週刊アルカディア

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週刊アルカディアです。 毎週土曜日の19:00に創作作品を、週刊誌のような形で更新しています。 また、毎日各作品の世界観を補填する記事も投稿しています。 YouTubeやXなど連携中のものも、後々更新していきたいと思っています。 気軽に読んでいただけると、嬉しいです。

マガジン

  • 「アンセシアワールド」 コンテンツ

    「みっしょん!!」「PRIDE」「SECOND CHANCE」全作品の、キャラクター紹介、世界設定、書物などあらゆる関連記事をまとめているマガジンです。 更新する都度に、追加していきます。

  • みっしょん!! 牛若と弁慶

    オリジナル作品『みっしょん!! 牛若と弁慶』のストーリーまとめです。 ストーリー更新と共に、追加していきます。

  • PRIDE

    オリジナル作品『PRIDE ~最強のわたくしを追放するだなんて、どうかしてますわ! あぁもう! 全部爆ぜてしまえばいいのですわ!~』のストーリーまとめです。 ストーリー更新と共に、追加していきます。

  • SECOND CHANCE

    オリジナル作品『SECOND CHANCE ~せっかく転生したのに、気づいたらもうオッサンだった……~』のストーリーまとめです。 ストーリー更新と共に、追加していきます。

  • 日刊アルカディア

    毎週刊行日である土曜日の19:00以外に、投稿する場合にこちらにも追加します。

最近の記事

  • 固定された記事

週刊アルカディア 自己紹介

2024 3/31号からスタートし、明日投稿の4/14号で3号目となる週刊アルカディアですが、ちゃんとした自己紹介をまだしていなかったなと思いまして。 本日の日刊アルカディアは、週刊アルカディアおよび編集部の簡単な自己紹介を掲載させていただこうと思います。 名前 アカウント名:週刊アルカディア 編集長:黒田大助兵衛 ※画像はイメージです 記者:光羽リリカ ※画像はイメージです 記者:ろー ※画像はイメージです 広報:こし ※画像はイメージです SNSアカウント

    • 勇者ファブリス一行の動向 その3

      若矢は何処へ 脈導師、渾身の導き「再びマクロフへ ファブリス怒りのダンス!?」の続き 翌日、ファブリスたちは町の人から印を付けてもらった地図をたどって、山小屋を目指して歩いていた。 「ふ~む、どうやらこの辺りにいるみたいだぞ」 ファブリスが地図を見比べながら言うと、木々の間にひっそりと佇む山小屋が見えてきた。 山小屋は古びた木造で、あまり大きくはなかったが、中から人の気配がしたのでノックすることにした。 「頼もう! 俺たちは魔王退治のために集まった勇者とその一行だ!」

      • 勇者ファブリス一行の動向 その2

        再びマクロフへ ファブリス怒りのダンス!?「新たな希望 カルロッテの迷い」の続き 翌日の早朝、4人は待ち合わせて港に向かう。そこにはすでにビブルスと彼の率いる帝国軍の姿があった。 「皆さん! おはようございます!」 ビブルスがファブリスたちを見つけて手を振っている。 「おう、おはようさん!」 「おはようございます」 4人は挨拶を返すと、早速船に乗り込んでいく。 「では出発しますぞ」 船はマクロフに向けて出港したのだった。 4人が船に揺られること数時間後、ようやくマク

        • 勇者ファブリス一行の動向 その1

          新たな希望 カルロッテの迷いPRIDE 第5話「勇者たちの輝き③ 目指すは最強」の続き ファブリスたちも、シェコの町に戻ってきてギルドにてクエスト達成の報告を行っていた。 いつもなら達成の喜びと無事に帰還した安堵で満たされるのだが、4人の表情は硬かった。 強化されていたとはいえ、ネズミに負けたのは事実。 それは勇者パーティーとして旅をしてきた彼らに、重くのしかかるのだった。 4人は強くなるために、若矢を探しながら様々なクエストを受注することを決めた。 「もっと強くなら

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        • 「アンセシアワールド」 コンテンツ
          42本
        • SECOND CHANCE
          6本
        • PRIDE
          6本
        • みっしょん!! 牛若と弁慶
          20本
        • 日刊アルカディア
          69本
        • 愛力戦隊ラブレンジャー コンテンツ
          10本

        記事

          グレムリンの夜襲

          魔界の深淵に潜み、 陰影の中で息づく獣。 その名はグレムリン、 鋭き牙と爪を持つ魔獣。 全身を覆う毛皮、 大きな耳が警戒を示す。 洞窟や遺跡に潜むその影、 人間界にも足を伸ばす。 獲物を定めた瞬間、 牙と爪が閃き、 集団で襲い掛かる恐怖。 しかし、連携の妙はない、 乱れた動きで敵を苛む。 嗜虐の心を宿し、 快楽のために甚振る姿。 獣の外見に反して高い知能、 敵を追い詰める残忍な意志。 アークデーモンの指揮のもと、 闇の軍勢に従い、 闇夜の中を徘徊する。 火の玉を口か

          グレムリンの夜襲

          みっしょん!! 第二章 第6話「魅月の誘惑 赤い瞳の恐怖」

          第6話「魅月の誘惑 赤い瞳の恐怖」 第二章 第5話「猛るタイニー 高位の鬼」の続き 若矢はタイニーを地面に寝かせると、女性を睨みつける。 女性はクスリと笑う。 「……私の名前は『魅月』。高位の鬼の1人よ」 魅月と名乗ったその鬼は、ゆっくりと若矢の元へと近づいてくる。 若矢は魅月の赤い瞳を見た瞬間、背筋が凍るような恐怖を覚えた。それは今までに感じたことのない感情であった。 (こ……怖い!) だがそれでも若矢は立ち向かう。 タイニーを傷付けられた怒りが彼を奮い立たせて

          みっしょん!! 第二章 第6話「魅月の誘惑 赤い瞳の恐怖」

          SECOND CHANCE ~せっかく転生したのに、気づいたらもうオッサンだった……~ 第5話

          第5話 「迫る最終試験 チーム分け」~第4話 「第1回ロストクリムゾングランド調査団募集試験」の続き~ 翌日、オレとトリアは最終試験を受けるために再び会場へと向かった。昨日と変わらず、大勢の志願者たちが集まっている。 やがて時間になり、試験官がやって来て最終試験の概要を説明する。 オレが希望する戦士班やトリアの魔法班の最終試験は、ランダムでツーマンセルかスリーマンセルのチームに分かれて、相手のチームと競う実技形式だった。 自分の持てる技や能力を駆使して、先に相手チーム全

          SECOND CHANCE ~せっかく転生したのに、気づいたらもうオッサンだった……~ 第5話

          PRIDE ~最強のわたくしを追放するだなんて、どうかしてますわ! あぁもう! 全部爆ぜてしまえばいいのですわ!~ ⑤

          第5話「勇者たちの輝き③ 目指すは最強」 第4話「勇者たちの輝き② 危険なネズミ」の続き 「まったくその通りですわ。ネズミごときに敗れるだなんて……情けないですわね」 絶望しているエレーナたちとは真逆の反応を見せるマリナ。その言葉にはファブリスたちへの嘲りが込められていた。 「ちょ、ちょっとあなた! 仲間の命の危機なのよ!? 何をそんな……!」 カルロッテは信じられないといった表情でマリナを見る。 しかし彼女は平然とした様子で言葉を続ける。 「あの程度のネズミに負け

          PRIDE ~最強のわたくしを追放するだなんて、どうかしてますわ! あぁもう! 全部爆ぜてしまえばいいのですわ!~ ⑤

          インプの囁き:暗闇からの脅威

          魔界の深淵から這い出し 暗闇を纏うインプたち 小さき悪魔の集団が 邪悪な笑みを浮かべて待つ その体は黒く、長き尻尾 妖しい光を放ちつつ 洞窟や遺跡に潜む影 人間界にも足を踏み入れる 力は弱くとも、数で圧倒 噛みつき、叩き、集団戦 魔族の命令に従いながら 現世を揺るがす脅威となる 雷撃、火の玉の小さな魔法 その微かな力も、無数の攻撃 魔術師たちの使い魔として 召喚され、調伏される運命 しかし、油断は禁物 闇の中から突然現れる インプの群れから、逃げ術なし 恐怖の夜が永遠

          インプの囁き:暗闇からの脅威

          未来は見えず

          未来は見えず、暗闇の中を手探りで歩む 面接の部屋に入ると、緊張で手が震える 「で、でですねっ💦」と口が滑る 質問の嵐に、言葉が詰まる 「いえ、そうではなく……」と訂正するも 冷たい視線が突き刺さる 「あ、っす……」と小さく呟く 「失礼しました、ブッ! ブリリッ!!」と不可抗力の音 心の中で、自己嫌悪が渦巻く 「は、はい……すみません……」と謝る声が響く 未来は見えず、絶望が覆う しかし、心の奥底で燃える小さな炎 「まだだ、まだ終わらんよ!」と自分に言い聞

          脈導師の企み

          「ワシのことは導師様と呼びなさい」と、静かに微笑む。 脈導師を目指す者の掟『その1:脈導師の言うことは絶対!』 脈導師の指示や命令には逆らうべからず。 ワシの言葉が、脳裏に響くように繰り返す。 脈導師を目指す者の掟『その2:積極的な交流を心掛けるべし!』 脈導師と身と心を交わし、脈動を知るべし。 そうじゃ、若き者たちよ、ワシの脈動を感じ、身を預けるがよい。 脈導師を目指す者の掟『その3:決して逃げるべからず!』 逃げることは許されぬ、ワシの命令は絶対! ワシの命

          本当に申し訳ない

          申し訳ないと思う気持ちが重く 「絶対に大丈夫って言ったじゃないですか?」 本当に申し訳ない 「私を騙したの?」と詰め寄られ 本当に申し訳ない 「どうしてそんなこと……」と声が震え 本当に申し訳ない 「本当に申し訳ないと思ってるの?」 問いかける瞳に、本当に申し訳ない 「謝ってよ!!」という叫びが響き 本当に申し訳ないと、心から 何度も繰り返し、ただ頭を垂れ 重ねた過ちを、静かに噛みしめる 本当に申し訳ない

          本当に申し訳ない

          汚い嬌声

          夜の静寂を切り裂く、忌々しい声 「ぇあー」「ぬあぁ~」と、響き渡る 狭い路地裏で、誰かが叫ぶ ふごっ!と不快な音が混ざる。 薄暗い部屋の片隅で 何を求め、何を叫ぶのか 「ブッ!!」と聞こえた瞬間 胸の奥で怒りが湧き立つ。 汚い嬌声、耳に残る ポポンッと、リズムを刻むように 無意味な騒音、苛立ちを煽る こんな夜に、眠れるわけがない。 誰かが笑う、誰かが泣く 醜く交じり合う感情の吐露 「ぇあー」「ぬあぁ~」と、繰り返す その声が、闇に染み込む。 声を止めろ、消え去れと願う

          レッサーデーモン(アンセシアワールドの生物)

          ●生息地域 魔界のあらゆる場所、人間界の洞窟や遺跡 ●種族 悪魔族の下級悪魔 ●体長:180㎝~230㎝ ●体重:80㎏~140㎏ ●外見 骸骨の顔、山羊の角を持つ。大きな黒い翼を背に生やしている。この翼は破壊されても、時間が経つと再生するとされている。 ●生態 悪魔間でのみ通ずる言語を用いて、巧みにコミュニケーションを取ることができる魔族の戦士。 インプやグレムリン同様に、より高位の魔族に率いられて集団で行動することが多いが、中には独自の思想で動く者も存在している。

          レッサーデーモン(アンセシアワールドの生物)

          SECOND CHANCE ~せっかく転生したのに、気づいたらもうオッサンだった……~ 第4話

          第4話 「第1回ロストクリムゾングランド調査団募集試験」~第3話 「勇者アクシウスとの出会い」の続き~ 「いよいよだね」 トリアが緊張した面持ちで言うので、オレも思わず唾を飲む。 「ああ……そうだな……」 オレ達は両親に送り出され、会場である町「トルーナ」へと向かう馬車に乗っていた。 こんなに遠くまで町を離れるのは初めてのことだったけど、改めてオレが元々いた世界では見られないような美しい景色だなと感じる。 オレは異世界に来た。 そしてこれまで楽しい第二の人生を送ってきた

          SECOND CHANCE ~せっかく転生したのに、気づいたらもうオッサンだった……~ 第4話

          PRIDE ~最強のわたくしを追放するだなんて、どうかしてますわ! あぁもう! 全部爆ぜてしまえばいいのですわ!~ ④

          第4話「勇者たちの輝き② 危険なネズミ」 第3話「勇者たちの輝き① 魔博士ベルフェゴールの実験」の続き 強化されたインプは、気も大きくなっているのか不敵な笑みを浮かべ、カルロッテに向かって飛びかかる。 しかし彼女がその攻撃をいとも簡単にかわしたため、インプはバランスを崩してその場に転倒する。 そんな隙を見逃すことなく、カルロッテは一瞬にして間合いを詰めると、強烈な蹴りを叩き込んだ。 「はあぁぁっ!!」 カルロッテの蹴りをまともに受けたインプは大きく吹き飛び、壁に激突する

          PRIDE ~最強のわたくしを追放するだなんて、どうかしてますわ! あぁもう! 全部爆ぜてしまえばいいのですわ!~ ④