記事一覧
読書感想 三島由紀夫 「潮騒」
青春小説の金字塔と言われ、映画化も度々されたタイトル、また三島由紀夫の書籍は文庫だけでも2400万部以上を販売している中で、発行部数は1位の金閣寺に次ぐ2位がこの潮騒となっております。
初版は昭和29年6月10日新潮社より刊行
また、隠れたエピソードとして、三島本人はこの書籍が売れた事にショックを受けたという作品で、そちらに関しては後程ご説明させて頂きます。
舞台は三重県の伊勢湾に位置する歌島
読書感想 三島由紀夫 「鏡子の家」
三島由紀夫の傑作長編。
単行本は前半後半の二冊構成で、新潮文庫では一冊で出版されています。
1959年(昭和34年)刊行で三島中期の代表的作品の一つです。
あらすじ
資産家の令嬢である鏡子。その家に集まってくる四人の若者。それぞれが人生の巨大な壁の前に為す術もなく立ちつくしていた。世界滅亡と狡猾さを信じるサラリーマン清一郎、大学ボクシング部の選手峻吉、画家の夏雄、無名俳優の収。今をいかに生き、先