ながためい

ライオンズ、犬、スピッツ…様々な生き物を愛する駆け出しのコピーライター

ながためい

ライオンズ、犬、スピッツ…様々な生き物を愛する駆け出しのコピーライター

マガジン

  • 3人寄れば文殊の知恵

    • 52本

    福岡の弱小広告会社の3人のアウトプットの場。

  • 読んで日が入る本の虫

記事一覧

固定された記事

京都の忘れられない展覧会

学生の頃、京都の美術館でアルバイトをしていました。大学の教授が「面白い展示をしている美術館がある」と講義で紹介してくれたのがきっかけで、興味本位で足を運ぶとまん…

258

スマホからの逃亡記

スマホの触りすぎで、このままでは走馬灯がほぼスマホ画面になってしまうのではないか。という記事を読んだ。死に際に見る映像が「TikTokの流行りダンス」や「YouTubeのペ…

ながためい
4か月前
24

母を看取ってから1年。

昨年の8月13日、母が亡くなった。 乳がんによる約6年間の闘病の末、家族(と犬)に見守られながら、51歳でその生涯に幕を閉じました。 まだ全然立ち直れていないし、買い物…

ながためい
8か月前
78

地下鉄のエスカレーターで立ち止まったら、オリンピック選手気分を味わえた話。

福岡の地下鉄ユーザーであるわたしは、最近面白い光景を目にする。 オリンピックが終わったあたりから通勤ラッシュで戦場になるエスカレーターの横に「謎のふきだし」が現…

5

TOKYO2020,外から見るか?内から見るか?

賛否両論あったTOKYO2020が始まりました。皆さんの目にはどう映っているでしょうか。オリンピックにまつわる素敵な動画とともにお付き合いください。 Rio to Tokyoかっこ…

13

人の数だけある「当たり前」と「幸せ」について。

まずは、こちらの動画をご覧ください。 結婚を直前に控えた娘と美容師の父をチャット方式で描いています。 髪切って地固まる。/タカラベルモント髪型って、生き方だ。 こ…

8

身近に潜むマイノリティ

こんにちは。左利き代表のながたです。 先日、こんなものを見つけて嬉しくなりました。 「左ききの道具店」。少数派だと思われがちですが、人工の約10%もいる「左きき」。…

9

スピッツがくれた「魔法の言葉」

何度も救われたマサムネさんの歌詞を紹介します。 みなさんの人生に寄り添う言葉、曲がきっとあると思います。 人生篇やたら真面目な夜、なぜだか泣きそうになる。 幸せは…

9

愛はコンビニでも買えるけれど、もう少し探そうよ。

6月20日は父の日。毎年広告やキャンペーンでも大きく取り上げられる母の日に比べて少し影が薄いような父の日。今年はお父さんにも感謝を伝えてみませんか? わたしと父の…

7

いのちと向き合う時間。

新型コロナウイルスの影響もあり、2020年の自殺者は全国で合わせて2万1081人。前の年から912人、率にして4%余り増えました。自殺者が増加するのはリーマンショック直後の2…

4

移住したくなる。自治体の素敵なアイデア

皆さんは、今いる土地から離れて、どこか遠くに住んでみたいと思ったことはありますか? 移住って、とても勇気がいるし、移住先によって今後の人生が変わってしまうくらい…

6

佐世保(長崎)のローカルCM調べてみた。

私の地元は、長崎県の佐世保市です。「どこ出身?」と聞かれると必ず「長崎」ではなく「佐世保」と答えるような誇り高き市民が暮らす街。海と山に囲まれ、牡蠣、ハーブ鯖な…

8

読んで日が入る本の虫 Vor.1

こんにちは。今回から始まりました連載企画、その名も「読んで日が入る本の虫」。あらすじだけで、めちゃくちゃ続きが気になってしまう本をお届けします。(わたしのプレゼ…

19

カンヌ受賞事例から学ぶ「思い切る勇気」

広告業界を志すものなら一度は憧れる「カンヌライオンズ」。 毎年、世界中から選ばれた最高の広告に贈られる最高の賞です。 カンヌライオンズとは 「カンヌライオンズ 国…

10

母の日に纏わる素敵なアイデア。

5月9日は母の日でしたね。わたしの家では、毎年母が欲しい物を指定してそれを父&姉妹で購入する。というサプライズ性はまるでないイベントとなっています。今年も欲しが…

8

受験生がとある新聞広告に救われた話。

就職活動中、面接でも幾度となく話をしてきたのですが、改めて。私が広告に心を救われ、その広告が世に出るまでの「裏側」に興味を持つきっかけとなったエピソードをお話い…

10
京都の忘れられない展覧会

京都の忘れられない展覧会

学生の頃、京都の美術館でアルバイトをしていました。大学の教授が「面白い展示をしている美術館がある」と講義で紹介してくれたのがきっかけで、興味本位で足を運ぶとまんまと虜になり、本来募集していなかった学生枠で無理やり入り込みました。

念願叶って働き始めた美術館での展示は、どれも最高に愛おしかったのですが、中でも忘れられない企画があるのでお話しようと思います。​

細見美術館について京都府岡崎市に位置

もっとみる
スマホからの逃亡記

スマホからの逃亡記

スマホの触りすぎで、このままでは走馬灯がほぼスマホ画面になってしまうのではないか。という記事を読んだ。死に際に見る映像が「TikTokの流行りダンス」や「YouTubeのペット癒し動画10選」で大半を占めたとき私は、果たして「良い人生だった…」と言えるのか、と謎の焦燥に駆られて、新しい娯楽を探し始めた今日この頃です。

逃亡1.レゴに没頭する

幼少期ぶりにレゴを購入しました。
キットを買って、説

もっとみる
母を看取ってから1年。

母を看取ってから1年。

昨年の8月13日、母が亡くなった。
乳がんによる約6年間の闘病の末、家族(と犬)に見守られながら、51歳でその生涯に幕を閉じました。

まだ全然立ち直れていないし、買い物中や電車に乗っているとき、突然涙が止まらなくなることもあるけれど、あれから1年。
今思っていること、そして大切にしている言葉をここに記します。

母らしい、最期のとき。昨年7月の終わりから自宅で療養していた母。
容態が悪化したのは

もっとみる
地下鉄のエスカレーターで立ち止まったら、オリンピック選手気分を味わえた話。

地下鉄のエスカレーターで立ち止まったら、オリンピック選手気分を味わえた話。

福岡の地下鉄ユーザーであるわたしは、最近面白い光景を目にする。
オリンピックが終わったあたりから通勤ラッシュで戦場になるエスカレーターの横に「謎のふきだし」が現れました。
そして最近は駅員さんがプラカードを持ち、私たちをエスコートしてくれるようになりました。(駆け上がる人がいないように)

後ろの人に煽られながらゼイゼイ駆け上がっていた私にとっては
非常にありがたいことだったし、
何より「このプラ

もっとみる
TOKYO2020,外から見るか?内から見るか?

TOKYO2020,外から見るか?内から見るか?

賛否両論あったTOKYO2020が始まりました。皆さんの目にはどう映っているでしょうか。オリンピックにまつわる素敵な動画とともにお付き合いください。

Rio to Tokyoかっこいい…RIOがMARIOになる演出なんかも粋ですよね。
日本ってこんなにかっこいいんだよ!って自慢したくなる映像でした。

誰しもが日本のオリンピックに期待を抱き、開催を楽しみにしていたのに。
こんな状況化での開催にな

もっとみる
人の数だけある「当たり前」と「幸せ」について。

人の数だけある「当たり前」と「幸せ」について。

まずは、こちらの動画をご覧ください。
結婚を直前に控えた娘と美容師の父をチャット方式で描いています。

髪切って地固まる。/タカラベルモント髪型って、生き方だ。

この動画は、オンライン動画コンテスト「BOVA(Brain online video award)」で2021年度準グランプリを受賞した作品です。
最後に種明かしがあり、ハッとさせられるこの動画。
まだまだ自分の中にも娘と父の話だろう、

もっとみる
身近に潜むマイノリティ

身近に潜むマイノリティ

こんにちは。左利き代表のながたです。
先日、こんなものを見つけて嬉しくなりました。

「左ききの道具店」。少数派だと思われがちですが、人工の約10%もいる「左きき」。そんな10人に1人のための企画展。
足をとめて商品を眺めているひとはきっと左きき、もしくは親しいひとが左きき。この商品を眺めているひとは自分と同じ悩みを抱えている。そんなことが浮き彫りになり、マイノリティが仲間意識を覚える、愛しい展示

もっとみる
スピッツがくれた「魔法の言葉」

スピッツがくれた「魔法の言葉」

何度も救われたマサムネさんの歌詞を紹介します。
みなさんの人生に寄り添う言葉、曲がきっとあると思います。

人生篇やたら真面目な夜、なぜだか泣きそうになる。
幸せは途切れながらも続くのです。
/ スピカ

愛は必ず最後に勝つだろう。そういうことにして生きていける。
/ 正夢

ダメなことばかりで折れそうになるけれど、
風向きは突然変わることもある。ひとりで立ち上がる。
/ ルキンフォー

意外なオ

もっとみる

愛はコンビニでも買えるけれど、もう少し探そうよ。

6月20日は父の日。毎年広告やキャンペーンでも大きく取り上げられる母の日に比べて少し影が薄いような父の日。今年はお父さんにも感謝を伝えてみませんか?

わたしと父の思い出わたしの父は無口だ。超おしゃべりで趣味の合う母とは、永遠に話してられるけれど、父とは送り迎えをしてくれる車の中でもイヤホンをつけて音楽を聴いてしまうくらいあまり会話がない。でもそんな父との間には「ずっと忘れられない思い出」と、「救

もっとみる
いのちと向き合う時間。

いのちと向き合う時間。

新型コロナウイルスの影響もあり、2020年の自殺者は全国で合わせて2万1081人。前の年から912人、率にして4%余り増えました。自殺者が増加するのはリーマンショック直後の2009年以来です。※NHKニュース記事より引用

私が小学生の頃から1番大好きだった芸能人も自ら命を絶ちました。全く他人事ではないと感じています。みなさんに見てもらいたい動画と、込められたメッセージをお伝えいたします。

屋上

もっとみる
移住したくなる。自治体の素敵なアイデア

移住したくなる。自治体の素敵なアイデア

皆さんは、今いる土地から離れて、どこか遠くに住んでみたいと思ったことはありますか?
移住って、とても勇気がいるし、移住先によって今後の人生が変わってしまうくらい大きな決断。

そんな皆さんの一歩を応援している自治体を紹介します。

結日記/長野県茅野市

交換日記を使った出会いから始まる婚活キャンペーン。 市内在住者と市外在住者を募集し、 プロフィールや希望に応じてマッチングされた複数組が、 オリ

もっとみる

佐世保(長崎)のローカルCM調べてみた。

私の地元は、長崎県の佐世保市です。「どこ出身?」と聞かれると必ず「長崎」ではなく「佐世保」と答えるような誇り高き市民が暮らす街。海と山に囲まれ、牡蠣、ハーブ鯖など自然が美味しい街。(銘菓はあまり美味しくない)佐世保バーガーよりマックが普通に好きな街。米海軍基地があり、市街地で飲み会終わりに会うとハイタッチをしてくれる街。

いくつでも出てくる佐世保のいいところ。
今日はそんな佐世保で流れていた「ロ

もっとみる
読んで日が入る本の虫 Vor.1

読んで日が入る本の虫 Vor.1

こんにちは。今回から始まりました連載企画、その名も「読んで日が入る本の虫」。あらすじだけで、めちゃくちゃ続きが気になってしまう本をお届けします。(わたしのプレゼン能力が試されます。)

1冊でも「読みたい!」と思った本があれば、ぜひ♡をお願いします。

それではいってみよ〜!

1冊目 砂の王国 / 荻原浩

ひとことで説明すると、「大手証券会社勤務からホームレスに転向してしまった主人公が、所持金

もっとみる
カンヌ受賞事例から学ぶ「思い切る勇気」

カンヌ受賞事例から学ぶ「思い切る勇気」

広告業界を志すものなら一度は憧れる「カンヌライオンズ」。
毎年、世界中から選ばれた最高の広告に贈られる最高の賞です。

カンヌライオンズとは

「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル(Cannes Lions International Festival of Creativity)」は、世界にある数々の広告・コミュニケーション関連のアワードやフェスティバルの中でも、エントリー

もっとみる
母の日に纏わる素敵なアイデア。

母の日に纏わる素敵なアイデア。

5月9日は母の日でしたね。わたしの家では、毎年母が欲しい物を指定してそれを父&姉妹で購入する。というサプライズ性はまるでないイベントとなっています。今年も欲しがっていた阪急のネックレスをプレゼントしました。お母さん、いつも遊んでくれてありがとう!

母の日にまつわる素敵な広告やアイデアを紹介します。

1.2018年全国一斉母の日テスト / そごう・西武東大生の正答率が約3割だったテストとは…!?

もっとみる
受験生がとある新聞広告に救われた話。

受験生がとある新聞広告に救われた話。

就職活動中、面接でも幾度となく話をしてきたのですが、改めて。私が広告に心を救われ、その広告が世に出るまでの「裏側」に興味を持つきっかけとなったエピソードをお話いたします。

高校3年生の冬、大学受験を控えた私は「関西弁を堪能するために関西の大学を受ける」という不純な動機で勉強に励んでいました。私が通っていたのは、いわゆる進学校で「国公立の大学に進学しよう!!!」「センター試験で高得点を獲得しよう!

もっとみる