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2022年6月の記事一覧
2022年上半期ベストアルバム 10
毎年恒例の上半期ベスト。名古屋に住み始めて通勤が車になったのでわんさか新譜も聴けるようになった上半期。トップ10は迷うことなく決められた。例外もあるけど全体的に質量のずっしりした作品が揃った印象。でたらめに長けりゃあいいって話では決してないのだけど、たっぷり聴けてしっかり心に残るアルバムというのが今の気分には合っていたのかな、と思ってる。
10位 羊文学『our hope』
メジャー2ndアル
Podcast『ポップカルチャーは裏切らない』#75.アジカンの全アルバムを語る⑥ワールド ワールド ワールド
音せ配信46回。最も好きなバンド、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの全アルバムを語っていくシリーズ。第6弾は2008年の4thアルバム『ワールド ワールド ワールド』を語りました。2022年現在もいまだにマイベストアジカンアルバムであり続けている本作。コンセプトアルバムとしての構築美、夜から朝を2度繰り返す物語の中で辿り着く「新しい世界」について語っています。
本日6/29は20
6.16 羊文学 TOUR2022 ”OOPARTS” @ Zepp Nagoya
羊文学、初の全国ツアーの名古屋公演に行った。メジャー2ndアルバム『our hope』のレコ発ツアー。人気の上昇度とライブ本数(特に地方の)が吊り合っていないバンドだと思っていたが、結果としてコロナも影響してか初の全国ツアーがZeppクラスというバンドとしては近年例を見ないキャパとなった。個人的にもワンマンは初めてで、2018年の宗像フェス、2019年のWILD BUNCH FEST.で3、40分
もっとみる6.25 lyrical school@栄RAD HALL/テン年代アイドルシーンを主観的に思い返す〜2012 to 2022〜
ライフステージの変化に伴ってもうすっかりアイドルグループを追う気がなくなってきており、どれだけ楽曲派を気取っていたとしても疑似恋愛的な見方からは離れられなかったんだな、と自意識を問責したくなる。一方でとにかくここ最近の解散/活動休止の多さに疲れてしまったのもある。アイドルネッサンス、Maison book girl、sora tob sakana、ハマりかけたアイドルグループは次々といなくなった。
もっとみるどちらかのファンに贈りたいベボベ×アジカンプレイリスト〜2022.8.26 Zepp Osaka Baysideに寄せて
2022年8月26日、Base Ball BearとASIAN KUNG-FU GENERATIONの対バンがZepp Osaka Baysideで開催される。このニュースが駆け巡った日の衝撃は忘れがたい。TLも上半期で一番ざわついていた。
このライブはベボベが2018年から開催している対バンツアーシリーズの第3弾「LIVE IN LIVE〜I HUB U 3〜」のファイナルとして行われる。この
胸の奥で歌って〜6.17 ASIAN KUNG-FU GENERATION Tour 2022 「プラネットフォークス」@愛知県芸術劇場大ホール
アジカン、3年ぶりのホールツアー。個人的にも2019年7月の『ホームタウン』ツアー@福岡サンパレス以来、約3年ぶり。アジカンをこんなに観ないことがなかったので、さすがに待ち焦がれすぎてしまった。しかも3月にリリースされた大傑作の10thアルバム『プラネットフォークス』レコ発ツアーである。あの曲数をどうコントロールするかも気にかかる中、ライブは「De Arriba」のイントロから幕を開けた。「De
もっとみる最近観た旧作の感想メモ(2022年5月)
X-MEN新シリーズ(Disney+)
「ドクターストレンジMoM」のために観ておいたほうがイイ気がビンビン漂ってきたので引き続き着手。おじい様2人による愛憎劇が中心にあった旧3部作、その物語の中枢は若き日の2人をモチーフにしつつもやはりブレなかった。新たなタイムラインの再構築もなんだかうまくって、マルチバースよりは凄く受け入れられやすい概念だ、、となった。「アポカリプス」は凄く面白かった。エジ
「わたし達はおとな」は本当にわたし"達"の物語なのか
6/10から公開された映画「わたし達はおとな」。強烈な映画体験だったと賞賛したい一方、爽快な話ではないゆえに暗澹たる気持ちにもなった。勿論、グッときたり泣けたり伏線を見事に回収したりエモくなれたりする映画だけが"良い"映画ではなく、劇場に縛られた状況で圧倒的に嫌な気持ちを浴びせてくる映画も紛れもなく"良い"映画である、という前提に立った上でこの作品を観ながら生まれた諸感情を整理がてら記したい(ネタ
もっとみる[Real Sound寄稿記事] CMでのカバー曲に求められるボーカルの特徴は? Hump Back 林萌々子、GLIM SPANKY 松尾レミ、スカート 澤部渡らの共通点
Real Soundに57回目の寄稿をしました。ずっと多いけど特にこの上半期も多かった名曲カバーCMソングについて。水星×ブギーバックや中村佳穂の資生堂、アイナの「大人になって」の話しなども。
画面に注視させること、それが広告の役割だとするならばこの手法で作られたCMソングはマーケティングとして大成功だと思うんですが、そういった戦略的な部分以上に魅力的なプロダクションに映ることも多いよなぁという
5.29 森、道、市場2022@蒲郡ラグーナビーチ&ラグナシア
そういえば会場は海と遊園地が中心なのになぜ森、道、市場というイベント名なのだろうと思い調べたら、元々は2011年から山奥で開催されていた小さなイベントがルーツなのだそう。最初は市場が集まるマルシェとして始まり、2012年からライブが始まった、と。地元福岡のSunset Liveも元はカフェから始まったイベントだし、あながちそういう出自のイベントこそ、個性的なものになるのかも!と思ったり。2日目も、
もっとみる5.28 森、道、市場2022@蒲郡ラグーナビーチ&ラグナシア
世の中にはこれは自分のような嗜好の人間のために用意されたものだ、という強い自意識を喚起させる催しがいくつかあると思うのだが自分にとってのソレは間違いなく「YATSUI FESTIVAL」と「森、道、市場」。毎年のようにその魅力的かつ多彩なラインナップに恋焦がれきたのだが、今回遂に「森道」に行くことができた。やついフェスはニコ生の中継で毎年観れるし何となくもう体験した気になってたけど、森道は完全に初
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