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無職日記

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#メンタルヘルス

適応障害になって二度目の夏、そしてほうじ茶プリン。

適応障害になって二度目の夏、そしてほうじ茶プリン。

なんと今夏2度目の風邪を引いてしまった。
一度目は、1ヶ月前。2歳になる甥っ子からもらった風邪。保育園からもらってきたらしい菌を彼を通してもらってしまった。私は自分でも引くくらいに甥っ子を愛しているので、風邪を移されてしまっても愛おしさしかない。

愛おしいのだけれど、なかなかの辛さだった。私は喉がウィークポイントで、必ず喉から症状が出る。のどスプレー、はちみつ、塩水うがい、龍角散のど飴、YouT

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適応障害になって1年。大丈夫、必ず良くなるから、思う存分休めばいいさ。

適応障害になって1年。大丈夫、必ず良くなるから、思う存分休めばいいさ。

適応障害と診断されて、もうすぐ一年になる。
この一年、一歩進んでは二歩も三歩も下がって、またちょっと一歩進んで…を繰り返してきた。一年という長いような短いような空白期間を経て、ようやく「元気になったな」と自信を持てるようになった。
とはいっても、今も月に一度のメンタルクリニックや内科の通院は継続中だし、低気圧やら気温差やらに体がついていけなくて1日中寝ている、なんてこともあるけれど。
日常生活を送

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人と比べない、自分を責めない、焦らない。

人と比べない、自分を責めない、焦らない。

一週間ぶりに外へ出た。すっかり季節は進み、いつの間にか春が濃くなり始めていた。

ほとんど外に出ず、引きこもっていた。生理という(ある意味)出血大サービスイベントによって、体調は最悪オブ最悪。ロキソニンと布団とお友達。布団にくるまりすぎて、巻き寿司になりそうだ。

私は今、子宮内膜症の治療をしている。生理痛が重くなり始めたのが中学3年生ごろ、子宮内膜症と診断されたのは19歳。なので、「生理痛」とは

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どんなにドン底でも、苺タルトが美味いと思える日は来る

どんなにドン底でも、苺タルトが美味いと思える日は来る

休職期間6ヶ月+無職3ヶ月の
無職になって3ヶ月が経つ。休職期間を含めると、仕事から離れて9ヶ月だ。
「休職」や「無職」は、マイナスの出来事として捉えがちだ。特に、メンタルダウンなどの不調が理由の場合は。だけど最近は、そんなにマイナスでもないかもな、と思うようになった。むしろ、じっくりと自分と向き合う時間を過ごせて、今となってはありがたいなぁ、と思う日々である。
とはいえ、休職し始めた頃は最悪な状

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めちゃくちゃしんどいけど、雨上がりの空が憎らしいほど綺麗で、「生きたい」と思っている自分に気がついた

めちゃくちゃしんどいけど、雨上がりの空が憎らしいほど綺麗で、「生きたい」と思っている自分に気がついた

今年は不調が続いた一年だった。回復してきたと思ったら不調になり、また少しずつ回復しては逆戻り…の繰り返し。
一歩進んでは二歩も三歩も下がる。それでも諦めずに、少しずつ。ミリ単位だけど、歩いてきた。
家族や友人、病院の先生、カウンセラーの先生、市役所の人や福祉関係の人、近所のおばあちゃん、動画や文章で発信してくれているクリエイターの人たち、noteで出会った人たち。

たくさんの人たちの言葉に支えら

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無職日記#14 「痛み」は希望も気力も根こそぎ奪っていく

無職日記#14 「痛み」は希望も気力も根こそぎ奪っていく

こんな痛みが続くなら、死んだ方がマシ。そう、何度思ったことだろうか。女という体を持って生まれてきてしまったばかりに、毎月襲われる痛み。人生の1日に3回はロキソニンを飲まないと眠ることすらできない。これでも子宮内膜症の治療をし始めてかなり楽になったほうだ。症状が悪化していた時期には、痛みで失神したり救急車で運ばれたりしたこともあった。

生理が来るたび、私は絶望する。あらゆる対処法を試しても、手術ま

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無職日記#13 note歴2ヶ月。更新のモチベが下がっているので、率直な気持ちを書いていたら理由が見えてきた。

無職日記#13 note歴2ヶ月。更新のモチベが下がっているので、率直な気持ちを書いていたら理由が見えてきた。

気づけば、最後にnoteへ投稿してから9日が経っていた。
はじめた当初のやる気はどこへやら。最近、noteを更新するモチベーションが下がっている。絵を描くのも文章を書くのもめんどうくさい。絵を描くために新調したiPadは動画閲覧タブレットと化している。
「下書き」には書きかけの記事がちらほら。あれも書きたい、これも書きたい、とストックしていたものたちだ。だけど、それらを書き終えるやる気も今は出ない

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無職日記#12 60歳の母に腕相撲で完敗し、生命の危機を感じて筋トレを始めた適応障害の30歳

無職日記#12 60歳の母に腕相撲で完敗し、生命の危機を感じて筋トレを始めた適応障害の30歳

母と腕相撲をした。
夕食前、ご飯を食べようと意気揚々と腕まくりをした私の手首を見て、母が「ちょっと、細すぎない?」と心配してきたのだ。それならば、と。腕相撲することになったのだ。

我が家では、何年かに一度「よっしゃ、腕相撲しようぜ」という謎の流れが生まれることがある(大抵は急に言い出した私に家族が乗ってくれているだけである)。少し面倒くさそうにしながらも、いざ勝負となると本気でやってくれる家族が

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 無職日記#11 「これからどうしよう?」の不安が頭を埋め尽くしたときは、今に意識を向けてみる

無職日記#11 「これからどうしよう?」の不安が頭を埋め尽くしたときは、今に意識を向けてみる

夜に訪れる、思考の渦

22時を過ぎると、いろいろなことが脳内を駆け巡る。日中は見ないふりをしている不安や迷いが、一日の終わりへ差し掛かった静寂とともに姿を現すのだ。
ゆっくりお風呂に浸かって、ヨガでもして、おとなしく布団に入って眠ればいいものを。一度回り始めた脳は止まってくれない。

これからどうする?
このままで良いわけない。
体調が安定しないのは言い訳かもよ?動き始めたら変わるかもよ?
そう

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無職日記#10 好きなことや好きなものを一つずつ思い出してみる。

無職日記#10 好きなことや好きなものを一つずつ思い出してみる。

ようやく声が出るようになった。塩水(生理食塩水)でうがいをすると効果があるとかかりつけ医から教えてもらい、実践したところあっという間に痛みが治った。(もちろん、薬も飲んでいるのでそのおかげもある)。
塩水でうがいをする、なんて昔からよく聞いていたがこんなに効果があるとは思ってもいなかったので驚きだ。
海水が口に入った時のしょっぱさをイメージしていたのだが、全く濃度も違っていて、しょっぱいどころかま

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無職日記#9 休むときに大切なことは、とにかく焦らないこと。そして、心地良いことをすること。

無職日記#9 休むときに大切なことは、とにかく焦らないこと。そして、心地良いことをすること。

心身の調子を崩すと、この先ずっとこの状態が続くのではないかと絶望する。出口の見えないトンネルをひたすら歩き続けなければいけない感覚に陥る。光もなく、手探りで暗闇の中を恐る恐る進むしかない。前へ進めているのかもわからない。

私は今年の5月に適応障害と診断された。ボロボロの状態で休職に入り、6ヶ月。復職できず、退職となった。現在は無職ライフを謳歌している(といっても、今は体調を崩してしんどい)。

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無職日記#7 しんどくなった時こそ、自分のペースを知るチャンス

無職日記#7 しんどくなった時こそ、自分のペースを知るチャンス

ここ数日間、絵を描く元気も、文章を書く元気もなかった。どうしてこんなに疲れているのだろうと振り返ってみると、ほぼ毎日、外出などの予定が詰まっていたからだった。
私は、内向的な性質である。外出や予定のある日が続くと、家にこもりたくなる。たとえ、どんなに楽しい予定でもだ。その時は楽しいのだが、後からどーんと来る。部屋にこもって布団にくるまり、ひたすら寝る。何もしない日がないと、どんどんエネルギーが削ら

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無職日記#3 「助けて」と声を上げることが生きやすさにつながるのかもしれない

無職日記#3 「助けて」と声を上げることが生きやすさにつながるのかもしれない

今日は皆既月食。寒空のベランダで、双眼鏡を覗いた。月が少しずつ欠けていく様子も、すっかり地球に隠れて赤黒く夜空に溶け込んだ姿も幻想的だった。
ご飯を食べてても、映画を見ていても、やっぱり空の様子が気になって、30分おきくらいに母とベランダへ出ては、「おお〜!すごいすごい!」なんて言いながら二人で空を見上げた。のんびり空を見上げるくらいには、心のゆとりができてきているのだろう。

今日は、市役所で手

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