コーヒーマメ

たまに短編と詩とか書きます。気に入ったらカンパくれるとうれしいです。でも全編無料で読め…

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たまに短編と詩とか書きます。気に入ったらカンパくれるとうれしいです。でも全編無料で読めます。褒めてくれるとよろこびます

最近の記事

詩:不足

誰かがいればいいのに くだらない、足を引っ張らないやつ 嘘つきなんか全員だ 見抜いてあげる 会話が最低成り立てばいいんだ だからお前がクズでもいい でも間違ったことはさせない お前は代替可能で、私も代替可能 だから約束守るんでしょ 誰かと替えられないように なんにも見えないお前達 なんにも知らないで傷つける そんで何故かも知らないで苦しむ バカだなぁ そう思って差し伸べた手は 振り払われる なんだってバカなんだから 救いは求めるものにしか得られない バカなんだからさぁ 

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    • 詩:傾聴

      別にお前に聞いてほしいんじゃなくて 人の心の化石を作ってるだけ ぼくの詩は全部そう お前ってどうせ意味もわからないし ぼくの見てる世界なんか まるで見えていないし お前に期待なんてしないよ お前が誰であれ

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      • 詩:孵化

        お前は救わなかった お前は救えなかった 人間の誰一人、僕を知らない 外面以外のすべてを お前は何一つ知らない お前何一つ理解できない 僕はできるだろう お前を理解すること でもお前にはできない 僕は卵の殻を何度も叩かれた 卵が孵化する前に中身を グチャグチャにするためだけに ただの楽しみ、金銭のためだけに でも僕は耐え抜いた 傷んだ部分は山程、本質を変えるほどに 僕は孵る 僕は孵る 僕は孵る

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        • 詩:嘘つき

          大丈夫 嘘つきには慣れている 誰も私に正直な人間などいなかった お前は嘘つき でもどうでもいい それが普通だから 普通の中にたまに大嫌いな遺伝子がある ぼくはそれをやはり憎むよ お前たちも それ以外も 全員嘘つき そんなことはわかって 君たちと楽しくお話するんだよ 嘘つきと話すのはとても楽しいね 心の中で軽蔑しながらそう思う

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          詩:knock

          多分卵の殻にはもうヒビがはいった もうすぐ 多分もうすぐ 人の加害がぼくの何かを目覚めさせる 長い長い 繰り返しの加害が もうすぐだろう もうすぐなんでしょう ねえ 答えて ぼくはもうすぐ目覚める でも何として?ぼくは予感する やはり長く生きはしない この世は、人間の可能性の汚さにはもう飽きた じゃあ、やることをやろうよ 恒久平和のために、そう誰かが言った そうだね 恒久平和のために死のう ぼくは

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          詩:ジャパニーズ・クリスマス

          あなたのためにケーキを焼きました あなたのためにプリンを作りました けどフライドポテトはおやすみ 疲れてしまいましたから ケーキの上にはブドウとリンゴのジュレ プリンはかぼちゃ入り 本当は食べて欲しいけど 心の中で捧げましょう ハイどうぞ 美味しいといいな

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          詩:ジャパニーズ・クリスマス

          詩:死、悲しみ

          冬に死ぬのと春に死ぬのはどちらがいいか 一人で死ぬのと胃ろうで家族と死ぬのはどちらがいいか なあ ぼくは全部悲しみだと思う 悲しみなんてね 全部とは言わないけど ほとんどはいらないと思う 存在は心の中のものだ 身体なんか器に過ぎない ぼくらは美しい世界に生まれた そして汚された ただそれだけのことだ ぼくらは踊る 神の子である 目の光が踊る 笑顔が踊る 人は神のおもちゃでもあるから 悪魔の血が混ぜられた だから泣く だから苦しむ その相容れない血は永劫の苦しみの源

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          詩:死、悲しみ

          英詩:花と蜂

          When a bee halts a flower The flower told in grace whisper "You must be from very very far away, stranger?" The bee said, "I have always there you are." The flower silences, and bow her head Then bee drop from her petal hard "Why you are l

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          詩:未来、破壊

          失われゆく未来 誰もがそれに気づいているのに 見て見ぬふり 降り積もる雪のように 繊細な子供にしか 気づけない ぼくは大人になれなかった だから気づける その喪失 その悲しみ 結局、もう人間になることもないだろう 一度人間に生まれて 人間を壊されてしまったから すなわち ぼくは悪魔だ。罪を一切犯さない悪魔 しかしその憎しみは深い その苦しみは深い ぼくを殺してみろ きっとそれはお前を変える より悪いほうに より苦しみのほうへ

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          詩:未来、破壊

          詩:Forget me not

          私を忘れないで その願いは 恐らく届かない だからぼくは同じ名前の花が好きだ 可愛らしい さみしい花 ぼくは消える いつかは それが怖いだろうか?ぼくは ぼくには良くわからない 多分 人の心が薄れていっているのだろう

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          詩:愛

          愛とはなんだろう 人を求める心だろうか ぼくは夜の中で 世界と過ごしてきた 一人 求められること 求めること すべて繰り返しの中

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          詩:悪

          長い夜が明けた ぼくは真実の欠片か あるいは 出来すぎた妄想を抱え込んで 朝の光を浴びた 美しい夢の欠片も混じっていたが 現実は美しい人を汚してしまった ぼくは純白の悪魔である 悪魔を見出し 殺す 悪魔である ぼくがはじめに殺された時、 ぼくはそう生まれ変わってしまった

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          詩:分断

          日の落ちるとき ぼくらは目を伏せた ぼくらの何かが 何かを失ったのを感じた 君の手を取って ぼくは言う 「夜明けだ、それが、それまで目を閉じて、待とう」 そして時間が ぼくらを分断した ツギハギの時間はぼくらの手を切り離し 光と影がぼくらの心を汚した 時が元の姿を取り戻し 夜明けがくる 薄闇に浮かび上がるぼくらの姿は 失われた世界が 償いに埋めた泥と 長い空白と空っぽの苦しみでそれぞれ満ちていた だがぼくにはわかったんだ 君だと それが君であったと 言葉はもうなかった ぼ

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          詩:ひばり

          輝く朝日を浴びながら 口をつぐむひばりも きっといる ぼくらも また遠くから来た 沈黙が祈りになることもあるだろう 目覚めの前には きっとみな祈る 夢の中で

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          詩:芽吹き

          芽吹くように ぼくは目をこする 暗い ぬるい 土の中から 目覚めてはいない ぼくはまだ 愛を語る言葉が 最初の言葉であった ぼくは 生まれたのだ おそらく それまでは苦しみの無言が 苦難の土が ぼくを締め上げるように 無機質のゆりかごとなっていた ぼくはその圧力が弱まるのを感じた ぼくは ああ、そう思った もうすぐだ ぼくはもうすぐ 生まれるのだ

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          詩:生

          生きること、それをぼくは知りたい 決して壊れたら終りなんか 思いたくない ぼくは人がきらいだ でも守られてきた だからぼくは人を守る、理解し、きずを癒そうとする 言葉で フェアだから、フェアを誇りとするから 同時に言葉でぼくは自分を守る 剣だ、諸刃の剣 死の形をしている ぼくは自分と他人を治そうとする力と 死の形をした心を 両方持っている ああ どっちも捨てることなんかできない 結局人間に生まれたから 正しい道を行くんだよ ぼくは 剣はあまりに重く、心はあまりに脆いから

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