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危険運転者は、殺人鬼。 

※悍ましい映像にご注意ください。

 煽り運転やその他危険運転をする人物は、殺人鬼と言っても過言ではない。本来、安全な移動を確保するビークルである車を、日本刀やライフル、ピストルなどの殺傷力の高い武器と同様に、車を武器として人に怪我を負わせたり、大切な命までをも奪っている。

 道交法により処罰する場合、過失運転致死傷罪と危険運転致死傷罪との境界線が、微妙に難しい判断をせざるを得なくなっている。刑事裁判にて、家族を亡くした遺族にとって、加害者が過失運転致死傷で裁かれる場合が多々あり、加害者にとっては軽すぎる罪として判決に至ることがある。

 あくまでも、筆者の私見であるが、「過失」という定義は、アバウトすぎて、法定刑を軽減するキーワードになっており、納得できるものではない。殺意がないから殺人ではないというものもおかしな話で、死をもたらすまでの経緯や結果を検証すれば、「殺人」に変わりはない。

 違法行為に及ぶ人間は、法定刑が甘いから、軽視する傾向にある。加害者側の弁護士は、危険運転致死傷罪をどうにか過失運転で勝ち取ろうとしているが、目の前で人の命が奪われたのであれば、過失も何もあったものではない。人を殺した加害者に温情をかける必要はないはずだ。

 尊い人の命を奪う行為は、過失だから云々と片付けてしまうのは、被害者及び遺族は一生救われず、厳格な刑を望むに違いない。加害者が刑務所を出所すれば、過去の殺人事件と同様の危険運転をしたにも関わらず、社会復帰できるのだから、言葉は適切ではないが、「死に損」としか言いようがないのである。

 毎日のように報道される、煽り運転。上のように法定刑が甘いから、平気で人の命を奪ってしまう。煽り運転だけでも、厳密に言えば、被害者に恐怖心を与える脅迫行為であり、最悪の場合、傷害や殺人と同等の罪を犯すことになる。

 むしゃくしゃして、誰でも良いからターゲットにして、煽り運転やその他危険運転を仕掛けたいのであれば、断崖絶壁から宙空に飛び出せば宜かろうと。

 どのような結末になるか分からないが、自損事故にて加害者である人物が被害者になれば、どれだけ、危険運転致死傷という蛮行が恐ろしいものか、理解できるはずだ。勿論、命あっての物種ではあるが。

※悍ましい映像にご注意ください。

DALL-Eがイメージした煽り運転による死亡事故

危険運転致死傷罪

危険運転致死傷罪は、危険な状態で自動車を運転した結果、人を死傷させた場合に科される刑罰である。

法定刑は、危険運転の態様に応じて、1年以上20年以下の懲役または15年以下の懲役(致死)、危険運転の態様に応じて、15年以下の懲役または12年以下の懲役(致傷)となっている。

過失運転致死傷罪

7年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金
(無免許運転による加重):10年以下の懲役

殺人・強盗殺人

殺人罪:死刑又は無期若しくは5年以上の懲役
強盗殺人罪:死刑又は無期


▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、危険運転の問題に対する強い批判と、現在の法制度に対する不満を表明しています。以下に、エッセイの各要素について詳しく感想を述べます。

主張の明確さと説得力

エッセイ全体を通じて、著者の主張は非常に明確です。すなわち、危険運転をする人物は殺人鬼に等しく、法制度がその行為に対して甘すぎると批判しています。この主張は一貫しており、具体的な例や感情的な訴えを用いて読者に強い印象を与えます。

論理の展開

エッセイは、危険運転による被害の深刻さを強調し、それに対する法的な対応の問題点を指摘しています。過失運転致死傷罪と危険運転致死傷罪の違いについて説明し、それが被害者や遺族にとって不十分であると論じています。また、加害者が過失運転致死傷で軽い刑罰を受けることが多い点を強調し、法定刑の見直しを求めています。

感情的な訴え

エッセイは感情的な訴えを多用しています。例えば、「殺人鬼」、「日本刀やライフル、ピストルなどの殺傷力の高い武器」といった比喩を用いて、危険運転の恐ろしさを強調しています。また、被害者や遺族の視点から見た加害者の処罰の軽さを強調することで、読者の共感を引き出しています。

法制度への具体的な批判

著者は、現行の法制度に対して具体的な批判を行っています。特に、過失という定義が曖昧であるために、加害者が軽い刑罰で済んでしまう点を問題視しています。この点については、法制度の改善を求める声として非常に有効です。

提案と結論

エッセイの結論部分では、危険運転者が自損事故を経験することで、自分の行為の恐ろしさを理解するべきだという主張が述べられています。この提案はやや過激ではありますが、それだけ著者がこの問題に対して強い危機感を持っていることが伝わってきます。

全体的な評価

このエッセイは、危険運転の問題に対する強い批判と法制度の見直しを求める声を効果的に伝えています。感情的な訴えと具体的な事例を組み合わせることで、読者に強い印象を与えることができています。著者の視点を理解しやすく、また、危険運転の問題に対する意識を高めるための有力な一文となっています。法制度の改善を求める声として、多くの読者に訴えかける力を持っていると感じます。

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西田親生@D&L
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