夢乃玉堂

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怪談マガジン。舞台感想マガジン、ほっこり記事。 好きな物からお読みください。 数年前「生きろ! 力強くなくて良い。闘わなくても良い。地べたをはいつくばっても生き抜けばそれで良い」と、感じる出来事がありました。いつかこれも書きたいと思っています。

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  • 玉堂デスヨ。

    癒しの日常と、気がついたあの事。人生が豊かになる一瞬。 怪談、恋愛以外の作品も。

  • 怪談 超ショート あっという間に読める恐怖の物語。

    実体験、体験者からの伝聞、創作など、様々な怪奇と不思議な短編をまとめました。 #ショートショート #短編 #怪談 #不思議 #恐怖

  • シアター第六感! 実際に見た、おすすめの公演を紹介します。

    イベント・演劇・音楽・美術・アートのごっちゃ煮。実際に覗き見したものだけ。我が儘な選考基準とカテゴリーで、勝手に紹介していくことにしました。 「楽しんで書きますので、頑張って読んでください」(本文中敬称略ですみません)

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「絶対当たる占い師」 作・夢乃玉堂  絶対の恋を求めて占い師の元を尋ねてきた女性を待ち受けていた運命とは?

「絶対当たる占い師」 作・夢乃玉堂 緑鮮やかな渓流の流れは、意外に冷たく早い・・・ それが、その時の印象だった。 岩に当たって弾ける水しぶきが入り口を濡らす丸太小屋に、真野智花(まのともか)は入った。 肌にまとわりつくようなお香の香りが、智花に仕事を思い出させた。 壁際の影の中には、設え付けの棚が隠れるように鎮座していて、 埃を被ったアンティークな装飾品が並んでいる。 智花は、小屋を訪れた目的も忘れ、それらの品々に見入っていた。 「

    • 「嘘であってくれと祈りたくなる漫画」・・・脳外科医 竹田くん

      今最も読むべき漫画だとも思う。 「脳外科医 竹田くん」 下手の横好きで手術をしたがる医者が、当然のように回復不能な患者を増やしていく漫画。 はてなブログで連載されているのだが、次々と描かれる恐ろしく下手な手術と、その後遺症に衝撃を受ける。 いっその事、今話題のあのテレビ局で ドラマ化してくれないかな、と思うくらいだ。 だが、最も恐ろしいのは、 この漫画の主人公「竹田くん」に、モデルがいると言う事だ。 【第1話】履歴書 - 脳外科医 竹田くん (hatenablog.

      • 「凍り付いた男」・・・東北のある地域の怪談。

        「凍り付いた男」*再録 東北の、ほとんど人の入らない人里離れた山の中に、こごえ滝という 小さな滝がある。 落ち武者が追っ手に見つからないように、小声で話したとか、 ここで話した悪口はなぜか下の村人たちに伝わってしまうので 小声で話せとか、いくつか名前の由来は伝わっているようだが、 どれも確かなものはない。 ある日、嘉助という男が、渓谷で魚釣りをしている時、 腰に挿していた小刀を、こごえ滝の滝つぼに落としてしまった。 小刀を拾うため、嘉助が滝つぼに飛び込むと そこにはこ

        • 「正義の反対はもう一つの正義だ」・・・理解してくれなかった。チャットGPT。

          User 「正義の反対語は、『もう一つの正義』だ」という言葉がりますが、これについてはどう思いますか? ChatGPT 言葉やフレーズの意味は文脈によって変わりますが、「もう一つの正義」が「正義」の反対語とされることは通常ではありません。通常、「正義」の反対語は「不正義」や「不義」です。 もし「もう一つの正義」という表現が何か特定のコンセプトや文脈で用いられている場合、その背後にある意味や理念によっては、異なる解釈があるかもしれません。言葉の意味は使われる文脈や人々の解釈に

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        「絶対当たる占い師」 作・夢乃玉堂  絶対の恋を求めて占い師の元を尋ねてきた女性を待ち受けていた運命とは?

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          「クライアントに切られた時」・・・チャットGPTに聞いたら。

          日常のイライラをチャットGPTに聞いてみた。 ちょっと長いです。 User 下請けの企業がクライアントに理不尽な事を言われて断ったら、発注を切られました。対策はありますか? ChatGPT 下請けの企業がクライアントに理不尽な要求を断り、その結果として発注が切られた場合、以下のような対策が考えられます。ただし、具体的な状況により最適な対策が変わるため、状況に応じて柔軟に対処することが重要です。 コミュニケーションの再構築: 不満や誤解があった場合、クライアントとのコミ

          「クライアントに切られた時」・・・チャットGPTに聞いたら。

          「B級の掟」・・・映画ドラマのあるある。

          アメリカのアクションTV映画、特に刑事ものや探偵ものを観ていると、 気付くことがある。 例えばこんな事だ。 ・耳の中に入れて、通話できる無線機がある。 ・その無線機は、ものすごく性能が良く、地下でもビルの中でも話が出来る。 ・どうみても針金程度のフレームなのに、カメラとマイクの付いたメガネがある。 ・潜水艦の中が異常に広い。 ・時限爆弾のデジタル表示は一番目立つところにある。 ・最初に殺される奴は大抵ニヤニヤ笑ってる。 ・犯人はその回のゲスト出演者の中で、2番

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          「わすらるる。恋か呪いか」・・・先日ラヂオつくばで放送された作品です。

          「わすらるる。恋か呪いか」 作: 夢乃玉堂 俺の名は、青谷義彦(あおたによしひこ) 通称アオニヨシ。高校二年生。 自慢じゃないが、嫌いな授業はたくさんある。 その一番が古典だ。 何がイヤって、クラスの雰囲気が嫌いだ。 こっそり別の教科書を開いている男子と 下敷きに仕込んだアイドル歌手の写真を眺めている女子。 そんな教室の風景を眺めながら、 お経のような先生の声を聞かなければならない、 この時間が苦痛なのだ。 「古典を知るにはまず読むことだ。とにかく読んで覚えろ」 何

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          「イメージの爆誕を目撃する貴重な体験」・・・木船[石田]園子退職記念展

          日常にあるものをアニメーションで抽象化することで、本質を浮き上がらせ、その周辺に映像的快感をちりばめている。 40年以上、その創作のスタンスは、全く変わらない。 木船(旧姓石田)園子さん。 1979年に木船徳光と結成したIKIF(石田木船映像工房)として、学生時代からアニメーションを今も作り続け、就職後もデザインや雑貨開発の仕事に携わりながらも、イベントや創作に情熱を傾けて来た。 その活動の多彩さや密度にはいつも驚かされる。 しかもそれが、自然体で、創作の苦悩を感じさせ

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          「デビュー作にして遺作 その3」・・・映画監督の魂は消えず

          小林豊規監督の初監督映画「静かに燃えて」は、 初めて観る者に驚きを与え、映画的仕掛けがちりばめられた作品で この映画を観る事が出来た幸運な観客たちからは、好評を得た。 そして、映画好評のうちに公開を終えた。 その直後に、次の上映館(池袋シネマ・ロサ)も決まり、 メイキング映像や次回作のシナリオを書いている最中、それは起こった。 その日、私は小林監督とあるイベントに行く予定で待ち合わせをしていた。 ところが、集合時間を過ぎても一向に現れない。 携帯に電話しても、自宅の固定電

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          「デビュー作にして遺作 その2」・・・儚く夢を追い続けた監督

          学生時代から知る小林豊規(とよのり)監督が、 彼が我が家に遊びに来たのは、2018年の初頭であった。 私の母が亡くなり、住んでいた家が空いて、荷物置き場になっていたのを、 「撮影に使えそうなら使ってよ」 と軽い気持ちで声を掛けたのだ。 もちろん、その時にどんな映画を考えていたかは知らなかった。 ただ、どこで何を撮影するにしても、 ロケ場所は必要で、借りるとお金もかかる。 無料で使えるなら良い事に違いない。 そう考えて提案した。 「連棟の所謂テラスハウスの端の部屋で、

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          「デビュー作にして遺作」・・・映画のような人生を送った監督について

          小林豊規(とよのり)監督。本名小林一(はじめ)。 初めて出会ったのは、大学の授業だった。 隣に座った彼に、 「家はどこ?」 と聞いて、 「銀座」 と答る彼に、 「銀座って人住めるの?」 と失礼この上ない返事をしたのが最初だった。 「写真を撮るスチールカメラと区別したいから、 僕はムービーのカメラを、キャメラと呼ぶんだ」 というのを聞き、彼の真摯なこだわりを感じた。 その後、中学生の頃から8mmフィルムで映画を撮影し続けている事、 すでに何本も劇映画やドキュ

          「デビュー作にして遺作」・・・映画のような人生を送った監督について

          「気になってる人が男じゃなかった」・・・今一番のおすすめ。

          告白したいけど、タイミングを失って・・・ということは 日常にたくさんあるし、古今東西の文学の中にも数え切れないほどある。 その中で、最近見つけて気になったコミックが、コレ! 新井すみこ作「気になってる人が男じゃなかった」 Twitterで発表されていたらしく、 次にくるマンガ大賞2023のWebマンガ部門で第一位に輝いている。 何となくタイトルから内容が想像できたので、手に取らずにいたが、 先日ちょっとしたきっかけで購入する事にした。 すると、意外に惹き付けるものが

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          「山小屋生活」(約5分・1973年制作)

          映画「静かに燃えて」の池袋公開に、同時上映される「山小屋生活」は、 小林豊規監督が、14歳の時に監督製作した8mm作品。 中学生で初めて8mmフィルムで劇映画を作り、 50年間映像の仕事を続け、2023年10月に 64歳で長編映画を初監督してデビューし、その1ヶ月半後に逝去した小林豊規監督の才能の片鱗が垣間見られます。とても中学2年とは思えないクオリティです。 小林監督が作った長編映画「静かに燃えて」が 2024年3月30日(土)より池袋シネマ・ロサにて公開されます。

          「山小屋生活」(約5分・1973年制作)

          あなたの告白できない想いはなんですか?・・・例えば。

          「告白できないこの想い」を募集していますが、 サンプルになるかどうかわからないけど、 例えばこんなちょっと怖いお話でもOKです。 ・・・・・・・・・ 「なんであんな男と、って思うんだけど 全てを許そうと思う瞬間があるから、 この年まで添い遂げることが出来たのよね」 母が父の遺影を切り刻みながらつぶやいていた。 私は外で煙草を吸って笑っている夫を見て、 母と同じように深いため息をついた。      おわり #父 #遺影 #夫 #母 #告白 #吐露 #告白できないこの

          あなたの告白できない想いはなんですか?・・・例えば。

          あなたの「告白できないこの想い」を募集します。

          以前にも紹介したことがあるが、 私の友人で、小林豊規という映画監督がいた。 彼の人生はまさに映画だった。 中学生で初めて8mmフィルムで劇映画を作り、50年間映画・映像に関わり続け、2023年10月、 64歳でついに長編映画を製作・監督してデビュー。 そのデビュー映画「静かに燃えて」は限定公開ながら、映画監督の犬童一心を始め、多くの監督、俳優などの映画人から支持され、これから拡大公開していく・・・はずだった。 その矢先に彼は亡くなった。 インフルエンザが急激に悪化し、

          あなたの「告白できないこの想い」を募集します。

          「ゴーストフォン」・・・超ショート怪談。幽霊の声が聞こえる。

          変人で有名はエヴァンス博士が、ついに幽霊の声を聞くヘッドフォンを 発明した。 ある種の音波を聞かせることにより、鼓膜の感知能力に新たな力を与え 幽霊の声を聞くことができると言う。 エヴァンス博士は、早速自分の耳にそのヘッドフォンを付けてみたが、 3分も経たないうちに、取り外した 助手のスコットが慌てて聞いた。 「博士。どうしたんですか?失敗だったんですか?」 「いいや。発明は大成功だ。すぐに幽霊たちの声が聞こえて来た。 幽霊たちの言葉は恨み言がほとんだだった。 アタシ

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