はるえ

29歳。カフェやコーヒーが好きです。時々野球観戦もします。

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インターハイ中止に思うこと

先日、今年度のインターハイ中止が決まった。 学校の授業再開の目処もたっておらず、部活動もできていないという現状を考えると致し方ないことだとは思うけれど、数年前高…

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母にしてくれてありがとう

子どもが生後半年を迎えた。 なんとか間に合わせたハーフバースデー用の衣装でお祝い。 記念日ではあるが、夫は仕事で子どもも私もこれといった予定はなかったので、離乳…

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心を豊かに

子どもが生まれてから初めて、大好きなカフェに一人で行く時間をもらった。 夫も育児に協力的で、子どもも今のところ順調に育ってくれていて、大変な日もありつつ楽しく子…

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生後5ヶ月がたち、我が子の離乳食を開始した。 赤ちゃんは生まれたとき鉄分を母体からもらっているのだが、生後半年がたつ頃にはその鉄分は半分ほどになっているそうだ。 …

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あなたが生まれたときのこと

あなたが生まれたのは、遅くまで居残っていた夏もようやく落ち着いて秋らしくなり、薄手の上着がちょうどよくなってきて紅葉がちらほらと色づき始めた、そんな頃でした。 …

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3週間前
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考えることと行動すること

大学生って大学に行かなくなる子が一定数いるんだよね、という話をしていた。 「私もそうでした〜!なんだか足が向かなくなっちゃって。家を出ても寄り道してそのまま一日…

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何を見るかより、どう見るか

近年は福袋準備や初売りなど慌ただしく過ごしていた年末年始、久しぶりに何も予定がなくのんびり過ごした。 小学生のころは新年を迎えるとわくわくして希望に満ちあふれて…

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笑顔を呼び込める人に

「ありがとうございます」 飲食店を利用したときやお買い物をしたとき、お会計を済ませた後、そう言って目を合わせてにっこりしてくれると、こちらまで笑顔になる。 お気を…

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これからもずっと、野球ファン

競技経験はなく観戦専門だけれど、野球が好きだ。 もしかしたら観戦に限っていえば陸上競技よりも熱中してきたかもしれない。 野球好きの両親のもとに生まれ、春はセンバ…

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3年前
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楽しかったこと、嬉しかったこと

学生のころから2年4ヶ月働いたお店を先月末に退職した。 退職には様々な背景があり、それに関連して先月起きたできごとの数々は大きな痛みを伴うものだったのだけれども、…

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生きる

生きることが辛いと、これまでの人生で何度思っただろう。 その度に私は、どれだけの涙を流してきただろう。 生きることが辛くなったのは、大学生のころだ。 入学当初、…

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“好き”を追いかけて生きてきた。 好きなことだけじゃ生きていけないよ、好きなことで生きていくのは厳しいよ、なんてよく言うけれど、それでも好きなことを思うままに追…

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ラン

思わず駆け出していた。 一歩踏み出したら次の一歩、テンポよくリズムを刻み始める。 あまりに心地よくて、どこまでもいけそうな気がした。 「ちょっと散歩行ってくる」 …

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遠距離恋愛、始めました

付き合って3年近くたつ彼が就職して県外に引っ越し、遠距離恋愛がスタートした。 入社が遅れて引っ越しの日程も延びていたのだけれど、ついにGW明けに引っ越した。 彼には4…

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私らしさを引き出してくれるのは

私は元々内向的な性格だ。 どちらかというと明るい人だと思われがちだけれど、それはその場でたまたまそう振る舞っているというだけ。 一人で過ごすことが好きで買い物は…

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東京に一泊二日。 中学生の頃から好きなPerfumeのライブに行くためだ。 コロナウイルスの影響で直前まで行くか悩んだけれど、ライブは開催されることになったし、好きなア…

はるえ
4年前
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インターハイ中止に思うこと

インターハイ中止に思うこと

先日、今年度のインターハイ中止が決まった。
学校の授業再開の目処もたっておらず、部活動もできていないという現状を考えると致し方ないことだとは思うけれど、数年前高校スポーツに打ち込んでいた私としては、いたたまれない気持ちになる。

競技から離れて久しいけれど、私はインターハイという響きに漠然とした憧れを抱く中学生だったし、高校入学後はインターハイを本気で目指すようになり、インターハイで勝つために日々

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母にしてくれてありがとう

母にしてくれてありがとう

子どもが生後半年を迎えた。
なんとか間に合わせたハーフバースデー用の衣装でお祝い。

記念日ではあるが、夫は仕事で子どもも私もこれといった予定はなかったので、離乳食を食べお昼寝をし、目覚めたところで近所のスーパーへ食材の買い出しに出かけた。

買い出しから帰ってきて冷蔵庫に食材をしまいながら、ふと思い出したこと。
そういえば去年の今頃は妊娠中で生ものや非加熱のチーズは食べられなかったな…いや、そも

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心を豊かに

心を豊かに

子どもが生まれてから初めて、大好きなカフェに一人で行く時間をもらった。

夫も育児に協力的で、子どもも今のところ順調に育ってくれていて、大変な日もありつつ楽しく子育てをできているほうだと思う。

しかし一人の時間というものがすっかりなくなってしまった。
子どもが寝ていても次起きるまでに何しようとか、起きる時間を逆算して先回りでこれを用意しておこうとかそんな調子。
のんびりする時間というか、ゆっくり

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離乳食記録 1

離乳食記録 1

生後5ヶ月がたち、我が子の離乳食を開始した。
赤ちゃんは生まれたとき鉄分を母体からもらっているのだが、生後半年がたつ頃にはその鉄分は半分ほどになっているそうだ。
鉄分は脳の発達をはじめ赤ちゃんの発育に必要で、かつ不足すると不機嫌になりやすくなることもあるとのこと。
ミルクには鉄分が含まれているけれど母乳には含まれていないので、今のところ完母で育てている我が子は、早い段階で食事から鉄分を摂取できるよ

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あなたが生まれたときのこと

あなたが生まれたときのこと

あなたが生まれたのは、遅くまで居残っていた夏もようやく落ち着いて秋らしくなり、薄手の上着がちょうどよくなってきて紅葉がちらほらと色づき始めた、そんな頃でした。

あなたはもともともう少しだけ遅く生まれる予定だったけれど、あなたと私を繋いでいるへその緒の根っこがちょっと変わったつき方をしていて、もしかしたらお腹から出てくるときにあなたがしんどくなってしまうかもしれないということで、あなたが自分で出て

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考えることと行動すること

考えることと行動すること

大学生って大学に行かなくなる子が一定数いるんだよね、という話をしていた。

「私もそうでした〜!なんだか足が向かなくなっちゃって。家を出ても寄り道してそのまま一日大学に行かず帰ったりしてました…」
成績は良くはなかったけれど友達はいたしそこそこ楽しい大学生活だったのに。
「たくさん考えるタイプの子に多いんだよね、そういうの…。大学に通う意味とか考えちゃってさ。何も考えずに目の前のことやる子ってそう

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何を見るかより、どう見るか

何を見るかより、どう見るか

近年は福袋準備や初売りなど慌ただしく過ごしていた年末年始、久しぶりに何も予定がなくのんびり過ごした。

小学生のころは新年を迎えるとわくわくして希望に満ちあふれていたものだけれど、中学生のころくらいから年をまたいだだけでは大きな変化は起こらないということに気づいてしまった。
たぶん、年が変わったからといってスイッチを入れるのが性に合わない、ちょっとひねくれ屋。

ショッピングモールで働いていたころ

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笑顔を呼び込める人に

笑顔を呼び込める人に

「ありがとうございます」
飲食店を利用したときやお買い物をしたとき、お会計を済ませた後、そう言って目を合わせてにっこりしてくれると、こちらまで笑顔になる。
お気をつけてと言ってくれたり、お店を出るときに視線が合って目で見送ってくれていたんだなと感じたりした日には来てよかった!と思う。

そんな自然な柔らかい笑顔は、簡単にできそうで意外と難しい。
楽しさ、充実感、情熱、相手を思いやる気持ちなど、内に

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これからもずっと、野球ファン

これからもずっと、野球ファン

競技経験はなく観戦専門だけれど、野球が好きだ。
もしかしたら観戦に限っていえば陸上競技よりも熱中してきたかもしれない。

野球好きの両親のもとに生まれ、春はセンバツ、夏は甲子園、プロ野球のシーズン中は野球中継をテレビで観るという環境で育った。
小学生のころの甲子園の試合の記憶はあまりはっきりとしないけれども、当時東北高校にいたダルビッシュ有投手の試合や早稲田実業と駒大苫小牧の引き分け再試合などは印

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楽しかったこと、嬉しかったこと

楽しかったこと、嬉しかったこと

学生のころから2年4ヶ月働いたお店を先月末に退職した。
退職には様々な背景があり、それに関連して先月起きたできごとの数々は大きな痛みを伴うものだったのだけれども、辛いこと苦しいことだけで2年4ヶ月を塗りつぶしたくはない。
所属していた場所を悪く言うことは簡単だけれども、当時の自分の考えや努力、お世話になった人の想いまでもを否定してしまう可能性もある。
もちろん辛い経験を誰かに聞いてもらうことで救わ

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生きる

生きる

生きることが辛いと、これまでの人生で何度思っただろう。
その度に私は、どれだけの涙を流してきただろう。

生きることが辛くなったのは、大学生のころだ。

入学当初、欲張りな私は勉強もその他課外活動も全部頑張りたいと思っていた。浪人していたときの友達に誘われ陸上競技部に入り、憧れていたカフェで働き始めた。
欲張った結果、全部が中途半端になって、完璧主義な私は耐えられなくなった。
勉強ができる周囲の友

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転んでも、壁にぶつかっても

転んでも、壁にぶつかっても

“好き”を追いかけて生きてきた。
好きなことだけじゃ生きていけないよ、好きなことで生きていくのは厳しいよ、なんてよく言うけれど、それでも好きなことを思うままに追いかけて生きてきた。

楽ではなかった。苦しいことのほうが多かったかもしれない。
好きで始めたことなのに好きなのかよく分からなくなることもあった。
それでも楽しかった。努力が報われる瞬間があれば幸せだった。

もしかしたら私、走るの得意かも

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ラン

ラン

思わず駆け出していた。
一歩踏み出したら次の一歩、テンポよくリズムを刻み始める。
あまりに心地よくて、どこまでもいけそうな気がした。

「ちょっと散歩行ってくる」
少し体を動かしたくて、家を出た。
本当は走るつもりなんてなくて。ただのんびり歩きたかった。

スポーツ用の長袖Tシャツに、ランニング用のロングタイツ、高校の陸上競技部のウインドブレーカー、ネックウォーマーとランニングシューズ。寂しくない

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遠距離恋愛、始めました

遠距離恋愛、始めました

付き合って3年近くたつ彼が就職して県外に引っ越し、遠距離恋愛がスタートした。
入社が遅れて引っ越しの日程も延びていたのだけれど、ついにGW明けに引っ越した。
彼には4月上旬に会ったきり会っていないから、あまり遠距離恋愛のスタートを実感しないまま日々を過ごしている。

遠距離恋愛、数年前までは自分は絶対無理な体質だと思っていたけれど、今の彼と付き合うようになってからは、ひとりの時間も好きだし、そもそ

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私らしさを引き出してくれるのは

私らしさを引き出してくれるのは

私は元々内向的な性格だ。
どちらかというと明るい人だと思われがちだけれど、それはその場でたまたまそう振る舞っているというだけ。

一人で過ごすことが好きで買い物はもちろん飲食店も一人で行くことが多いし、幼い頃から一人で黙々と作業をするほうだった。
新しい環境に飛び込んでそのコミュニティに溶け込むのに時間がかかるし、友達もなかなかできない。
人と話すことが苦手なので服屋さんなどで初対面の店員さんに話

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乗換案内と地図アプリだけでは東京は歩けない

乗換案内と地図アプリだけでは東京は歩けない

東京に一泊二日。
中学生の頃から好きなPerfumeのライブに行くためだ。
コロナウイルスの影響で直前まで行くか悩んだけれど、ライブは開催されることになったし、好きなアーティストのライブがせっかく当たったのだから行こうと決めた。

1日目は昼過ぎに東京に着き、少し散策したあと東京ドームのライブに向かい、2日目は東京のカフェを何軒かはしごする予定だった。
ダメもとで東京に住んでいる友達に会えないか聞

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