これでいいんだ。

諦めるとかではない。
腹をくくった結果だった。

現役のときに合格した大学に
なぜか浪人生になっての再受験で
落ちたことも。

リーマンショックで内定を取り消されたことも。
37歳で5回面接した企業に落ちたことも。

はい、悔いはありますよ。
あのとき、こうしておけばよかった。

誰だってあるでしょう。
でもこれで良かったって今は思えているんです。

それなりに生き

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「愛された、愛されている」そんな記憶だけで人は生きていける

「愛された、愛されている」そんな記憶だけで人は生きていける

「え、え・・・・・・」
オンラインの会議中に思わず、
つぶやいてしまった。
会議が終わるまでの10分間の記憶がない。

こんなことは今までなかった。
私有のスマホにこの人の着信履歴は。
たまたまオフィスに出社していた私は、
セキュリティカードも忘れて飛び出した。

携帯電話を祖母にプレゼントしてから、
10年以上がたつ。
「いつでも電話してね、飛んでいくから」
そんな気持ちを込めて
携帯電話の設定

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ブレまくりの自分を愛せよ

ブレまくりの自分を愛せよ

一度決めたことをやり通す。

初志貫徹という言葉にも代表される
ように、ひとつのことにこだわり
やり遂げることが賛美される傾向
は強い。

自分は少なくとも、そんな
環境で育った。

少年野球をはじめたときも、
どんなに水が飲めなくてつらいときも、
この謎の「初志貫徹信仰」が
自分の頭の中を支配した。

結局、あれよあれよという間に
高校まで野球を続けることになる。

飽きっぽい性格で、
次から次

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「即興」で遊べ、遊べ、遊べ〜凡人の自由〜

「即興」で遊べ、遊べ、遊べ〜凡人の自由〜

ご利用は計画的に。
消費者金融のCMではおなじみである。

言われなくても、
わかっているはずなのに。

お金の収支の管理がうまくいかないから、
借金せざるを得ない状況になっている人に
ここにきて計画性を求められるのは
なんて酷なんだろう。

勝手にそう眺めていた。

読書は目的意識をもって。
キャリアは計画性をもって。

まともに社会人として生きていこうと
すると「合理性」がとことん求められる。

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資格で痛い目にあってきたサラリーマンがたどり着いた、「取るべき資格」とは

資格で痛い目にあってきたサラリーマンがたどり着いた、「取るべき資格」とは

この記事を上げてから、5ヶ月が経過した。
正直、驚いている。

「しくじり」は誰かの役に立ついままで150以上の記事をnoteで掲載してきた。

そのほとんどが2000字を超えているので、
ビジネス書3冊分の分量である。
記事はたいてい1週間でビューア数の
ピークを迎え、その後読まれることは少ない。

ただ例外がこのしくじり記事である。

未だにたくさんの方がこの記事を
読んでいただいている。

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師匠に出会いたかったら、本屋へ行け

師匠に出会いたかったら、本屋へ行け

これは、生きるのに少し息切れ気味に
なったあなたへ送る
「読むサプリ」です。

あのとき先生がいなかったら、
今の僕はいません。
本当に感謝しています。

アスリートや経営者の
ドキュメンタリー番組。

見ていると、たいてい
こんな「人生のキーマン」と
なる方がお出ましする。

もちろん番組で
取り上げられるくらいの
実績を持っている方だ。

そのブレイクスルーとなった、
コーチやメンター的な

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