頑固親父(  ・᷄֊・᷅ )

頑固親父( ・᷄֊・᷅ )

こんばんは〜。日曜日ということもあって、いつもよりは忙しかったですが気持ちの良い疲れです!帰ってすぐ読んでくれたかな?おやすみ前に読んでくれたかな?って営業終わりに考える時間が楽しい( ¨̮ ) さて、今日は我が古書店の店主について少しお話を。 働くことになった日の話しにも書いたのですが、今時珍しい昭和の頑固親父。無口でぶっきらぼう。仕事は俺の背中で覚えろタイプです。なので「本を売る」ことに関して何かを教えてもらったということは、たぶん無い。決まっている事柄は意地でも曲げ

レトロな外観𖠿

レトロな外観𖠿

こんばんは!今日もお疲れ様でした! さて、今日は私が働く古書店の外観のお話を少しさせて下さい。何で外観?と思われるかもしれませんが先日、昭和にタイムスリップしたようなノスタルジックな趣きがありますね〜とお客様が仰られまして、なるほどな〜と。あまりにも日常風景すぎて気に留めることもありませんでした。 錆びついた板金の壁に、瓦屋根。木造住宅を改装した店舗です。看板は店主お手製の蒲鉾板のようなものに小さく屋号が書いてあります。経年劣化で黒く変色してしまいまともに読めませんが。そ

きんの砂〜1.昔ノ場所(7)

きんの砂〜1.昔ノ場所(7)

 入り口に人影が立った。がっしりとした体格で、背が高い。  「孝春」  しばらく顔を合わせていない恋人の名前を読んだものの、亞伽砂は戸惑いを隠せなかった。彼は、この場所を知らないはずだ。  「どうしたの」  「会いに来た」  それはそうだろう。読書などしない元ラガーマンは普通の書店にだって興味がない。そんな彼が埃だらけの古書店をわざわざ探してまでくるはずがない。だいたい亞伽砂の祖父が古書店を営んでいることだって話したことはないのだ。  「じゃなくて、どうしてここが

展覧会 『あなたもいきもの You too are a creature.』 (大阪)
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展覧会 『あなたもいきもの You too are a creature.』 (大阪)

展覧会 『あなたもいきもの You too are a creature.』 トーテムポールがある島々をシーカヤックで巡り(カナダのハイダ・グワイ)。 アラスカ北部、カリブーと共に生きるヌナミュートの村、彼らの土地を歩いて。 アラスカやカナダの大自然を旅しながら写真を撮るホソグチ リオの写真展。 2021年9月にカフェスローさん(東京)で開催した写真展と同じ内容をアレンジしてyoubooksさん(大阪)で開催いたします。 一冊、一冊濃い本が並ぶ古書店、youboo

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古書店で働くことに決めた日。

古書店で働くことに決めた日。

私は今、古書店で働いています。大手の古本屋ではなくって、小さな小さな町の小さな小さな個人経営の古書店です。 子供の頃から読書が大好きでした。幼稚園の時には絵本をたくさん買ってもらって眠る前は読み聞かせしてもらい、小学生になると幼年童話、児童書、中学生になると東野圭吾さんにどハマりし、高校からは本格ミステリーを読み漁る毎日。新書から興味の幅を広げてさらに深く知りたいことは専門書を読んでみたりと順調に読書の階段を駆け上がった良い例だと私事ながら思います(笑)学生時代、私も人並み

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きんの砂〜1.昔ノ場所(6)

きんの砂〜1.昔ノ場所(6)

 祖父の『商売』。  それはいったい何だったのだろうか。  店の出入り口の引き戸は完全に閉まっておらず、表側に降ろされたシャッターに設けられた郵便用のスリットから床に郵便物が溢れ出ていた。公共料金の知らせなどもあるだろうからと台所で見つけた紙袋に入れて持ってきたが、放置されていたにしても量が妙に多いと。必要な通知書と通販やセールスのチラシを除いて残ったものは全て手紙だった。葉書も数葉あったがほぼ封筒で差出人もばらばらならば、知っている名前もひとつもない。祖父はこの差出人達

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きんの砂〜1.昔ノ場所(5)

きんの砂〜1.昔ノ場所(5)

 「まったく、お父さんにも困ったものね」  娘から父親の店の様子を聞いた母は、呆れたように声を上げた。それもそのはずで、祖母が亡くなってからというもの祖父は主に店の最上階である3階を生活の場としていたようなのだ。確かに家にいないときは店にいることが多かったものの、誰も住んでいるとは思っていなかった。  店を軽く見た亞伽砂と花穂は、子供の時には上がることのなかった2階と3階部分も見に行ってみた。祖父が買い取る前は子供服の専門店だったという四角い建物。1階の台所や帳場との仕切

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きんの砂〜1.昔ノ場所(4)

きんの砂〜1.昔ノ場所(4)

 店の出入り口を正面に見て、亞伽砂は帳場に座った。小上がりに腰掛け足をブラブラさせた子供の頃は天面が首の下あたりだったカウンターの高さが、今ではちょうど文机に丁度いい。天面の下には棚が作られており、手提げ金庫といくつかの帳面と箱があった。昔と変わらぬように見える景色の中で目を引くものがあった。ついさっき花穂が出ていったカウンターの切れ目に置かれた、風呂敷を掛けられた大きな塊。何だろうか。取り出し掛けた思い出の箱から手を離し亞伽砂はその前に移動し、風呂敷を取った。  パソコン

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見出しを自作してみる

見出しを自作してみる

ここ数日かけて、お年寄りのiMac志郎をひーこら言わせて見出しを作ってみた。昨日は画像がPDFのままで載せられなかったけど、見出しにはちゃんと使えるのだ。 「きんの砂」。フォント的にはどうってことのない明朝体というか、教科書体のようなのをそのまんま使ったけど、やっぱり面白くない。と思い「砂」だけ少しいじってみた。候補としては石偏の口のところを砂時計にしてみようとも思ったけど、「きんの砂」で砂時計ではあまりにもド直球で面白みがないのであえて何もせず。フォントをちょっといじって

最後の仕事

最後の仕事

電子機器部品が品薄である。 理由としてはCOVIDー19患者に使用する電子機器への供給のため。これは日本だけでなく世界中で。そして半導体製造会社の火事。そのおかげでカーナビで使用する部品の供給が間に合わず、自動車も納期が延びている。去年買い替えの際にすでに騒いでいたが、それよりもさらに状況が悪くなっている。 そしてパソコンは半導体の塊。影響が出ないはずがない。先週実物を見に行った時も、そんな話をしていた。といっても納期が遅くなるのはM1チップを搭載した24インチのiMac