見出し画像

夏休み企画 「HERALBONY POP UP in KAWATOKU × 職業体験」

2024年7月31日。盛岡市のパルクアベニュー・カワトク1階で夏休み中の中学生を対象とした職業体験が開催されました。これは「本社を構える盛岡に学びを還元したい」とヘラルボニーが企画実施したものです。地元である岩手の中学生たちに実際のビジネス現場での学びを還元し、社会とのつながりを深めてもらうことを目的としています。

盛岡市にあるヘラルボニーの本社には実際に作家の作品を展示し、さまざまな企画展の運営を行う「HERALBONY GALLERY」が併設されています。最近では地元の学生がギャラリーを見学に訪れる姿が増えてきました。岩手県内の作文コンクールでは「ヘラルボニー」をテーマにされた学生もいると聞きます。

そんな中、盛岡で開催が決まったポップアップ。学生たちの学びの機会として活用することができないかと考えました。

職業体験について説明をうける生徒たち


職業体験は7月31日(水)〜8月6日(火)に盛岡の百貨店で開催される「HERALBONY POP UP in KAWATOKU」に合わせて行われました。

盛岡市立厨川中学校私立岩手中学校の2つの中学校から9名の生徒が参加し、店頭での販売体験を行うという内容。

7月31日(水)の店頭体験に先立ち、7月12日(月)に岩手中学校で行われた事前学習。生徒はヘラルボニーの考えや商品の製造背景について学んだ後「障害は欠落なのだろうか」という問いをたて、職業体験を通して考えることになりました。

東北初上陸のHERALBONY新商品

7月31日(水)職業体験、当日。

生徒たちは来店されたお客様に対し、ヘラルボニーの製品とその背後にあるストーリーを自分の言葉で伝えました。その真摯な姿勢と一生懸命な説明がお客様の心に響き、実際にブラウスやハンカチなどの商品を購入される方の姿もありました。

お客様の好みのブラウスのご試着を手伝う生徒たち

「見る」だけでなく実際に店頭に立って「語る」ことで生徒それぞれに学びがあったようです。地元メディアの取材に対し、岩手中学校の横山勇陀さん(中3)は「障害は欠落ではなく一つの力だと思う」と語りました。

ヘラルボニーが販売しているのは、プロダクト、インテリア、ライセンス、仮囲い、ノベルティ、その裏に込めた「障害は欠落ではない」という考え方そのものである。この考え方が社会に浸透したとき、人の価値観はアップデートされ、障害のある人自身が生きやすくなるのではないか。

ヘラルボニー 松田崇弥

私たちの考えに対して共感の輪が広がり「障害=欠落ではない」という価値観が根付く未来を、地域の方々とともに作ることができればと思っています。

生徒がそれぞれ選んだ制服を彩るHERALBONYのハンカチ

【参加生徒】
厨川中学校
熊谷 悠仁(くまがい ゆうと)  
佐々木 瑠那(ささき るな) 
中奥 結愛(なかおく ゆめ) 
澤本 史都(さわもと ふみと)

岩手中学校
横山勇陀(よこやま ゆだ)
鎌田睦生(かまだ むつき)
工藤慧人(くどう けいと)
千葉航平(ちばこう へい)
中村 蓮(なかむら れん)

【企画実施】
及川 仁美 指導教諭(厨川中学校)
小泉 美智代 教諭(岩手中学校)
矢野 智美 岩手コミュニティマネージャー(株式会社ヘラルボニー)

【写真/動画】
菅原結衣
※催事について詳細はこちらからご覧いただけます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?