エアコンの真実〜ハイスペックエアコンの罠〜
暑い。
暑い。
暑い。
最高気温35度前後の日が、何日続いただろう?
台風7号のあと、少し高温が落ち着いて35度を越える日はなくなったけれど、それでも最低気温が25度を下回らない。
めっちゃ蒸す。
政府からの支援がないこの月、電気代はどこまで上がるのやら?
そんなときに、エアコン工事専門の職人さんが、
「6畳用のエアコンで40畳近くを冷やしている」
「24時間つけっぱなしでも電気代は1日150円ほど」
と言っているのを目にし、(え??マジ??)と動揺。
「小さいエアコンを使うと負荷がかかって電気代が高くなり、壊れやすくなるは嘘」
マジ?!
気になって、もう少し調べてみたら、
こんな記事を発見。
暖房機能に注目すると、どのメーカーのエアコンも最大能力は三段階しかなく、どんなに大きな畳数のエアコンを買っても、14畳用エアコン以上の能力は出ないらしい。
6畳用と8畳用は同じ。10畳用と12畳用は同じ。
にも関わらず、電気屋さんでうっかり「20畳の部屋につける」などと言ってしまうと、20畳用を頑なに勧められ、それ以外売ってもらえないこともあると。
ひどいじゃない。
しかも、それらの基準は、むかしむかーしの古い日本住宅に合わせて作られたもので、現在のコンクリートマンションや高断熱の家には合わないのだとか。
ひどいじゃない。
まあ我が家は、冬は寒い、夏は暑い、昔ながらのふつうの窓の、ふるーい戸建なので、一部リフォームをしてエアコンを新しくする際には、電気屋さんに素直に相談して、実際の部屋の大きさよりも一段上のエアコンを買ったりした。
もしや、電気代が平均よりもかなり高くつくのは、このハイスペックエアコンのせいでは????
件のエアコン工事屋さんが、
「6畳用のエアコンで40畳冷やしている」
と言うのだから、古い我が家なら、6畳用のエアコンで20畳ぐらいは冷やせるかもしれない。
このお方、ご友人の23畳リビングにも、6畳用エアコンを設置したというし。
そもそも我が家のリビングにつけたエアコンはめっちゃ冷えるのだ。
29度に設定しても寒くて寒くて、すぐに消してしまうほど。
つけたり消したりは、かえって電気代が高くつくと言われても、我慢できないほど冷えるのだから仕方ない。
だったら、いっそのこと、このハイスペックエアコンは無視して、隣の部屋の6畳用のスタンダードエアコンをつけて、扇風機で風を送ったらどうだろう?
最大出力ワット数が全然違うので、小さいエアコンを長時間稼働させても、電気代はそんなに増えないはず。
早速試してみたところ、6畳用エアコンで十分冷える。
設定温度は28.5度。
冷えすぎて寒くなることもなく、ちょうどいい室温が続く。
快適。
そして、驚いたことに、電気代が毎日減っていく!
私は東京電力のサイトに毎日アクセスして、「今月の電気代予想」をチェックしているのだが、これが50円減り、100円減り、200円減り・・と、当初の予想から、どんどん減っていくのだ。
くぅぅぅ・・
電気代の高騰は、もしかしてお掃除機能までついたこのハイスペックエアコンのせい??
だいたい、エアコンを最新のものに買い替えると節電になって電気代が安くなると聞いていたのに、全然そんなことはなくて(むしろ高くなり)、不思議に思っていたのだ。
それに、お掃除機能って、案外不便。
取り外す部品が多くて、気になるときにフィルターだけさっと掃除するということができない。
その点、余計なものがついていないスタンダードエアコンは、ふたをあけたら即フィルターだから、すぐに洗える。
「次に買い替えるときは、スタンダードなシンプルなやつにしよう」と夫と話していたのだが、それだけじゃなかった。
電気代も安くなるのだ。
母の部屋につけたエアコンはダイキンのハイスペックエアコン。
とても快適だそうだが、あれも掃除がしにくい。
恐らく電気代をすごく食う。
母の部屋はそれを使う以外方法がないので仕方ないが、もしあれをスタンダードエアコンに代えることができれば、電気代はもっと安くなるはず。
次に買い替えるときは気を付けよう。
エアコン工事屋さんのtweet(ポストと言いたきゃ言え)、とっても役に立っていたのに、諸事情でアカウント停止するらしくて残念。
利害関係のないプロのアドバイスはとっても有用だ。
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