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意味の図画と言葉の工作、このふたつで僕は文章をつくる

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図画とはクリエイティブであり、工作とはエンジニアリングである。実用に資する公的に正しい文章は、伝達と行動を企図した徹底的な他者志向から生まれる。 文化人や知識人は世の言葉の乱れ… もっと読む
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#日記

暗闇に手を伸ばす

暗闇に手を伸ばす

noteのトップを開くといろんな人がいろんな記事を書いている。私は「さまざまな他人」にはそこまで興味がないので片っ端から読んでいくということはしないのだが、その数や多様な記事というのは一覧だけでもまあわかる。

そもそも自分は、人は、なんで声を発したがるのか? Twitterもnoteもその他ソーシャルツールも同じだが、日々、大勢の人が意味のあることや意味のないことを呟き、ぼやき、時には強い口調で

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生き方・キャリア・働き方について書くライター

生き方・キャリア・働き方について書くライター

好奇心は旺盛な方だからいろんなことに関する知識を身につけるのは好きだ。

しかし結果として「広く浅く」でしか知識が身についていないという自覚もあった。

とりあえず話の引き出しは多いけれど、どこかの専門家にはなれない。

典型的な器用貧乏。

広く浅く身につけた知識が「魅力的」と言われることもあるけれど、時にデメリットになることも多い。

その一つが「ライターとして何を書きたいか」がはっきりしない

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表現力のあるライターになりたい

表現力のあるライターになりたい

先日、ある人に「あなたは『表現者』の雰囲気を持っている」と言われた。

演劇、音楽、美術、文学など、自らの内にある何かを表現する雰囲気があるのだそうだ。

特に芸術的な才能があるわけでもなく、ごく平凡な主婦の自分のどこにそんな雰囲気が見えるのかわからない。

ただ、文学を作り出す人は「書く人」。同じく「書く」でお金をもらっているライターは、文学の表現者である小説家に若干近いと感じるのかもしれない。

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素敵な文章に触れると書きたくなる

「もうすぐ年末だね!」と、今日だけで5回くらい言っていたようで、「まだ12月の3分の1しか終わってないやん」と、冷静な妻から返事を頂きました。「そうですね」としか言えませんでした。ボクのふわふわとした思考は、クリスマスも飛び越えて、もう冬休みに突入しているのかもしれません。気付けて良かったです。現実に連れ戻して、2023年内に「辰年」を充実させるための計画を立てます。もちろん興味あることを何でもで

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ムズカシイ言葉

なぜ、ムズカシイ言葉が世の中こんなにも多いのだろう。アジェンダ、ショートノーティス、フィックス、ペルソナ...

最近のコロナ騒動でもそうだ。オーバーシュート、クラスター、ロックダウン…世の中は大衆がついてきていないカタカナ言葉で溢れている。

そういったムズカシイ言葉を使うことに怒りを覚えているコメントもたくさん見かける。

ただ、使う理由が全く理解できないわけではない。まずは、なんかカッコ良い

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書くことは料理に似ている。あなたの書けない悩みをなくす食材集めのススメ🧑‍🍳

書くことは料理に似ている。あなたの書けない悩みをなくす食材集めのススメ🧑‍🍳

文章を書くことは料理に似ています。

だから、文章が書けないとき、途中で手が止まってしまうときは冷蔵庫の中がカラッポの状態と同じ。

食材が手元にないと料理をつくるのが難しいように、情報が少ないと書くことが難しいんです。

でも、もし冷蔵庫をパッと開けた瞬間、目の前ににんじん、玉ねぎ、じゃがいも、お肉が揃っていたら、あなたなら何をつくりますか?

このように食材さえ揃っていれば、つくりたい料理がポ

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文章を書くことは、世界の解像度を上げること。

文章を書くことは、世界の解像度を上げること。

文章が面白い人には、共通点がある。

それは「面白さを見つける天才」だということ。文章のうまさ、構成の絶妙さ、スラスラと読めてしまう文体。いわゆるテクニックが優れているから文章が面白いわけではない。彼らは、目の前の出来事を面白がる天才なのだ。

面白いエッセイを読んでいると、些細なことも逃さずキャッチし、切り取り、文章に落とし込んでいることに驚く。

放浪記の序盤の一節。お店が並ぶ様

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エッセイに必要なのは妄想力ではなく傾聴力

エッセイに必要なのは妄想力ではなく傾聴力

私は日記やエッセイを読むのが大好きである。
アメブロとかも好きな文章を書く人は、ダダ―ッと追いかけて数年さかのぼるなどザラだ。
noteでも好きにフォローしているが、普段の文章が上手くて読みたいなと思う方を積極的にフォローさせてもらっている。(別にフォロー返ししてくれなくても平気です。してくれるとめちゃ嬉しいけども)

ビジネスフォローとか無理だし(面倒)以前書いた通り無精なので、スピリチュアルに

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「何を書いたらいいかわからない」と言った小1息子が作文の宿題で書きたいことを見つけるまで。

「何を書いたらいいかわからない」と言った小1息子が作文の宿題で書きたいことを見つけるまで。

毎週、日記を書くという宿題がでるようになり、「なに書けばいいかわかんないよ、書きたくない」とぶつぶつ言っている小1息子。

どうしたものかと、助けを求める気持ちで息子のランドセルの中から国語の教科書をさがす。

見つけた!と思ったら日記について書いてあるのは1ページ。
”いつどんなことをしたか、どんな気持ちになったか書きましょう”と書いてあった。

そんな説明で書けたら苦労しないぜ…。

うーむ、

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書くことが好きになる分岐点

書くことが好きになる分岐点

フリースクールから帰ってきた小4長男と話していたら「今日作文でじいじの家に行った話を書いたよ!」らしい。

フリースクールでときどき作文を書いているのは知っていたけど、作文に苦手意識のある長男が自分から作文の話をするのはめずらしい。

なんとなく、ちょっと聞いてほしそうな雰囲気を感じたので「どんなこと書いたの〜?」と聞いたら、作文を読みあげるように、ところどころ臨場感や感情をこめて書いた内容を教え

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分かってる?読解力のない人

分かってる?読解力のない人

同じ文書を読んでいるのに、他人と見解が異なる
「どこに書いてあったかな…」再読する
わたしの手元にある書面は人と違うのかな

行間を読むって、文字通りに書いてある以外に
個人の解釈が伴うので
誤解が生じ、書き手のせいにされる

もちろん書き手は、主語や述語、目的語などを
明確にした文章(文書)を書く能力が求められるが
どんなに易しい短文でさえ
読み手の主観ありき、先入観などが
読まなくていい行間を

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魅力的な “書き手” であるために

魅力的な “書き手” であるために

column vol.930

土日が終日仕事だったので、2日間noteをお休みさせていただきましたが、本日から元気に再開したいと思います!

私は、生来の怠け者で、ルーティーンが崩れると大崩れしやすいタイプなので、ブランクが空くたびにドキドキするのですが…、今回も執筆に気持ちが向けられて良かったと思っております…(笑)

とうことで、本日は「書くこと」について考えたいと思います。

そもそも、自

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noteでは『綺麗な文章』ではなく『魅力的な文章』が求められる。

noteでは『綺麗な文章』ではなく『魅力的な文章』が求められる。

皆さんお疲れ様です。

見やすい文章とかわかりやすいとか
皆さんそれぞれ自分が考えた独自の書き方
があると思います。

そこで私も文章に対しての考えを少し
ここで述べたいと思います。

なんべんも言いますが書き方に正解は
ないと思います。

なので自信がないひとや文章術がないと
不安になってる人は気になさらず
まずは作ることから始めましょう

なぜならnoteでは『綺麗な文章』なんて
求められてい

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母から教わった、文章の書き方

母から教わった、文章の書き方

私が中一のとき、母が病気で手術が必要と診断され、遠方の病院に入院したことがあった。
入院した日の日付で母から葉書が届いた。
その翌日も、そのまた翌日も…毎日、毎日葉書が届いた。

当時、都会とはいえない街に住んでいた我が家には、まだ電話がなかった。
思いを伝えるには、手紙を書くしか方法がなかったのだ。
きっと私のことが心配で仕方なかったのだろう。体が弱かっただけでなく、ちょうどそのころ、私はクラス

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