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【はじめに全文公開】佐渡島庸平氏が“羨ましい”とさえ思った、多様性の時代を最も象徴する、アイデアのつくり方
『マイノリティデザイン
弱さを生かせる社会をつくろう』
澤田智洋(ライツ社)2021/3/3発売
「いい仕事をしたい」と願う、すべての人へ。
むなしさの頂点のようなこの時代に「マイノリティデザイン」という宝物のような考え方を、まずはひとりでも多くの人に届けたいと思い、本の中身がギュッと要約された「はじめに」を無料で全文公開いたします。興味を持っていただけましたら、お近くの書店やAmazonでお買
その前向きな言葉が、誰かを傷つけることがある。
やさしいって、むずい。
「山中さんはやさしいですね」なんてたまーに言われる。そんなことないっす! と思う。僕はやさしさってなんなのか、32年生きてきていまだによくわからないのだ。
たとえば。
人生に悩んでいたり、なにか病気にかかっていたりする人がいると、「元気だして!」「この経験には意味があるよ!」なんてつい言ってしまったりする。
でも、バラに棘があるみたいに、みかんの汁が目に入ると痛いみ
世界一のブランドは、たぶん家族だ
これは、産声をあげたばかりのブランドと、家族の話です。
家ではただの兄貴なのに、一歩外にでると「障害者」という枠組みに兄貴は当てはめられる。血の通った親戚すらも「お前は兄貴の分まで一生懸命いきろよ」と語る。気持ち悪いくらいに可哀想バイアスがかかっている・・兄貴は不幸ではないのに。
「知的障害のイメージを変えよう」
重度の知的障害を伴う自閉症の兄・翔太がきっかけとなり、双子で決断した。兄のため
「喫茶ランドリー」はやっぱりヤバい?コロナで来客3名!?になっても開け続けたら…地域に開くってそういうことだよ、と教わりました。
2018年1月5日にグランドオープンした「喫茶ランドリー」は、おかげさまで2年が経ち、3年目に突入しました。当時オープンしてまもなく書いた下の記事は、この2年間ずっと毎日誰かしかが読んでくださり、また、この記事をきかっけに全国各地からも来店してくださる方が絶えないので、本当に嬉しい限りです。
そして、ここをきっかけに喫茶ランドリーをつくり、運営しているグランドレベルという会社には、住宅や団地、マ
「ウサギとカメ」の解釈から思うこと
「ゴールデンウィークは、母の実家である山形に行く」という暗黙のルールが明石家にはある。
母も姉も妹も(父は自由人なのでルール適応外)、どんなに私生活や仕事が忙しくてもゴールデンウィークの2日あるいは3日間は家族のために時間を作り、みんなで揃って祖父母に顔を見せに行く。
このルールは、私が生きている25年間、いまだかつて1度も破られたことがない。3姉妹が社会人になり実家を出て、家族の住む場所は京
旅の変わりに私の五感を起こしてくれる鍵を求めて #100枚で写す夏の日 を終えて
底が見えるくらいの中途半端に高いところと、物凄く早口で喋る人。観たいアニメのない静かな夜に、田舎の暗闇に突然現れる自動販売機。空虚を見つめ続けるうちの猫。
生きている中で怖いものは沢山あるけれど、その中でわたしが最も恐れてることのひとつに、五感が死んでしまうことがある。
何を見ても何をしていても心が目が味覚が触れた指先が、決して熱をおびず、ただただ途方もない時間だけが横たわり、流れていく。
そ