人事部長vsおすもう殺人鬼(レビュー:『地獄の警備員』)
オススメ度:★★★★☆
黒沢清監督作品は難解で、正直、よく分からないことが多いのだが、本作は分かりやすいホラーで普通に楽しめた。また、1992年公開作品という時代性から、バブル景気のニュアンスを感じ取ることもできる。……実際、作中で描かれてるような取引はバブル崩壊により大ダメージを受けたことと思うが。
本作のあらすじは独特だ。まず「殺人鬼が元力士」というのは、それだけでどうしてもギャグテイストになってしまう。しかし、実際、作中ではおすもうさん要素はほぼ出てこないので、