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邪道作家第八巻 人類未来を虐殺しろ!! 狂気を超える世界 分割版その1 続話リンク付

新規用一巻横書き記事

テーマ 非人間讃歌

ジャンル 近未来社会風刺ミステリ(心などという、鬱陶しい謎を解くという意味で)

縦書きファイル(グーグルプレイブックス対応・栞機能付き)全巻及びまとめ記事(推奨)

簡易あらすじ

未来の為に未来の為に、ああ未来の為に!!
そう言えば大概の事は許されると考えているのが人間であり、未来の為に今犠牲になれと言う愚か者は、単に今が見えないだけだ。
現在の積み重なりが未来であれば、その現在を蔑ろにして更に「未来の為また犠牲になれ」と、そう言い出す未来が見えないのか?

やれやれ、人間は進歩しない。恐らくは、神や仏も、魔性さえも。

力ありきの連中には、他人に進歩を押し付ける事はあっても「己の成長」は無いからな••••••••••••だから、同じ事を繰り返す。
ならば、金の為に取材の為に、殺して良かろうという考えだ。思うに、中途半端に力ある奴等というのは上から目線で世の中を語り、そのくせ現場の苦労を知りもしない。であれば忌々しい未来ごと叩きつけ、現場の奴隷へ落とすだけだ!!
これは、そういう物語である。
 
つまりは非人間讃歌、いつものことだ。
何であれ人間を貶め、非人間こそ至上であり物語至上主義者を貫くのみだ。
さて、それでは語るとしようか。

金も、未来も、地球さえも!! 邪道作家に比べれば軽いものだ!!!
 
••••••そういうのを「狂気」と呼ぶのかもしれなかったが。




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 狂気を武器にしろ。
 誰にでも持ち得る「武器」それは狂気だ。どんな環境に生まれようがどれだけ「持たざる側」であろうが、どれだけ人間から離れている、人間性のない化け物であろうが・・・・・・狂気は持てる。
 万人に与えられた「武器」だ。 
 それこそが力であり、人生の充実だ。
 生きる事を自覚したい? なら、狂気を身に纏えばいい。私のように「何を手にしたところで」幸福になれない化け物ですら、狂気を持つことで人生を「充実」させられる。
 無理矢理にでも。
 可能になるのだ。
 それが、狂気。
 それこそが「人間の本質」であり、人間の向かう先なのだろう。だからこそ、歴史を変え、人を変え、運命を変えるとすれば、狂気にまみれた人間だけだ。
 狂気こそが。
 不可能を可能にする。
 悪魔に憑かれたかのように、同じ事を繰り返す。何度も何度も。「成功するまで」繰り返し続ける。
 それが不可能でも。
 可能になるまで続ける。まさに道化だ。私などその良い例だろう。嫌だ嫌だ書きたくない書きたくないと思いつつも、背負った業はそう簡単に捨てられるモノではない。「作家」という「業」そして「狂気」という「指針」が、私を私たらしめる存在証明だ。
 私には「心」が無い。だがそんな私でも持てる・・・・・・いや、そんな私だからこそ持てる。
 「心」を「捨てる」ことで手に出来る武器、それが狂気だからだ。狂気とは、己の全存在を賭けて、一つの目的へ挑むことだ。
 ささやかなストレスすら許さない、平穏なる生活。そして「生きる」ことを「充実」させる。
 それが私の目的だ。
 金にもなっていない物語を書き連ねることでしか表現できない、私の証だ。
 だからって売れなくて言い訳ではないがな。売れるに越したことはない。売れてこその物語だという考えに、嘘はない。
 狂気とて、同じ事だ。
 形にならねば意味がない。
 そういう意味では、だが・・・・・・私は生きる上で本来求めるべき「生きた証」というモノを、既に達成できている。それについて達成感はまるでないが、感じるつもりもないが、あるに越したことはないだろう。
 どうでもいい。
 問題は、金だ。
 目的にするほど、目的とは達成できない。結ばれることそのものを目的とする女が、目先の人間すら見えないのとは違う。
 私は金を追ってきた。
 だが、その結果得られたモノは、およそ金とは関係がない、どころか「真逆」と言っていいモノばかりだ。それは「誇り」であり「信念」であり「狂気」であり「業」であり「生き方」であり、そして・・・・・・「生きるとは何か」を知る旅そのものだった。
 皮肉なことだ。
 金を得た人間が、得られずに苦悩するモノばかりを、私は手にしてきたのだ。本当に皮肉だ。そんなもの求めてすらいなかったが、何かを求めてそれをすぐに手に入れる成功者と、それに行き着くまでの間、長い長い遠回りを強いられ、何かを学び続ける道を歩かざるを得ない人間、いや、私のことを人間と呼べるのかは知らないが、つまり世の中の道は二種類と言うことなのだろう。
 結果を得て物足りなさを感じる人間。
 結果に至るまで遠回りが必要な人間。
 前者でありたかったが、今更言っても仕方がない。遠回りをしたところで「人間的な成長」などと言う戯れ言ほど、私に不必要な上、意味の無いモノはあるまい。
 私個人が必要とすらしていない。
 別にしたくもないのだから。
 だから、意味はなく価値はない。
 けれど、物語としては一見の価値があることを「保証」しよう。それこそ、物語の狂気に呑まれ正気を失ってしまうかもしれないが、なに、生きている時点で正気など、誰一人として持ち合わせてはいないものだ。
 それが生きるということだ。
 私はそうしてきた。
 押しつけるつもりもないが、その事実から逃げることは難しいだろう。生きている以上、生きること空は逃げられない。
 それが、人生というものだ。
 まぁ、私自身はそういう人間賛歌よりは実利を求める人間だが、そんな人間からでも見えるモノはあるということだ。さて、始めようか。
 邪道作家最後の物語を。なんて、こんな嘘に騙されているようじゃ、お前達、読み終わったときに正気を保てる保証は無いぜ。
 
 語り手は、他でもない「私」なのだから。


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