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古書店を開業します!!

2024年5月1日
一年探しに探した店舗物件がとうとう決まりました。今5月中旬、まさにお店作りをしている真っ最中です!!
これからリアルタイムに古書店の開業、古書店経営をNoteに綴っていこうと思っています。

本屋さんの現状
古書店を開業するというのは、この令和の時代になかなか珍しいチャレンジになる様です。
まず、書籍業界の現状として、全国の書店数は1万918店で、10年前と比べて、4600店が閉店しているそうで、特に小規模な個人店が大きく減り続けているそうです。
このままいくと2034年には5000店くらいになってしまう計算ですね。いや、最近の傾向を考えるともっと少なくなってしまうかもしれませんね。
ネットなんかで情報収集してみても「儲からない」「家族を養う程は到底困難」等と出てきます。
一部ポジティブな情報としては「ネット販売でなんとかやっている」「ブックカフェにすれば多少売上が作れる」と言った事もある様です。

もう、各駅に本屋さんがあるという時代は終わってしまうのかも知れません。

ではなぜ古書店を始めようと思ったのか。
私の自己紹介にもなりますが、私は飲食店と宿泊施設を経営しております。会社は十一年目で、今まで様々な大変な事もたくさんありました。
感性という点では、二十代の頃に役者をしておりまして、自然に本を読む事はしてきました。
年齢は今年で四十歳になりました。
四十年生きてきて、また、十一年会社を経営してきて、ひとつ自分なりにではありますが、人生において必要なものが見えてきた気がしたのです。それは一年前に三島由紀夫文学に出会えてはっきり確信に変わりました。
人生というものにイコールを付けるとした場合
人生=「     」ここに当てはまる答えがはっきりとしたのです。
それは人生=「言葉」という答えでした。
仕事も言葉のやりとりですし、恋愛も、友情も、家族愛も、何もかも言葉、私達は日本に暮らしている訳ですからつまり「日本語」という事ですね。
一見当たり前の様な話しではありますが、これを意識して人生を生きている方って、もしかしたら少ないのかもしれないと思うんです。
私自身も改めて気づいたのが四十歳ですので。
私は三島文学に魅せられて、三島作品の長編短編で34冊程と、エッセイ等を読みあさり、日本語の美しさの虜になってしまいました。
まだまだたくさんの文豪の作品は読みきれていませんが、昭和の中期辺りは最も文学が花ざかりを向かえた時代だったのかなと感じます。
明治大正の漱石、鴎外からなる文学の流れにおいて、三島が「最後の文豪」と言われる所以がその辺りにあるのでしょう。
そんな三島文学の日本語の練りに練られた美しい可能性は、令和の時代にも必ず必要であり、いつまでも美しさは消えないと、そう思い、今こそ文学を取り扱う事を仕事にする!!そう決めました。
前述させて頂きましたが、大変な仕事であるとか、儲からないという事は関係ない!!そういう決意が出来たので、古書店を開業する事にしました。

次回はまた店舗の近況報告等を書いていこうと思っています。
最後までご覧頂きありがとうございました。

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