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【詩】

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日常の呟きとか頭の中とか……
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📖【詩226】あう 897

📖【詩226】あう 897

ご縁、出逢い、始まり、繋がり
別れ、終わり、巡り
ほんの1秒違えば
出遭うことのない
人、物、状況
人生の、運命の、妙を感じます
だからこそ
その一瞬が貴重です
生きることは
ときに辛く難しい
起きること
出会う人
目にすること
耳にすること
手にする物やこと
きっとそれは必然
離れてもなお
忘れられないのだとしたら
その想いは
なんて幸せな足跡
ただそれだけ
これからも
#詩 #あう #会う

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📖【詩224】秘密 883

📖【詩224】秘密 883

どうして打ち明けてくれたの
驚きと嬉しさとほんの少しの背徳感
もう増えることはないけれど
誰にも話したことはありません
決して話すことはありません
#詩 #五行詩 #秘密

*****************

自分のことは散々っぱら書いているけれど、意外と?口は固い。
「言わないで」と言われたら、言わない。
言われなくても「言わない方がいいだろう」と判断したら言わない。
それは公私を問わない。

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📖【詩222】プレパラート 868

📖【詩222】プレパラート 868

慎重に
怖がるほどに
ゆっくりと
ほんの少しずつ
やさしく縮めれば
良かったのに
近づきすぎても
気がつかない
とどまり時が
わからない
急ぐことなんて
なかったのに
壊れるときは
音もたたない
指先に残る
嫌な感触
レンズだって
傷ついてる

※ここでいう「プレパラート」とは、スライドガラスに試料を載せてカバーガラス(非常に薄く割れやすい)で覆い、顕微鏡観察で鏡視できるようにしたもののことです

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📖【詩221】僕じゃなくても 862

📖【詩221】僕じゃなくても 862

君の隣
寄り添っていた気配
急に感じなくなったんだ
嬉しくなるかと思ったのに
不安でたまらないのは
何故なんだ
寂しくないかい
苦しくないかい
泣いてないかい
眠れているかい
ご飯は食べてるかい
君の心
満たせるのは僕じゃない
君の隣
ふさわしいのは僕じゃない
君の幸せ
取り戻せるのは僕じゃない
君の落胆
君の涙
君の声
君の夢
君の未来
願わせてよ君のこと
離れたここからで
いいからさ
僕を見な

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📖【詩218】ささやかな 841

📖【詩218】ささやかな 841

ともに歩んで行けそうな
小さな誓いがほしいのよ
蟠りには蓋をして
明日も信じていたいから
抱擁も悪くはないんだけど
#創作ですけどね #誓いは言葉とか約束くらいの意味

*****************

どうにもタイトルが気になって仕方がない。
#藤原華 様のこちらの記事を拝読して以来、それはずーっと続いている。

今まで全然気にならなかった訳ではない。
何なら書店や図書館の書架で目に入る

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📖【詩216】おくれげ 824

📖【詩216】おくれげ 824

容赦ない陽射し
額にはりつく前髪
先端から滴る雫
幼なげに見えたり
アオハルを感じたり
色気を漂わせたり
疲れが滲んだり
小汚く見せもする
幾つになっても
私は私
生きているだけ

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ヘッダー画像は丁髷アップで寛ぐ由美(仮名、長女)。
襟足の後れ毛を載せようとすると目が写ってしまうので、額の後れ毛だけ。

いつの間にやら、顔周りの髪も「後れ毛」って言うのね。

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📖【詩215】萎縮 818

📖【詩215】萎縮 818

攻められていると感じないか
傷つきはしないか
恐れられはしないか
発する言葉には責任を持ち
取り下げることも
修正することも
謝ることも辞さない
それでも尚
迷い考え萎縮し口を噤む
出口を失った言葉は堆積して固まり
次の言葉を引きとめ
自分の心を攻め傷つけ恐れさせる
黙り込む心の中を
一体誰が想像するだろう
疲弊した心の責任を
一体誰が負うだろう
自分が癒やさずして
一体誰が癒すだろう
発するか発

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📖【詩213】書く 805

📖【詩213】書く 805

ぽわんと浮かんだ言葉
気づくか見過ごすか
捕まえるか放っておくか
いつ捕まえるのか
並べるか組み合わせるか
きれいに飾りつけるのか
いっぽんの糸で編みあげるか
経糸と緯糸で織りあげるか
点は線にやがて面となり
思考と感情を包み込み
熱を持ち魂を授かり
時間と空間を超える
解き放たれた言の葉は
読まれて揉まれて育ち
意志を持って進み出す

※ヘッダー画像は、元義伯父( #人間国宝 )が製作した杼。#

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