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平凡な人生にも荒波はやってくる。人生の集大成に向かう還暦+α/そもそも、人生って何?/…

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平凡な人生にも荒波はやってくる。人生の集大成に向かう還暦+α/そもそも、人生って何?/文学部心理学科&法学部卒/行政書士&宅建士合格/簿記3級/遺伝性進行性感音性難聴/手帳あり/

マガジン

  • 精神科心療内科抗不安薬

    落ち込みやすくパニックしやすく、心折れそうなとき

  • あの日のこと 〜〜膵頭十二指腸切除術〜〜

    気まぐれで受けた健康診断のオプションCT。お腹まわりの脂肪の具合を見るための気楽な検査だったはずが、まさかの膵嚢胞発見。何の自覚もなく、いたって健康だった夫が、お腹の中の一大再建を経て、元気になっていくまでの記録。

  • 難聴という生きづらさ

    遺伝性、進行性、感音性、高音急墜型難聴。現在の聴力、両耳90dB以上。障害者手帳取得。補聴器初心者。 目に見えない障害、難聴に対する世間の無理解さに悶々とすることしばし。よりよい社会構築のために知恵が欲しい。

  • 短歌

    短歌初心者です。お手柔らかに。

  • 2022年12月に他界した父にまつわるnoteです

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エアコンの真実

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自分の膀胱炎騒ぎですっかり吹っ飛んでいたけれど、8月1日は私にとっては忘れることのできない運命の日だ。 二年前、夫が定期健康診断のオプションとして気まぐれに受けた…

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膀胱炎で人生を学んだ

(センシティブ(ビロウ)な話が続きます) 二晩、ほとんど眠れなかった。 夕飯も二回パスした。 たかが膀胱炎で。 たかが・・というけれど、全然「たかが」じゃない。 …

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言わずと知れたコスメデコルテのロングセラー商品、リポソームアドバンストリペアセラム。 アラ還になり、そろそろきちんとお手入れしないとあれかしらね?と手を出した。 …

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目覚めた瞬間の絶望から解放されたくて、朝散歩を始めた。 元々神経質、心配性なところに、いろいろあって(夫の手術とか同居していた父の死とか)抗不安薬が手放せなくな…

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買ってよかったもの 2024.07

1.ジョーマローンロンドン 期間限定オレンジマーマレード 手持ちのコロンが少なくなってきたのでジョーマローンへ。 現在使っているのはネクタリンブロッサム&ハニー…

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暑い。暑い。暑い。 言ってもどうにもならないが、今年の夏は異常に暑い。 猛暑に慣れたはずの身にも、今年は堪える。 アメリカ在住の友人は、 「東京の暑さは耐えられな…

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夫が、珍しくスーツが欲しいというので専門店に見に行った。 ご近所さんが勤務していて、社員紹介割引を適用してもらえるのでとても助かる。 夫が試着している間に、その方…

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恋多き女。 モテ男。 聞こえはいい。 華やかなイメージがある。 でも、魅力は感じない。 いいことだとは思えない。 それよりも、たった一人の人と、誠実に向き合い、一…

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70歳まで働く?!

私が大学生だった頃、定年は一般に55歳だった。 卒業する年に、60歳定年が努力義務となり、後に60歳未満の定年規定は禁止された。 以降、長らく60歳定年が標準だった。 故…

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夫に、 「簡単なことをするにも、集中しなきゃだめなんだよ」 と言われた。 え? 間もなく二年になる。 夫が膵嚢胞という厄介な良性疾患に見舞われ、良性ではあるがオペ…

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一ヶ月ぶりに夫が出社した。 (ふだんはリモートワーク) 仕事のあと、ライブに寄るので夕飯はいらないとのこと。 ひとりの時、私は自分のための食事は作らない。 レトル…

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1か月前
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エアコンの真実

エアコンの真実

暑い。
暑い。
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最高気温35度前後の日が、何日続いただろう?
台風7号のあと、少し高温が落ち着いて35度を越える日はなくなったけれど、それでも最低気温が25度を下回らない。
めっちゃ蒸す。

政府からの支援がないこの月、電気代はどこまで上がるのやら?

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『赤と青のガウン』彬子女王殿下の才覚

『赤と青のガウン』彬子女王殿下の才覚


「ベストエッセイ」に収録されている彬子女王殿下のエッセイを拝読したとき、なんてスムーズな文章を書かれるのだろうと、とても惹かれるものを感じた。
読む人の心にすとんと優しく響く。
知的で品があり、ユーモアもある。
優れた文才をお持ちなのだろう。
その彬子女王殿下のエッセイ集。
既にベストセラーとなっており、大変な売れ行きらしいので、文章について語ることは私はしない。

それよりも、ここに描かれた英

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親に気を遣うということ

親に気を遣うということ

母の誕生日が近いので、誕生日祝いをしようということになった八月。
夫と娘たちの休みが合うのが16日しかなくて、その日に集まろうと升本のお弁当を予約した。
ところが、よりにもよって台風がピンポイントでやってきた。
暴風域に入る確率60%と、ビミョーな感じ。
直撃は避けられそうだけど、どこまで荒れるかわからない。
予報もお天気サイトごとにかなり違う。

これが自分の誕生日なら、即「中止しよう!」と言え

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男女平等はあり得ない

男女平等はあり得ない

婦人科に行ってきた。
通常のがん検診ではなく、エコーで診察してもらうために。
二年前にも同じ症状で診てもらっていて、そのときは異常なしだった。
恐らく今回も何もないだろうと思いつつ、万が一ということもあるから、無用な不安を消すために受診した。
結果、問題なしだった。
時々脇腹が痛むのは、やはり過敏性腸症候群のせいなのだ。
卵巣は関係なかった。
帯下は閉経後もゼロにはならず、加齢に伴う症状の一つなの

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夢を見た

夢を見た

大学時代に親しくしていた人が夢に出てきた。
4つ年上のその人は、初対面のときから兄貴風を吹かせて、さもずっとそうしていたかのように、ごく自然に食事に誘ってきた。といっても、学生だから、ちょっと昼飯行こうぜ!ぐらいのノリだけど。
右も左もわからぬ新入生の私と違って、その人は、もう卒業を待つだけ(一単位落として留年中)の身だから、アルバイトもたくさんしていて、彼と出かける時はいつもご馳走になった。

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あれから二年

あれから二年

自分の膀胱炎騒ぎですっかり吹っ飛んでいたけれど、8月1日は私にとっては忘れることのできない運命の日だ。

二年前、夫が定期健康診断のオプションとして気まぐれに受けた肺CTで発見された膵嚢胞。
ほとんどは悪さをしないものだが、ある程度の大きさになると、膵臓がんになる恐れがあり、100%安心とは言い切れない良性疾患。
見つかったとき、既に夫の膵嚢胞は5㎝以上あり、放置しても構わない範囲を大きく超えてい

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膀胱炎で人生を学んだ

膀胱炎で人生を学んだ

(センシティブ(ビロウ)な話が続きます)

二晩、ほとんど眠れなかった。
夕飯も二回パスした。

たかが膀胱炎で。

たかが・・というけれど、全然「たかが」じゃない。
膀胱炎、苦しい。ひどい。つらい。

わりとよく聞く病名だし、まわりにも経験者がたくさんいるので、ちょっと尿の出が悪くなって、頻尿になったり、少し痛みが出たりするだけだと思っていた。
全然違った。
こんなの経験しなきゃわからない。

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リポソームに別れを告げて~60代スキンケア事情~

リポソームに別れを告げて~60代スキンケア事情~

言わずと知れたコスメデコルテのロングセラー商品、リポソームアドバンストリペアセラム。
アラ還になり、そろそろきちんとお手入れしないとあれかしらね?と手を出した。
定期購入すると、三回目にリペアセラム本体30mlがもらえる。
それ以外にも毎回いろいろついてきてお得。

「高い」けれど、一度試してみることに。
しかし、その効果はというと・・はっきりとは感じられなかった。
元々トラブルのない肌なのでわか

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あさんぽ効果〜1ヶ月〜心はいつもニュートラル〜(追記あり)

あさんぽ効果〜1ヶ月〜心はいつもニュートラル〜(追記あり)

目覚めた瞬間の絶望から解放されたくて、朝散歩を始めた。

元々神経質、心配性なところに、いろいろあって(夫の手術とか同居していた父の死とか)抗不安薬が手放せなくなり、ごく少量ではあるが寝る前にロラゼパムやエチゾラムを飲む生活が続いてた。

そんなとき、精神科医・樺沢紫苑氏の投稿に出会った。
樺沢氏のことはあまりよく知らず、YouTubeなどを拝見すると、よくいるトンデモな人たちと雰囲気が少し似てい

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買ってよかったもの 2024.07

買ってよかったもの 2024.07


1.ジョーマローンロンドン 期間限定オレンジマーマレード

手持ちのコロンが少なくなってきたのでジョーマローンへ。
現在使っているのはネクタリンブロッサム&ハニーコロン。
これを買ったときにサンプルに頂いたのがミモザ&カルダモンで、次に買うときはそれにしようと思っていたのに、メールやLINEで可愛いパディントンが流れてくるように。
別に瓶にパディントンが描かれているわけでもないし、どこがパディン

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暑さで思考がバグる、が、落ち着こう

暑さで思考がバグる、が、落ち着こう

暑い。暑い。暑い。

言ってもどうにもならないが、今年の夏は異常に暑い。
猛暑に慣れたはずの身にも、今年は堪える。

アメリカ在住の友人は、
「東京の暑さは耐えられないから、日本に帰ったら夏は釧路に行く」と言うので、
「北海道だっていま暑いよ」と言うと、
「釧路は涼しいわよ!」と言う。

ほんまかいな?と調べてみたら、本当に涼しいのである。
首都圏が連日35度、36度を記録しているのに、釧路は22

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ものすごく自己嫌悪

ものすごく自己嫌悪

夫が、珍しくスーツが欲しいというので専門店に見に行った。
ご近所さんが勤務していて、社員紹介割引を適用してもらえるのでとても助かる。
夫が試着している間に、その方に何やら話しかけられたのだが、マスクをしているし、やや高めの声で、ほとんど聞き取れなかった。
買物の話をしているのではないだろうことはわかったけれど、内容がつかめなかったので、曖昧に笑ってごまかしてしまった。

「耳が悪いので」

何度か

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愛の形

愛の形

恋多き女。
モテ男。

聞こえはいい。
華やかなイメージがある。

でも、魅力は感じない。
いいことだとは思えない。

それよりも、たった一人の人と、誠実に向き合い、一緒に前を見て、共に歩き続ける二人に共感する。

私は何を見せてもらったんだろう?
そう思ってしまう極上のラブレター。

若くして亡くなられた妻へのラブレター。
この21年間、少しも変わることなく、むしろ日に日に深まる妻への思いを胸に

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70歳まで働く?!

70歳まで働く?!

私が大学生だった頃、定年は一般に55歳だった。
卒業する年に、60歳定年が努力義務となり、後に60歳未満の定年規定は禁止された。
以降、長らく60歳定年が標準だった。
故に、夫も60歳まで働いたら、隠居生活になるのだろうと思っていた。

しかし、高齢化、少子化が進み、年金の基盤が危うくなってくると、65歳までは雇ってちょうだいよ・・ということになり、夫が還暦を迎える頃には、定年再雇用で65歳まで働

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「難しいことをやめて集中しなくてもできることをするようにしたら鬱になった」と言ったら

「難しいことをやめて集中しなくてもできることをするようにしたら鬱になった」と言ったら

夫に、
「簡単なことをするにも、集中しなきゃだめなんだよ」
と言われた。

え?

間もなく二年になる。
夫が膵嚢胞という厄介な良性疾患に見舞われ、良性ではあるがオペが必要、それもすい臓がんオペと全く同じ、膵頭十二指腸切除術という非常に難易度の高いオペが必須となってから、気力という気力が失われていき、せめて短答試験合格だけでも!と取り組んでいた予備試験へのチャレンジから身を引いた。
そもそも、奇跡

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私は成長している

私は成長している

一ヶ月ぶりに夫が出社した。
(ふだんはリモートワーク)
仕事のあと、ライブに寄るので夕飯はいらないとのこと。

ひとりの時、私は自分のための食事は作らない。
レトルトか、冷凍パスタか、買ってくるか、とにかく手軽に済ませてしまう。
どれだけ料理をしていても、「自分のため」の料理って本当に作らない。

それでいいんだろうか?

父亡きあと、母は毎日自分が食べたいものをちょこちょこ作って食べている。

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