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平凡な人生にも荒波はやってくる。人生の集大成に向かう還暦+α/そもそも、人生って何?/…

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平凡な人生にも荒波はやってくる。人生の集大成に向かう還暦+α/そもそも、人生って何?/文学部心理学科&法学部卒/行政書士&宅建士合格/簿記3級/遺伝性進行性感音性難聴/手帳あり/

マガジン

  • 精神科心療内科抗不安薬

    落ち込みやすくパニックしやすく、心折れそうなとき

  • あの日のこと 〜〜膵頭十二指腸切除術〜〜

    気まぐれで受けた健康診断のオプションCT。お腹まわりの脂肪の具合を見るための気楽な検査だったはずが、まさかの膵嚢胞発見。何の自覚もなく、いたって健康だった夫が、お腹の中の一大再建を経て、元気になっていくまでの記録。

  • 難聴という生きづらさ

    遺伝性、進行性、感音性、高音急墜型難聴。現在の聴力、両耳90dB以上。障害者手帳取得。補聴器初心者。 目に見えない障害、難聴に対する世間の無理解さに悶々とすることしばし。よりよい社会構築のために知恵が欲しい。

  • 短歌

    短歌初心者です。お手柔らかに。

  • 2022年12月に他界した父にまつわるnoteです

最近の記事

  • 固定された記事

『人生なんてただのイメージで』 by 宇多田ヒカル〜2023.9.4 加筆修正〜

宇多田ヒカルさん、ちょうど20歳年下。 さすが天才。 悟り方が凡人とは違う? 「人生なんてただのイメージ」 そう言われて、ストンと肩の力が抜ける気がした。 新聞でめざましい功績をあげた人の記事を読んだ時、華やかな活躍をする人をテレビで見た時、ふと立ち止まって、(はて、私の人生とは?)と考えてしまうことがある。 だけど、朝起きて、ごはん作って食べて、洗濯して、掃除して、買物に行って、またごはん作って食べて片付けて、洗濯物取り込んで、お風呂掃除して、夕飯の献立考えて、ごは

    • 70歳まで働く?!

      私が大学生だった頃、定年は一般に55歳だった。 卒業する年に、60歳定年が努力義務となり、後に60歳未満の定年規定は禁止された。 以降、長らく60歳定年が標準だった。 故に、夫も60歳まで働いたら、隠居生活になるのだろうと思っていた。 しかし、高齢化、少子化が進み、年金の基盤が危うくなってくると、65歳までは雇ってちょうだいよ・・ということになり、夫が還暦を迎える頃には、定年再雇用で65歳まで働くことがふつうになった。 まあ仕方ない。 65歳までは働いてもらいますか。

      • 「難しいことをやめて集中しなくてもできることをするようにしたら鬱になった」と言ったら

        夫に、 「簡単なことをするにも、集中しなきゃだめなんだよ」 と言われた。 え? 間もなく二年になる。 夫が膵嚢胞という厄介な良性疾患に見舞われ、良性ではあるがオペが必要、それもすい臓がんオペと全く同じ、膵頭十二指腸切除術という非常に難易度の高いオペが必須となってから、気力という気力が失われていき、せめて短答試験合格だけでも!と取り組んでいた予備試験へのチャレンジから身を引いた。 そもそも、奇跡が起きて合格率3%の予備試験に合格したとしても、その先の司法試験を受ける気は全く

        • 私は成長している

          一ヶ月ぶりに夫が出社した。 (ふだんはリモートワーク) 仕事のあと、ライブに寄るので夕飯はいらないとのこと。 ひとりの時、私は自分のための食事は作らない。 レトルトか、冷凍パスタか、買ってくるか、とにかく手軽に済ませてしまう。 どれだけ料理をしていても、「自分のため」の料理って本当に作らない。 それでいいんだろうか? 父亡きあと、母は毎日自分が食べたいものをちょこちょこ作って食べている。 時にはお惣菜を買ってくることもあるようだが、基本的には自炊している。 昨日はいろい

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        『人生なんてただのイメージで』 by 宇多田ヒカル〜2023.9.4 加筆修正〜

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        • 精神科心療内科抗不安薬
          9本
        • あの日のこと 〜〜膵頭十二指腸切除術〜〜
          20本
        • 難聴という生きづらさ
          13本
        • 短歌
          15本
        • 11本
        • 私を支える言葉たち
          3本

        記事

          ある朝、星乃珈琲店で

          祝日の朝、夫が早くから出かけるというので、私も外出。 いつも夫の予定に合わせて、私の行動が決まるパターン。 商店が開くのにはまだ早い時間なので、近くの星乃珈琲店へ。 朝八時半から開いていて、早朝でも賑わっている。 モーニングが人気のようだけど、朝からフレンチトーストと胡瓜サンドをしっかり食べて、ヨーグルトすら入らなかったお腹なので、珈琲のみ。 ・・にしようと思ったけれど、誘惑に負けた。 ラズベリーシャーベットが美味しそうで、レアチーズケーキ(ラズベリーシャーベット添え)

          ある朝、星乃珈琲店で

          「ひと夏の恋」を求めて酒屋へ

          夫が出かけると言うので、私も外出することにした。 長野で飲んだワインと、Kaoriさんおすすめの日本酒のどちらも揃うオンライン店を見つけたのだけど、送料、クール便代、梱包代などが2000円かかる。 店舗に出向けば、交通費600円ぐらい。 これは偵察がてら、行った方が楽しくない?ということで行ってきた。 以前住んでいた界隈なので懐かしい。 あの頃は、そんな酒屋さんがあること、知らなかったなあ。 駅から離れた住宅街の中にぽつんとある酒屋さん。 中に入ると、けっこう人がいる。

          「ひと夏の恋」を求めて酒屋へ

          ぬい撮りは◯◯を救う

          素敵な記事を見つけました。 手塚大貴さん。 日本各地や海外を旅して、エレガントな紀行を書かれる旅行ライター。 お名前からして男性。 文章の感じからして三十代ぐらいかな。 その手塚さんが『ぬい撮り』に目覚めたお話。 ぬい撮りをする人を横目に、内心、(いい年して何やってるんだか・・)と皮肉っていた彼が、ミッフィーの母国、オランダに足を踏み入れたところからミッフィーが気になり始め、ミッフィーの生地、ユトレヒトで、ついにそれを手にしてしまう。 赤の他人が無責任に表現するなら、

          ぬい撮りは◯◯を救う

          家事の価値

          突然ですが、昨晩の我が家の食卓。 冷製カッペリーニ、ガーリックシュリンプ、ジャーマンポテト。 それに、夫が翌日有休を取ったと言うので、赤ワインに成城石井で買ってきた4種のドライフルーツ入りクリームチーズ&あたりまえだのクラッカー。 写真を撮るのが苦手で、かつ、私のiPhoneは古くてレンズが一つしかないので綺麗に撮れないこともあり画像は残しませんが、絵的にはかなりキラキラな夕食になりました。 こういったものをサラッと作れるのが主婦の強み。 味はもちろん、夫曰く、「家で

          家事の価値

          祈る

          毎朝、仏壇に手を合わせる。 父には、「今日一日穏やかでありますように」。 義父母には、「夫が元気でありますように」。 そして、三人に、「娘たちが幸せでありますように」。 自分のことは祈らない。 私の幸せは、家族の幸せだから。 今朝、目が覚めたら、珍しく娘からLINEの着信があった。 「ボーナス上がったー!!」 嬉しい報告。 もも(お腹の中にいるときの愛称)は、ディスプレイ業界を目指して就活したが、この業界は小さい会社が多い。大手で有名なのは乃村工藝社や丹青社など。ど

          コロナ罹患三週間後

          もうこのまま治らないんじゃないかと危惧していた倦怠感がようやく抜けた。・・気がする。 朝散歩も復活! とはいえ、日が昇ったら、もう暑い。無理はせず、軽く20分ほど。 途中、コンビニに寄って、アイスコーヒーをポットに入れる。 痰はまだ少し残っている。 そのせいで、たまーに咳が出るが、熱がある間も、咳らしい咳はほとんど出なかった。熱が下がったあとに、咳がひどくなったり、嗅覚障害が出たりする話も聞いていたので心配していたが、どちらも大丈夫だった。 気力、集中力は、あと一歩か

          コロナ罹患三週間後

          ひとりっこあるある

          穂村弘さんの新刊『迷子手帳』を読んだ。 穂村さんはひとりっこ。過保護なひとりっこだという。 例えば、「コーラは骨が溶けるから飲んではいけない」と禁止されていたとか。 私も、コーラはもちろんポテトチップス、カップラーメンなど食べさせてもらえなかった。 昭和の子供なら誰でも行ったであろう駄菓子屋にも行ったことがない。体に悪いものしか売ってないから行ってはいけないと言われていたから。 あるとき、そんな私を不憫に思ったのか、近所のお姉さんお兄さんたちが麩菓子を食べさせてくれて、そ

          ひとりっこあるある

          企画参加 『パートナーと音楽』

          私には、お付き合いしている人がいた。 とても優しくて、私の言うことを何でも聞いてくれて、自分で言うのもなんだが、私にベタ惚れしている人だった。 それを知っても、夫は諦めなかった。 「今度、友達の結婚式の二次会で歌を歌うんだけど、ぜひ聴きに来て欲しい」 友達の結婚式? 私にとっては赤の他人の結婚式。 そこに、私がのこのこ行ってもいいわけ? 気が進まないし、そうまでして夫の歌を聞かなければならない理由もない。 断ろうとしたが、夫は引き下がらなかった。 「10分でいいから

          企画参加 『パートナーと音楽』

          『海のはじまり』〜夏ドラのはじまり〜

          生方美久さんの連ドラ三作目。 第一作目に続いて、主演は目黒くん。 目黒くんはわかりやすいイケメンだから、朝ドラのツンケンしたエリート彼氏役も上手かったけれど、イケメンなのに弱気な『Silent』の時のような役も上手い。 今回の、とっても優しいのだけど、自分の言葉が出てくるまで時間がかかり、素直で不器用で曖昧で・・という役柄も、よくはまっている。 オープニングは、大学生同士のカップルが意図せず妊娠してしまい、一度は中絶を決意した彼女が、彼氏に黙って姿を消して産んでいたという設

          『海のはじまり』〜夏ドラのはじまり〜

          『虎に翼』が突きつけるもの

          花江ちゃんが大変そう。 相変わらず辛そう。 自分の息子二人と、虎ちゃんの娘、虎ちゃんの弟、そして虎ちゃんの身の回りの世話を一手に引き受けている。 あの時代、働くということは、日常の家事一切を担ってくれる誰かがいることで成り立っていた。家事も育児も仕事もというわけにはいかない。 女性が働こうと思ったら、結婚を諦めるか、結婚しても子供は持たないか、子供が生まれたら仕事を辞めるか、もしくは誰かに委ねるか、とにかく、何かを得るためには何かを捨てなければいけない、それが当たり前だっ

          『虎に翼』が突きつけるもの

          「今年も半分過ぎた」と言われて

          #上半期振り返り 1月 元旦の北陸大地震から始まった2024年。 半年過ぎても、被災地の状況は厳しく、日常がままならない人たちが多くいる。 二日には羽田空港で事故があった。 重々しい新年の幕開け。 私はといえば、正月早々お腹の調子がおかしくなり、以降、腹痛に悩まされることになる。 おうちトレーニング「ピラティスとストレッチを習慣化」なんて日記に書いてあるけれど、全然やってない。 2月 怪しい訪問があり(点検商法)、抗不安薬を飲み始める。こういう時は無理しない。 大雪が

          「今年も半分過ぎた」と言われて

          極上のホスピタリティ

          去る四月の結婚記念日。娘が「旅行をプレゼントするから、好きなところにいっておいでよ」と言う。コロナ禍以降、横浜(ホテル・ニューグランド)と鎌倉に行ったぐらいで遠出はしていない。特に一昨年、夫が膵頭十二指腸切除術を受けて以降は体力的な問題もあり、旅行はしていなかった。 久しぶりに長野に行きたいねということになり、娘たちの厚意に甘えることにした。コロナ禍前は、三年連続で長野・小布施に行っていたのだ。リピートしているのは、日本一好きなレストランが長野にあるから。 せっかくなら娘たち

          極上のホスピタリティ