まぐろ

1999 / 『自分のために書く文章が、誰かのためになれば』そんな想いでのんびり更新し…

まぐろ

1999 / 『自分のために書く文章が、誰かのためになれば』そんな想いでのんびり更新します / 人見知りで苦労したり、家族のことで悩んだり、理系から文系就職したり、転職したり、そんな経験を書いています

マガジン

  • 自己紹介がてら

    ちゃんとした自己紹介記事というものは書いていないのですが、これらを読むと、私のことがなんとなく分かって頂けると思います。

  • 考えたこと

    何かを経験して、そこから考えたことや感じたことを書いています。

記事一覧

夢なんてって思ってた

「諦めなければ必ず夢は叶う」 よく聞くけど、嘘だと思う。 運良く夢が叶った人が、軽く言えることだなぁって思う。 もちろん夢を叶えた人は血の滲むような努力をしたと…

まぐろ
4日前
2

物事を良い方向へ進めるコツは、「隠さない」ことだと気付いた話

失敗するのが怖くて、できない自分が嫌で、周りの人には未来のことなんて言わないようにしていた。 どこの学校行きたいとか、この会社で働きたいとか、これに挑戦したい…

まぐろ
1か月前
6

できない人の味方でいたい

「なんで、こんな簡単なことができないのか分からない」 たまに言われる。 すいませんね、私は人見知りだし、喋るのうまくないし。 人に電話かけるとか、頼み事をする…

まぐろ
2か月前
6

ピンクは嫌い。女の子みたいだから。

ピンクは嫌い。 女の子みたいだから。 重い荷物を持たれるのが嫌い。 女だから弱いと決めつけられている気がするから。 「多様性を認めろ」 こんなことを、普段から思っ…

まぐろ
2か月前
8

辞めたくないけど転職する。

「後ろを向いて歩こう」 この記事を通して皆さんに届けたい、私なりのエールです。 転職だけでなく、人生でなにか選択を迫られるときに思い出して、ふっと心を軽くできた…

まぐろ
6か月前
26

過去の記憶は、私の味方

地元を散歩した。 行先は決めず、知っている道を、足の赴くままに歩いた。 ほんの30分ほどの道のり。 でも私の心には、あの頃から変わらない輝きを持つ「記憶」たちが、…

まぐろ
7か月前
7

あくまで私の意見

私は女性である。 心も体も、女性である。 私の恋愛対象は男性。 私は甘いものが好き。 私はかわいいと言われると嬉しい。 私は女友達同士でワイワイ騒ぐのが楽しいと…

まぐろ
9か月前
7

自己啓発本が嫌い

“これをやれば人生が成功する” “こうすれば金を稼げる” “痩せたいならこれだけやれ” 何も考えずに揺られている電車内で、ほとんど音の聞こえないテレビ番組が流れ…

まぐろ
10か月前
9

大人に成長した私の話 / 星の王子さまはなぜ「星の王様」ではないのか?

今回のエッセイには、タイトルが2つあります。 「大人に成長した私の話」と「星の王子さまはなぜ『星の王様』ではないのか?」 内容が見えてこないと思います。 この2つ…

まぐろ
1年前
10

ウラ・オモテ

辛いことがあった時、辛い気持ちの先には何があるのだろうか? 嬉しいことがあった時、嬉しい気持ちの先には何があるのだろうか? 辛い思いをした分だけ、他人に優しく…

まぐろ
1年前
12

私よ、ワクワクを返せ!

私は一生懸命、手紙を書いた。 小学校卒業の記念に、将来の自分に向けて手紙を書こう、という企画がクラスで行われた。手紙と、当時の授業で書いた作文や絵なども一緒に…

まぐろ
1年前
36

夢か現実か、はたまた

『人は未知なものを恐れる。人は知ることでその恐怖から解放される。』 よく言われることであるが、実際にこれを身をもって経験したことが一度ある。 それは、寝ている…

まぐろ
1年前
12

諦めきれないから

【前置き】 久しぶりの投稿になります。なぜ最近は投稿することができなかったのか…なぜ久しぶりに再開したのか。そんなお話です。 私が私を励まして応援するために、note…

まぐろ
1年前
13

「普通」を捨てて

世間には、普通という概念が存在する。 「普通の人生を歩みたい」 「普通の幸せが欲しい」 「普通の仕事に就きたい」 …こんな言葉をよく聞くが、普通とは何だろうか。 …

まぐろ
1年前
15

分からない

恋人という存在が、不思議でならない。 どうして、異性同士がペアになって、お互いのことをこの世で一番大事にしなければならなのか、私は分からない。 どうして同性の友…

まぐろ
2年前
16

「本を出したい」ー夢が始まった日

私には、「いつか自分の本を出す」という夢がある。 そう思うようになったのは、就活がきっかけだ。 もともとは本が好きというより、本屋が好きだった。 本屋では、誰も…

まぐろ
2年前
23
夢なんてって思ってた

夢なんてって思ってた

「諦めなければ必ず夢は叶う」

よく聞くけど、嘘だと思う。
運良く夢が叶った人が、軽く言えることだなぁって思う。
もちろん夢を叶えた人は血の滲むような努力をしたと思うけれど、血の滲むような努力をして叶わなかった人もいる。それでも夢が叶うのはやっぱり運が良い人だろうな。

私は誰かに「諦めなければ必ず夢は叶う」って言えない。
だって叶わなかった夢が、今までにたくさんあるから。

私は最近、叶えた

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物事を良い方向へ進めるコツは、「隠さない」ことだと気付いた話

物事を良い方向へ進めるコツは、「隠さない」ことだと気付いた話

失敗するのが怖くて、できない自分が嫌で、周りの人には未来のことなんて言わないようにしていた。

どこの学校行きたいとか、この会社で働きたいとか、これに挑戦したいとか。

どんなに仲の良い友達にも言うのが嫌だったし、聞かれてもはぐらかしていた。
もし失敗したら格好悪いし、あいつあの大学落ちた、あの会社落ちた、という目で見られるのが許せないから。

小さい頃から勝手に周りと比べて、負けないために頑

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できない人の味方でいたい

できない人の味方でいたい

「なんで、こんな簡単なことができないのか分からない」

たまに言われる。

すいませんね、私は人見知りだし、喋るのうまくないし。
人に電話かけるとか、頼み事をするとか、ちょっと苦手で。
全くできないわけではないけど、下準備を十分にしなきゃ上手くできなくて。
少し時間をかければできるんだけど。

こういうの、全て言い訳に聞こえるんだろうな。

下準備が必要だと思うなら、いつでもいけるように準

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ピンクは嫌い。女の子みたいだから。

ピンクは嫌い。女の子みたいだから。

ピンクは嫌い。
女の子みたいだから。

重い荷物を持たれるのが嫌い。
女だから弱いと決めつけられている気がするから。

「多様性を認めろ」
こんなことを、普段から思っている。
肩書で判断しないで欲しい。人それぞれに好きなものはあるし、やりたいことだってあるし、そこに性別なんて関係ない。

女の子なのに、とか言われるだけで、正直イラッとする。
芸能人の結婚とか、引退とか、そんなニュースが話題にな

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辞めたくないけど転職する。

辞めたくないけど転職する。

「後ろを向いて歩こう」

この記事を通して皆さんに届けたい、私なりのエールです。

転職だけでなく、人生でなにか選択を迫られるときに思い出して、ふっと心を軽くできたらいいなと思います。

今月末で、新卒入社から約1年半勤めた会社を退職する。

私は、ものを捨てることが出来ない。
物を捨てるだけでなく、一度始めたことは途中で辞めたくない。人との関わりは一度できたら切りたくない。経験や思い出は忘れたく

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過去の記憶は、私の味方

過去の記憶は、私の味方

地元を散歩した。
行先は決めず、知っている道を、足の赴くままに歩いた。

ほんの30分ほどの道のり。
でも私の心には、あの頃から変わらない輝きを持つ「記憶」たちが、星のように降ってきた。

あぁ、まだこの学校にはこの花が咲いているんだ。
この校庭で、運動会の時に一生懸命踊ったな。悔しくて泣いたこともあった。
このグラウンドで、兄が野球の練習するのをよく見ていた。
この公園でよく家族ごっこをしていた

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あくまで私の意見

あくまで私の意見

私は女性である。
心も体も、女性である。

私の恋愛対象は男性。

私は甘いものが好き。

私はかわいいと言われると嬉しい。

私は女友達同士でワイワイ騒ぐのが楽しいと感じる。

でも。

私は黒色が好き。

私は男っぽいと言われると嬉しい。

私はスカートが苦手なので1着も持っていない。

私は美容院に行くと大抵ファッション雑誌を出されるが、本当は漫画が読みたい。

本当の意味で「多様性を認める

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自己啓発本が嫌い

自己啓発本が嫌い

“これをやれば人生が成功する”
“こうすれば金を稼げる”
“痩せたいならこれだけやれ”

何も考えずに揺られている電車内で、ほとんど音の聞こえないテレビ番組が流れている居酒屋で、ふらっと立ち寄った本屋で。社会のあらゆる場所に、こんな言葉たちが転がっている。

私は嫌いだ。言葉をこんなに雑に扱う文章が。

“若いうちに転職しよう”
“結婚して幸せになろう”
“女性/男性にはこうして接するべし”

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大人に成長した私の話 / 星の王子さまはなぜ「星の王様」ではないのか?

大人に成長した私の話 / 星の王子さまはなぜ「星の王様」ではないのか?

今回のエッセイには、タイトルが2つあります。
「大人に成長した私の話」と「星の王子さまはなぜ『星の王様』ではないのか?」

内容が見えてこないと思います。

この2つのタイトルの意味を感じながら読んでみてください。

2005年、春。
年長さんになった5歳の子供「まぐろ」こと、私。(まぐろとは、このnoteで使用しているペンネームのようなものだ。)

幼稚園という狭い世界の中ではあるが、年少に比べ

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ウラ・オモテ

ウラ・オモテ

辛いことがあった時、辛い気持ちの先には何があるのだろうか?
嬉しいことがあった時、嬉しい気持ちの先には何があるのだろうか?


辛い思いをした分だけ、他人に優しくなれる人がいる。
辛い思いをした分だけ、他人への憎しみに変わる人もいる。
辛い思いをした分だけ、何かの活力になる人がいる。
辛い思いをした分だけ、明日が見えなくなる人もいる。

嬉しい思いをした分だけ、他人に幸せを分けられる人がいる

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私よ、ワクワクを返せ!

私よ、ワクワクを返せ!

私は一生懸命、手紙を書いた。

小学校卒業の記念に、将来の自分に向けて手紙を書こう、という企画がクラスで行われた。手紙と、当時の授業で書いた作文や絵なども一緒に、成人式の日まで学校に保管してもらう。
人生初のタイムカプセルに感動と興奮が混ざり合い、子供ながらに一生懸命手紙を書いた。
…ことだけは、はっきりと覚えている。


待ち望んだ成人式当日、手紙の内容は1ミリも、いや、0.001ミリも覚

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夢か現実か、はたまた

夢か現実か、はたまた

『人は未知なものを恐れる。人は知ることでその恐怖から解放される。』
よく言われることであるが、実際にこれを身をもって経験したことが一度ある。


それは、寝ている時に突然やってきた感覚。

脳は起きているのに、目を開くことができない。
体がカチカチに固まって動かない。
仰向けのまま、二の腕から手の指先までが胴体にピタッと張り付いている。その胴体はと言うと、布団にへばりついて剥がせない。
苦し

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諦めきれないから

諦めきれないから

【前置き】
久しぶりの投稿になります。なぜ最近は投稿することができなかったのか…なぜ久しぶりに再開したのか。そんなお話です。
私が私を励まして応援するために、noteという場をお借りします。

私には、溢れるほどの夢があった。
本を出したい、歌を歌いたい、世間に発信したい…。

大きい夢で、非現実的で、単なる欲望にも近い。でも、本気で叶えたいと思っていた。


今年の4月。
肩書きは学生から社

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「普通」を捨てて

「普通」を捨てて

世間には、普通という概念が存在する。

「普通の人生を歩みたい」
「普通の幸せが欲しい」
「普通の仕事に就きたい」

…こんな言葉をよく聞くが、普通とは何だろうか。

私は左利きだ。
生まれてからずっと何をするにも、左手で、左足で、左目で、左から。

もう左利きが矯正される時代でもなく、むしろ周りからは重宝されていた。
珍しいね。羨ましい!天才になるんじゃない?
子供心に、自分は普通じゃなく特別な

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分からない

恋人という存在が、不思議でならない。

どうして、異性同士がペアになって、お互いのことをこの世で一番大事にしなければならなのか、私は分からない。

どうして同性の友達よりも優先されるのか、分からない。

別に同性結婚がどうとか、LGBTQがどうとかいう話をしたいのではない。

私自身は生物学上「女」であるため、ここからは女の視点で書かせてもらうが、

今まで親友としてずーっと一緒に過ごしてきたよう

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「本を出したい」ー夢が始まった日

「本を出したい」ー夢が始まった日

私には、「いつか自分の本を出す」という夢がある。

そう思うようになったのは、就活がきっかけだ。

もともとは本が好きというより、本屋が好きだった。
本屋では、誰もが知る有名な分厚い本の隣に、見たことも聞いたこともない小さな本が並んでいたりする。架空も現実も色とりどりの人生が、小さな箱に詰まっていることにロマンを感じていたのだ。

「ロマン」は日本語で “潤いや安らぎを与えてくれるものとして求めて

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