二時間 その4 最終回

男は女に話の続きをしていいかと言った。女は頷いた。

「その女も姉さんと付き合ってる男から同じように酷えDV受けててな、生傷が酷過ぎてさすがにエッチは断ろうかと思ったんだけど、まぁ金落としてくれる大事な客だから最後までやったんだよ。その後で女が話してきたんだよ。DVの事をさ。女も姉さんと同じような事を話したな。それからアイツを殺してやるって喚いたんだ」

 女は額に手を当てた。イヤなものが下から突

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ラブコメ映画『羊とオオカミの恋と殺人』は人が死にまくる血みどろのスラッシャー映画だった!

羊とオオカミの恋と殺人、滅多に観ない邦画のラブコメですがヒロインが殺人鬼で人が死にまくる血みどろのスラッシャー映画と聞き、興味を持って観てみた。監督が傑作スプラッター映画『クソ素晴らしいこの世界』の朝倉加葉子ということが鑑賞を一押したのもある。

あらすじ
大学受験に失敗し予備校もやめ引きこもり、ライフラインを絶たれ絶望した黒須(杉野遥亮)は、 壁につけたフックで首吊り自殺を図るもあえなく失敗。そ

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あなたはえらい
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3✖ 第11話

【喜助の息子、幸助の恋】

ある晴れた日の朝。中学校の校門に続々と生徒が吸い込まれていく。

そこは2年3組。いくつかの集団があり、喋っている。そんな中、喜助の息子、幸助は席に一人で座っていた。いつもの光景だ。そこに卓也とその仲間達がやってきた。

卓也は、机の上に置いてある幸助の筆箱を落とす。

卓也「おお、悪い。元施設」

卓也達は笑う。幸助は黙って筆箱を拾う。卓也はまた落とす。卓也達は笑う。

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3✖ 第10話

ある夜、喜助は飛び起きた。隣りの部屋から大音量の音楽が聞こえてくる。
赤沼の事もあり、喜助はイライラする。

喜助はインターフォンを押す。応答がない。外にも音楽が聞こえている。喜助はもう一度インターフォンを押す。若いロッカー風の男が出てくる。

ロッカー「何?」

喜助「隣りの者なんですけど、音、もう少し下げてくれるかな?」

ロッカー「は?」

喜助「だから、うるさいから音を下げて」

ロッカー

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人生、転職、やり直しゲーム 第1章

【もっと殴って大人しくさせる】

俺は乱子ちゃんを何度も殴った。
しかし、乱子ちゃんの頬の骨を殴ったとき、
俺の拳の握り方が甘かったのだろう、
人差し指を痛めた。

俺は息を切らせた。
疲れた…
もっと効率よくおとなしくさせられないだろうか。
俺は深夜スーパーのビニール袋を
乱子ちゃんの頭からすっぽりかぶせ、
カバンからガムテープを取り出し、
ビニール袋の端っこと乱子ちゃんの首を固定して離れなくす

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ありがとう、これからも頑張ります。

本の檻と赤い常識

殺人鬼は部屋に押し入った。血に濡れた悪鬼たる男。部屋の主は動じない。人間生活を放棄した女が本の巣を作り読みふける。「お醤油なら、押し入れの中ですよ」もはや人間生活不可能女と、なぜか女の世話を焼く殺人鬼の奇妙な同居生活。

大好きなあなたに幸運が訪れますように(*´▽`*)
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3✖ 第9話

【ついに赤沼と対峙】

赤沼がテレビをチェックしている。

喜助は赤沼の姿をじーと見つめている。

赤沼「篠塚さん、これ配線が違うだけですね」

喜助「あ、そうですか?」

赤沼「直しときましたので」

喜助「あ、それはすいません」

赤沼は軽トラに乗っている。喜助は見送りに出てる。

喜助「どうもすいませんでした」

赤沼「また、何かあったらお願いします」

赤沼は発進する。軽トラが角を曲がると

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3✖ 第8話

【両親を赤沼に殺された喜助少年。それから7年経つ。喜助の行動は?】

辺りはすっかり暗くなっている。篠塚家の前に車が一台止まっている。

リビングには勇助と好美の死体がある。十字架、サイコロはない。吉川は死体の前に立っている。そこに救急隊員がやってくる。

救急隊員「ご苦労様です。運んでよろしいでしょうか?」

吉川「お願いします」

救急隊員は死体を運ぼうとする。何か物音がした。

吉川「ちょっ

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3✖ 第7話

【12面体のサイコロゲームが始まる。目が出た個所に包丁を刺す】

陽が落ちてきた。

勇助は鼻唄を歌いながらそしてスキップ。家の前の軽トラをチラリと見て、アパートに入っていった。ルンルンで勇助は家のドアを開けた。何の返答もない。

「おい、帰ったぞ。喜助、お前にプレゼント買ってきたぞー」

勇助は異変に気付く。

「おい、好美いないのかー」

勇助はゆっくり歩き、別の部屋を探す。

すると好美を発

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人生、転職やり直しゲーム 第1章

【日にちのミス】

俺は、激怒した。

俺が書類を作ったり、

サラ金の督促に怯えながら

金策に翻弄したのに、

どうして課長を呼ばなくてはならないんだ。

俺は唾を飲み込んでから言った。

「どうして…

俺は全てを犠牲にしてまで

こんなに頑張っているのに、

アンタ達の態度はなんだ?

仕事もしないで

ゴルフ三昧か?

俺が、天誅を下してやる」

「ゴルフ?なんのこと?」

俺は土下座し

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また、読んでね!
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