母の日に纏わる素敵なアイデア。

５月９日は母の日でしたね。わたしの家では、毎年母が欲しい物を指定してそれを父＆姉妹で購入する。というサプライズ性はまるでないイベントとなっています。今年も欲しがっていた阪急のネックレスをプレゼントしました。お母さん、いつも遊んでくれてありがとう！

母の日にまつわる素敵な広告やアイデアを紹介します。

１．２０１８年全国一斉母の日テスト / そごう・西武

東大生の正答率が約３割だったテストとは…！？
ネットやSNSで話題沸騰したあるテストの様子をご覧ください。

近年母の日は、他のイベントに比べて参加しないという人が多く、市場規模が縮小傾向にあることが課題として挙げられています。
そこで、そごう・西武が「今年こそ、ちゃんと母の日。」をテーマに行ったプロモーションのひとつが「2018年全国一斉母の日テスト」です。

母の学生時代のあだ名、母が最近一番うれしかったこと、母の幼い頃の夢…など、知っているようで知らない母にまつわる問題を答えることで、母の日にお母さんのことをもっと知ってもらうきっかけづくりを行っています。

お母さんと答え合わせをする場面で私も思わず涙しました。
そして、この次の年に行われたのが…

２．２０１９年全国一斉母の日テスト / そごう・西武

実際に書籍として販売された母の日テスト。解答したものをお母さんにプレゼントすることができます。

一昨年くらいのはなし。この本を、慣例化していた母の日に風を吹かせようと、実際に私と妹でサプライズプレゼントしてみました。
実家に帰省し、妹と深夜にこっそり「母あるある」を話し合いました。母の得意料理であるさつまいもとレーズンの甘煮が幼少期の私たちにとっては未知の食べ物だったことや、母の携帯の着信音が得体のしれない動物の鳴き声だったことなど姉妹にしかわからないエピソードが次々と蘇り、くすくすと笑いながら解答を埋めました。

久しぶりに母の涙をみた母の日になりました。母との思い出を贈るって最高だな。ありがとうそごう。行ったことないけど好きになりました。

３．新聞が「花束」に。/ 花キューピット（2010）

花キューピットは、新聞に折り込んだ際にカーネーションの写真が飛び出して見える広告特集を展開し、東京都内の駅即売店で販売しました。
花を新聞紙で包むという慣習から発想され、まるで駅即売店にカーネーションの花束を設置したかのように見えるという素敵なアイデアです。

本紙から飛び出る特殊形態の広告を折り込んで駅即売店で販売するのは、朝日新聞では初めての取り組みだったそう。新聞という型に囚われない発想がすきです。母の日は街中が赤色で埋め尽くされるなかで、パッと目を引くいいデザインだと思います。
※第50回消費者のためになった広告コンクール　新聞広告部門銀賞

そんな花キューピットの今年の母の日は、松坂桃李くんが直接お届けしてくれたらしい。こんなサプライズ、人生に一度あるかないかですね。Twitterで「花キューピット 桃李」で検索したところ、桃李くんじゃなくて配達員のおじさんが来た。桃李くんじゃなくて夫だった。桃李くんは来なかったけど息子がくれた。と心待ちにしていたひとで溢れていました。

4.日本で一番早く届くカーネーション/ 信濃毎日新聞（2016）

信濃毎日新聞も、従来の新聞紙面の様式にとらわれない立体的な広告を掲載しました。紙面をある角度から見ると立って見える「アナモルフィックアート」（平面的なものを立体的に見せる錯視効果）を活用したカーネーション（すごっ）を朝刊でいち早くお届け。日本で一番早く届くカーネーションで話題になりました。

題字もこの日限定で信濃毎日新聞の「毎」を「母」に、地紋の桑の葉デザインもカーネーションに変更している。

すべての人がお母さんから生まれてくることから考えられた、『母の日は、家族の誕生日です。』という素敵コピーが光ります。

協賛企業各社も、約8,000本の本物のカーネーションだけで広告を制作。
信濃毎日新聞のお母さんに対する壮大な愛がすばらしい。

５．コント 捨て猫

最近の週末の楽しみドラマ「コントが始まる」第４話も母の日回でした！

「捨て猫」というコントから始まった第4話は、瞬太と母・友利子(西田尚美)の物語が描かれた。若くして父が亡くなり、母子家庭だった瞬太だが、何かにつけて否定する母とは高校を卒業してから絶縁状態にあった。そんな母の余命がわずかだと分かり、春斗や潤平の説得は拒絶するも、SOSのメールを送って駆け付けたつむぎに「顔も見たくないほどお母さんのこと恨んでいるんだったら、文句のひとつでも言ってやりゃいいじゃん。私だったらそうするな。だって逆襲する最後のチャンスなんだもんね」と言われると、病院に向かった。

先生に子どもが生まれ、嫉妬で泣いちゃう瞬太。ファミレスに置かれた４つのコーヒーカップ（背後霊さん用）、母からの開放を表す「粉チーズ」。ハ母が死んで「親だと思ってくれていい」といった大将のことを実は最初から親だと思っていた「ワンワンワーン」の伏線。とても良かった。母の日前に観れてよかった。

さいごに

今年は終わってしまった母の日ですが、お母さんにありがとうを伝えるのはどんなタイミングでも良いと思ってます。照れくさくていえないときは、花キューピットでお花を贈りましょう！！！