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運動は脳にいい?!②<ストレス耐性が強くなる>
私はカウンセリングの中で、うつや不安症、パニック障害、あがり症等の症状を持つクライアントさんに、「できれば運動をしてください」とお話しすることがよくあります。カウンセリングを受けに来たのに、なぜ運動を勧められるのか、とキョトンとされる方もいらっしゃいます。
その理由は、運動はストレス耐性を高めてくれるという研究結果が出ているためです。そこで今回は、なぜ運動が私たちのストレス耐性を高めてくれるのか
海外生活編:駐在帯同家族の悩めるキャリア
これまで駐在員のご家族からさまざまなご相談をいただきましたが、その中でよく耳にするのがキャリアの悩みについて。配偶者の赴任が決まったことで、泣く泣くキャリアを中断せざるを得なかった方は多いと思います。また近年、シンガポールやアメリカをはじめ、多くの国で駐在員の帯同家族が労働ビザを取ることが難しくなっているということもあり、働きたいけれど働けないという状態が長く続いてしまうということも…
そうした
海外生活編:メンタルのピンチは人生のチャンス?!
『シンガポールこころの相談室 | 心理士・長谷川由紀』を更新いたしました(こちらはシンガポールの生活情報ウェブマガジ『マンゴスティン倶楽部』に掲載されています)。
第一回目の今回は、シンガポールをはじめとする海外での生活をスタートした方々に向け、環境の変化によりメンタルの不調をきたした際にどのように向き合えばよいかを書かせていただきました。環境の変化が引き金となるメンタルの不調は、海外生活のみな
シンガポールのウェブマガジンに記事を掲載させていただくことになりました
シンガポールの生活情報ウェブマガジン『マンゴスティン倶楽部』にて、海外生活にまつわるお悩みや心の問題に関する記事を掲載させていただくことになりました!ページのタイトルは『シンガポールこころの相談室 | 心理士・長谷川由紀』です。
海外からも日本国内からもお楽しみいただける内容を随時更新
こちらのウェブマガジンではシンガポールをはじめとした海外での生活を送られている方々に向けて、メンタルケアの方
カウンセラーの本棚 3<アメリカの超人気カウンセラーによるベストセラー『不倫の現実』>
今回の記事では、アメリカでベストセラーとなった不倫に関する本をご紹介します。
この本は、前回の記事でご紹介したアメリカのカウンセラー、エスター・ペレル氏によって書かれ、大変話題になりました。タイトルは『不倫の現実: 浮気を再考する』(拙訳、原題 “ The State of Affairs: Rethinking Infidelity”)です。2017年に出版された本ですが、今でもアメリカの本屋
浮気をされるとなぜ傷つく①<「記憶」と「現実」が乖離する>
前回の記事では浮気(不倫)が発覚したときの心理を解説しました。パニック状態になるほど心理的ダメージが強いというお話をしましたが、それではなぜそれほど深く傷つくのかを今回は紐解いてみたいと思います。
浮気をされたとき、人は何に深く傷つくのか。この問いに、ニューヨーク タイムズ誌に掲載された『最大の裏切り(Great Betrayals)』という記事の中で、米国の精神科医アンナ・フェルズ氏は次のよう
不倫が発覚するとどんな心理状態になる?<まずパニックに>
第一回目の今回は、パートナーの不倫が発覚したときどのような心理状態になるかをお話します。そこでまず、夫に不倫をされて傷ついたA子さん(40代、会社員)の事例を使って考えてみましょう。
A子さんのように、不倫を知った直後はパニック状態に陥るため、「どうしたらよいか分からない」という状態でカウンセリングにいらっしゃる方が多いです。そして怒りや悲しみの感情が非常に強く出てくるため、涙が止まらない等、理
『恋のトキメキはどうして終わる?』が最も読まれた理由を考えてみる
これまで約45記事ほど、心理のお話をこのブログに投稿してきました。うつやパニック障害、不安症、親子関係等、さまざまな分野を取り上げてきましたが、その中でも圧倒的に多く読まれているのは恋愛関係に関する記事でした。
恋愛関係の中でも特にアクセスやお問い合わせが多かったのは、『恋のトキメキはどうして終わる?』という記事でした。この記事では3回にわたり、人を好きになり始めのドキドキワクワクとした気持ちが
カウンセラーの本棚2<米国経済学者が教える、育児における賢い選択術(新生児期〜幼児期編)>
前回の記事では産後育児中に不安に陥りやすい理由を睡眠不足の観点からお話ししました。今回は、不安になりやすい育児中に役立つ本をご紹介します。
今回ご紹介する本は、米国ブラウン大学の経済学教授エミリー・オスター氏が執筆した『育児のカンニングペーパー:統計的データに基づくより良い、より楽な育児(新生児期〜幼児期)』(拙訳、2019年)(”Cribsheet: a data-driven guide t
その不安、睡眠不足のせいかも?
睡眠が不足することによってイライラしたり、気分が優れなかったりすることは、経験的に容易に想像できるのではないかと思います。しかし、睡眠不足と不安の関係について考えたことはあるでしょうか。
2024年4月号の『Psychological Bulletin』という雑誌に、過去50年間に行われた154件5,717人を対象とした睡眠不足に関する研究を解析した結果が発表されました。それによると①睡眠を全く
米国ニューヨーク州公認心理士が心についてお話しするブログです
私は米国ニューヨーク州公認心理カウンセラーです。米国のコロンビア大学臨床心理学修士課程を修了し、資格を取得、当地で開業してカウンセラーとして活動していました。ニューヨークで10年ほど暮らした後、現在はシンガポールに拠点を移し、引き続きカウンセリングに従事しています(詳しくはページ最後の略歴をご参照ください)。
私がカウンセラーになるために米国の大学院で学んだこと、そしてカウンセラーとして働きなが