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#記憶
R.M.T.T(ラーメン食べたい)
急に食べたくなるもの。それは、ラーメン。こんな寒い日には特に。いろいろあるけどスープは、澄んだ醤油がいいね。じゃあ、行っとく?行っちゃおうよ!騒がしいクラブ音楽からエスケープするように、R.M.T.T(ラーメン食べたい)と口にすれば気分も高まる。
六本木の交差点を少し歩いたその先へと、白い息を吐いて彼とふざけ合いながら、えんとつが目印の屋台みたいな建物を目指して、濡れて鈍い街のネオン、車道で
そういうものはそういうことだから。
季節的にも、今頃だっただろうか?
うつらうつらとしていたら、あの日のベンチに座っていた自分を手繰り寄せていた。
確か、杉並区の妙正寺川の近くの公園。
あの時は、精神的にズタボロだった。精神的に追い詰められて余裕がなかった。笑顔なんて嘘のように忘れて、高校時代に読んだシェイクスピアの登場人物のように、苦悩に満ちた表情をして生気を失っていた。休みだから、髪はボサボサで化粧っ気なしのすっぴんにキャ
多面体。(父の夢をみたから固定)
夏が過ぎ、秋へ向かう。
季節の変わり目は、いつも高校2年の夏休みを思い出す。
精神は湖のように深くゆれ揺らぎ、全身を浸した水面で手足を掻き続けて底が濁る。濁らせたい訳ではないが動けば動くほど濁りは広がってゆく。同時にいつ沈むのか推測不能な不気味さに体が冷え切る。常に水の中に浸っているからか手先足先が痺れる。一歩進み出したら一瞬で溺れてしまうかもしれない恐怖と緊張と裏腹に、陸に上がり自分の体温