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離乳食記録 1

生後5ヶ月がたち、我が子の離乳食を開始した。
赤ちゃんは生まれたとき鉄分を母体からもらっているのだが、生後半年がたつ頃にはその鉄分は半分ほどになっているそうだ。
鉄分は脳の発達をはじめ赤ちゃんの発育に必要で、かつ不足すると不機嫌になりやすくなることもあるとのこと。
ミルクには鉄分が含まれているけれど母乳には含まれていないので、今のところ完母で育てている我が子は、早い段階で食事から鉄分を摂取できるように5ヶ月を迎えたら離乳食を始めてくださいね、と4ヶ月健診のときに病院の先生に言われていた。
ちなみに、4ヶ月だとまだ消化器官が未発達なため早すぎるようだ。

離乳食を始めていいサイン、というのもいくつかあって

口にスプーンを入れても舌で押し返さない
よだれがたくさん出ている
大人の食べているものに興味を示す
支えれば数秒間おすわりができる
など。

育児雑誌、SNSほか

調べると他にもあるようだが、有名でよく出てくるのはこのあたり。
おすわり以外の項目はクリア(5ヶ月ぴったりでおすわりは難しいだろう…)していたので、始めてみることにした。

毎日があっという間に過ぎていき、生まれた頃のことも既に忘れかけていることが多いので、備忘録として、そしてもし検索などで見てくださった人の参考になるようにも、ざっくりとだが残していこうと思う。



準備したもの

  • OSK 離乳食調理キット

  • コンビ フーディングスプーン(ケース付き)

  • 3COINS 離乳食エプロン

  • ハローキティ 離乳食エプロン

調理キットとスプーン。何日か使ってから撮ったので使用感が出ている

離乳食調理キットはすり鉢、こし網、フタ、おろし器、蒸しプレート、マッシャー機能付きスプーンの6点セットというシンプルなもの。
おかゆを電子レンジで調理できる器付きのものもあったが、鍋で作ってみて電子レンジのほうが良さそうだったら購入すればよいと思い、まずはこのセットに。

フーディングスプーンはもう少し大きくなったとき用のスプーンのセットもあったのだが、母に「自分でスプーン持つまでは、なんだかんだでその小さいスプーンで事足りるよ」と言われたのでそれを信じて1本のみ。

離乳食のエプロンは3COINSでスモックのように被れるものが売っていたので、壊れても惜しくない値段だ!と即購入。
ハローキティの離乳食エプロンは完全に母である私の好みである。
受け口はプラスチック、スタイ部分は防水の生地でできていて、スタイ部分だけ取り外して選択することができる優れもの。

他にも冷凍ストック用に製氷皿を買おうかとか、フーディングスプーンも温度で色が変わる(熱いよ!というサインが出る)ものにしようかとか、色々と考えはしたのだけれど、冷凍ストックは最初から作らないだろうし(そもそもどのような食感のものを食べるかもわからないので)、離乳食の温度も自分で確認すればいいや、という考えで必要に迫られたら購入しよう、と決めた。

冷凍ストック用品を購入しなかった理由として、母に「あなたは違いがわかるベビーで冷凍だとどうしても気づいてしまって食べなかった」と言われ、そんな母泣かせのベビーだった私の娘もグルメなベビーかもしれないという恐れから、というのも少しある。笑

プチプラ愛者なので、西松屋や3COINS、バースデイといったプチプラ界の王様的ポジションのお店から全て購入。
インスタを見れば気の利いたお高級ベビーグッズがたくさん出てきてつい欲しくなってしまうが、母の「あれば便利はなくても事足りる」という言葉を胸に刻んでいる私は、ひとまずプチプラの中から使いやすそうなものを吟味して購入。
今のところ、安物買いの銭失いにはなっていないので成功かなと思っている。


1-5日目 食べてくれないおかゆ

鉄フライパンでおかゆ作り。
理由は鉄分を少しでも与えたいから(南部鉄器で沸かしたお湯を飲む習慣がある人は貧血になりにくいと聞いたので)。効果は分からないけれど。もはや気持ちの問題?

最初は素材の味から!と思い、ネットを参考にしてグツグツおかゆを作り、すりつぶして与えてみた。
初日は少し水っぽいとろとろ、ほぼ粒は残っていなかった。

夫の仕事が休みで、食べさせてみたい!とのことだったのでエプロンをつけて食べさせてもらった。
スプーンですくって口元に運ばれると、不思議そうな顔をしていた。
唇をちょんちょんとすると口を開けてくれたので、そっと口へ入れると…パクリ。
なんだこれ!?と言いたげな困り顔をしていたが、3回ほど口に運ぶと食べてくれた。その後はのけぞって嫌がったので終了。

次の日から、エプロンをしておかゆを見せただけで嫌がるように。
なんとか機嫌をとって口に運ぶも、ペッと出したり泣いて首を振って逃げたり。

サラサラ感が駄目?(母乳と同じくらいのサラサラ度合いだと味が違って混乱して嫌がる子もいるそう)と思い粒感を残してみたり、水分量?と思い硬め柔らかめ色々作ってみたり。
姿勢が駄目?とあえて授乳姿勢を崩した半分おすわりから、行儀が悪いが寝かせた状態で与えてみたり(喉につまらせるのが怖いのですぐに身体を縦にした)。
親が食べる姿を見せるといい!と言われ別皿に取り分けて食べる姿を見せたり。

どれもこれも駄目で、絶望。
美味しいのになあ…とほぼ食べてもらえなかったおかゆを私が平らげるという謎ルーティンができてしまった。

子どもの前では心穏やかでいたいと思うのに、「そっか、食べたくないのね、今日はおしまいね」という言葉がつい強めの口調になってしまっていたと思う。

5日目の離乳食のあとに、夫が「だしとか使ってみたらどうなのかな。お米と水だけの味が苦手なのかも」と言ってくれて、おだしを購入することに。

和光堂のおだしシリーズ。私も離乳食期お世話になったそうだ

これで食べてくれたらいいが…単純に食べるのが嫌いでしたということが分かってしまうのも怖いな…夫と私が食べること大好きなのに子どもが食べるの嫌いって悲しいし今後お互いに苦行になってしまうぞ…。
出先で両親だけルンルン食べて子どもはつまらなさそうにしてたら寂しいじゃないか。

いくら5ヶ月から使えると書いているとはいえ、こんなに早くから味をつけていいのか!?素材に親しむ時期ではないのか!?という気持ちもあったが、それよりも食べてほしいなという気持ちが強かった。

6-10日目 食欲旺盛ベビー

まずはおかゆを作る。サラサラのおかゆは与えにくいし、粒感を少し残したほうが食べそうな気がした(とはいえ試行回数が少ないので感覚でしかないが)ので若干つぶつぶのトロトロおかゆ。

説明書き通り80℃以上の湯を用意し、お湯とおだしをすり鉢に入れ溶いた。
選んだのは野菜だし。味が一番優しそうだったので。
規定量より若干薄めにし、おかゆの水分もあるので味付けというよりは香りつけといったところ。大人の私には野菜の味は感じられなかった。
おかゆを入れすりつぶしてトロトロにし、いざ我が子のもとへ。

エプロンをつけただけで何となく不穏な空気。
君賢いね。エプロンをつけるとおかゆが出てくると学習したのか。
授乳に近い体勢で抱っこし、おかゆが入った容器を見せると
「うぇ〜またかよ」という顔をしてのけぞる。

「今日のおかゆはいつもと違うよ!」と、子ども用から自分用に少し取り分けたほうのおかゆをすくって香りをかがせて、私の口へ。
「わぁ〜おいしい!!!一緒に食べよう!!!」
わざとらしいくらいニコニコして、子ども用の器からおかゆをすくい、子どもの口元へ運ぶ。

一口目は仕方なさそうに口を開けてパクりとした。
するとちょっと驚いた表情をし、微笑んだ。
「んん?これは美味しいぞ!?」と言っているかのよう。

野菜の香りがほのかにするだけでも違うのか…。
その後何口か与えてみると、おかゆをすくっている間に手をバタバタさせてハヨクレアピール。
これまでの苦労は何だったのだろうというくらいよく食べてくれた。

日に日に食べられるおかゆの量が増えていき、10日目にはフーディングスプーン15さじくらい食べてくれた。
気分やお腹の空き具合でやや波はあったが、全く食べないということはなかった。
完全に空腹だと逆に食べてくれないので、通常の半分くらい授乳をしたあと、離乳食を調理して出すとちょうど良いタイミングのようだ。

離乳食を始めて1週間で野菜を食べ始めるよう書いてあることが多いのだが、最初の数日なかなか食べられないことが続いたので、10日目までおかゆだけにして、11日目から野菜を始めることに。

やはり両親に似て食欲旺盛ベビー。
ただお米と水だけの匂いが苦手だっただけなようだ。ごめんねなかなか気づかなくて。
これから期待できそうだ。

現段階での傾向

ここまでで分かったことをまとめてみる。

  • おかゆはサラサラより粒を少し残したトロトロが好きそう

  • 野菜だしの香りが好き

  • お腹が空き過ぎていると食べない。少し授乳してから調理がベスト

今後野菜やたんぱく質源を食べ始めてどうなるかは心配だけれど、よく食べるベビーの片鱗は見せてくれた。
服の洗濯や後片付けは大変だけれども、これからもどんなものが好きか、調理方法も色々試しながら進めていくのがとても楽しみ。

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