ヘラルボニーマガジン

「異彩を、放て。」をミッションに掲げる福祉実験カンパニー「ヘラルボニー」のマガジン。福…

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「異彩を、放て。」をミッションに掲げる福祉実験カンパニー「ヘラルボニー」のマガジン。福祉領域の拡張を見据えた多様な事業を展開しています。【Corporate】http://www.heralbony.jp【Online Store】https://heralbony.com/

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1枚の企画書からはじまった、知的障害のある人たちの“音”の企画展「ROUTINE RECORDS」クリエイター対談

知的障害のある人は、何度も繰り返しの行動をすることがある。その「音」に着目し、社会へ届ける実験的な音楽レーベル「ROUTINE RECORDS」。2022年10月、ヘラルボニーによる新たな福祉実験が金沢21世紀美術館のデザインギャラリーに放たれました。 構想からおよそ2年をかけて実現したこのプロジェクト。担当したへラルボニー アカウント部門プランナーの大門倫子さんと、発案者でありこの福祉実験のクリエイティブを一手に担った株式会社HARKEN代表の木本梨絵さんに、「ROUTI

    • 誠実謙虚に。へラルボニー6期目の挑戦を、人・組織・カルチャーから紐解く

      「異彩を、放て。」というミッションを掲げるヘラルボニーは、2023年7月24日をもって創業5周年を迎えました。数多くの作家たち、福祉施設、パートナー企業、ヘラルボニーで働く仲間、そして応援してくださる方々の協力があってこその今日が続いています。 去る8月17日には「創業5周年記念」を冠したオンライン会社説明会を実施しました。『人・組織・カルチャーから紐解く、へラルボニー6期目の挑戦』と題し、これから起きる“変化”を3つのセッションに分けて、社員自らが現状と展望を語りました。

      • アートと福祉と経済と。JALもJRも共鳴するヘラルボニーの挑戦

        私たちは、「異彩を、放て。」をミッションに掲げる福祉実験カンパニー・ヘラルボニーです。 知的障害のある作家とアートライセンス契約を結び、彼らが手がけたアート作品をさまざまな形の「商品」として経済市場、アート市場に届けて、新たな価値を生み出しています。 街中の殺風景な場を期間限定のミュージアムに設えたり、日常の何気ない消費活動にもクレジットカードの券面にアートで彩るだけでなく裏側の仕組みにもエッセンスを加え単なる消費から社会を前進させる力に変えていくなど、「異彩を、放て。」

        • 【イベントレポート】ヘラルボニー5周年企画「異彩の感謝祭」

          ヘラルボニー初となる「異彩の感謝祭」を、岩手で開催。 2023年7月24日。 ヘラルボニーは設立5周年を迎えました。 5周年。これまでの周年の中でも、節目となる大事な年。 そんな節目に、わたしたちが一番感謝のメッセージを伝えたい人たち—— それは、異彩作家、ご家族、福祉施設のみなさんでした。 そこで、5周年の特別企画として、 7月22日(土)・23日(日)に、ヘラルボニーのホームである 岩手県盛岡市の「HOTEL MAZARIUM(マザリウム)」に 異彩作家、ご家族、

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          「僕にはへラルボニーを上場(IPO)させたい理由があるんです」創業メンバーの大田が見据える6年目の決心

          2023年7月。「異彩を、 放て。」をミッションに掲げるヘラルボニーは、創業して6年目に突入し、それと同時にいよいよ本格的なIPOへ向けた準備を開始します。 IPO準備の中核を担うのが本社機能業務全般を担う「コーポレート部門」です。現在、コーポレート部門では担当領域である財務・経理・人事・労務・総務・法務・情報システム・セキュリティにおけるそれぞれのスペシャリストを積極的に募集し、非連続な成長を支えるコーポレート部門の基盤構築を推し進めています。 今回のnoteでは、そん

          「僕にはへラルボニーを上場(IPO)させたい理由があるんです」創業メンバーの大田が見据える6年目の決心

          手話通訳者の募集をはじめます。ろう者が、自分の言語で会議やイベントに参加することが当たり前の社会に

          ヘラルボニーでは2023年7月、福祉施設やグループホーム、障害者雇用など、障害のある人の新しいインフラを構築するための新規事業を展開する「ウェルフェア部門」を新設しました。同部門立ち上げメンバーの1人が、ろう者であり、一般社団法人「異言語Lab.(いげんごラボ)」の代表理事である菊永ふみです。「異言語Lab.」では、「異(ことなる)を楽しむ世界を創る。」をミッションに、手話を使った謎解きゲーム「異言語脱出ゲーム」等の体験型エンターテインメントを創り、新たな価値を提供しています

          手話通訳者の募集をはじめます。ろう者が、自分の言語で会議やイベントに参加することが当たり前の社会に

          設立6期目にして改訂した新バリューを羅針盤に、へラルボニーは原点と未来をつなぐ

          2023年7月、 ヘラルボニーは、創業6期目を迎えました。 創業者の松田兄弟が2人で起業した会社も、いまでは50名以上の組織へと拡大。両代表の兄、翔太さんがノートに記した「ヘラルボニー」という謎の言葉に共鳴する仲間が集い、それから数えきれないほどのプロジェクトが生まれました。支援や貢献ではなく、ビジネスとして挑戦を決意したヘラルボニーは、さらなる事業の拡大、そして大胆な挑戦を続けています。 そんななか6期目を迎えたへラルボニーは、仲間たちとあることを決めました。どんなに組

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          理不尽な社会、私の闘い方

          ヘラルボニーに入社しました、菊永ふみです。 一般社団法人異言語Lab.代表理事で、「異言語脱出ゲーム」という手話×謎解きゲームを創るコンテンツクリエイターです。5月にヘラルボニーに入社し、ウェルフェア部門で企業向けの研修コンテンツ作り、障害者雇用に関する新規事業立ち上げを担当しています。そして生まれつきのろう者です。 「異言語Lab.」は、20代-30代のろう者・難聴者が主体の団体で、手話を第一言語にしたチームです。「異言語脱出ゲーム」は異なる言語を持つ者同士が向き合い、ミ

          理不尽な社会、私の闘い方

          恩師・小山薫堂さんから届いた、一通のお守り。

          この文章は、Money for Goodとnoteで開催する「#推したい会社」の参考作品として主催者の依頼により書いたものです。 SURPRISE AND HAPPINESS社員ひとりひとりの誕生日をサプライズでお祝いする企業が、東京タワーから徒歩3分の距離にある。 それは、突然のサプライズケーキとともに社員が登場する・・・ようなシンプルなものではない。 内緒で家族を巻き込んでいたり、理不尽に突如として怒られることもある。役者が登場することも・・・もちろんそのための台本

          恩師・小山薫堂さんから届いた、一通のお守り。

          無題、あるいは不必要

          はじめにヘラルボニーは私にとって、取材する対象でした。 次々と新たなことにチャレンジしていくその存在は、記者からみれば“長期取材すべき相手”でした。 まだつい最近まで記者だったこともあり、今でもたまにヘラルボニーを取材しているような錯覚に陥ります。この入社エントリも、いわば潜入ルポのような、まだ軸足の定まらない感覚でいます。 ご挨拶が遅くなってすみません。どうも皆様はじめまして。桑山知之(くわやま・ともゆき)と申します。平成生まれの33歳、数秘も33の天秤座です。 202

          無題、あるいは不必要

          共に挑み、共に熱狂し、共に未来を作るために、ヘラルボニー「複業制度」で、異彩を放て。

          「プロバスケットボール選手に復帰したいと思っています。」 6月上旬の面談だった。プロバスケ選手の現役に復帰したいというあまりの唐突すぎる告白に、双子ともに目が点になった。 岩手県唯一のバスケットボールチーム「岩手ビッグブルズ」のキャプテンとして活躍し、その誠実な人柄から信頼の厚い伊藤良太選手が、念願叶ってヘラルボニーに入社をしてくれたのは、つい昨年のことだった。 岩手に拠点を構えるヘラルボニーとしては、地元の人気スター選手が入社してくれるなんて・・・感激で胸がいっぱいの

          共に挑み、共に熱狂し、共に未来を作るために、ヘラルボニー「複業制度」で、異彩を放て。

          大好きなバスケットボールの世界へ、再び。プロ復帰について伝えたい想い。

          いつもお世話になっている皆さまへ ヘラルボニー人事責任者の伊藤良太です。 2022年7月1日にヘラルボニーに入社してから、もうすぐ1年が経とうとしています。 ヘラルボニーでは、「異彩を、放て。」のミッションを実現する為に、熱狂している仲間たちと共に挑戦しながら、充実した時間を過ごしています。 そして、福祉施設や作家さんをはじめ、へラルボニーに関わって下さる皆様のお陰で、一歩ずつ歩めていると実感しています。 本当にありがとうございます。 6月15日、プロバスケットボール選手

          大好きなバスケットボールの世界へ、再び。プロ復帰について伝えたい想い。

          【阪急阪神百貨店】”共感”を呼ぶストーリー、未来の足音が聞こえた13日間

          speakers 「異彩を、放て。」をミッションに掲げるヘラルボニーは、この世界を隔てる先入観や常識というボーダーを超えるべく、福祉を起点に新たな文化を日々創り出しています。今回ご紹介する取り組みは、阪急うめだ本店とコラボレーションし、2022年10月に開催したヘラルボニー最大規模のイベント「ヘラルボニーアートコレクション」です。ヘラルボニーのミッションやビジョンに共感し、阪急うめだ本店の全館イベント「HARMONY FOR THE SMILE」の象徴的な存在としてヘラルボ

          【阪急阪神百貨店】”共感”を呼ぶストーリー、未来の足音が聞こえた13日間

          【丸井グループ】新しい世代から人気の「ヘラルボニーカード」。社会を前進させるプロジェクトがもたらした想定外のメリット

          speakers ヘラルボニーのバリューにある、「福祉領域を、拡張しよう。」 この言葉には新たな文化を築くために営利企業として成長にこだわり、障害のあるアーティストの伴走者となって福祉領域の経済循環を創出するという想いが込められています。このバリューを体現する取り組みのひとつとなったのが、株式会社丸井グループとの「ヘラルボニーカード」の取り組みです。「使うたび、社会を前進させるカード」としてカードご利用額の0.1%をアーティスト報酬など福祉を支える力に変える仕組みは、日本の

          【丸井グループ】新しい世代から人気の「ヘラルボニーカード」。社会を前進させるプロジェクトがもたらした想定外のメリット

          【MAZARIUM】「ダイバーシティからクロスオーバーへ」多様な価値観が混じり合うホテル「MAZARIUM」

          岩手県盛岡市に本社を構えるヘラルボニーは、福祉領域の拡張を見据えた多様な事業を展開し、これらの社会実装を通じて「障害」のイメージ変容と、福祉を起点とした新たな文化の創造を目指しています。 2022年10月、盛岡市にヘラルボニーがアートプロデュースを手掛けるライフスタイルホテル「HOTEL MAZARIUM(マザリウム)」(以下、マザリウム)がグランドオープンしました。盛岡は当社代表の双子の松田崇弥・文登の出身地であり、ニューヨーク・タイムズ紙「2023年に行くべき52カ所」に

          【MAZARIUM】「ダイバーシティからクロスオーバーへ」多様な価値観が混じり合うホテル「MAZARIUM」

          違いにリスペクトを

          初めまして。 23年4月からヘラルボニーに仲間入りを果たしました、朴  里奈(ぱく りな)と申します。 ヘラルボニーではBtoBのアカウント部門で主にクリエイティブ領域の担当をしています。 ヘラルボニー入社前に無我夢中で読み漁った note の入社エントリーを書く側になった今、何をどう書けば良いのだろう・・・と頭を抱えております。 というのも、実は別の文章を一度提出したのですが、また最初から書き直しました。 もしかするとこれまでの入社エントリーとは質感が異なるかもしれ

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