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いいなあ!とか、おもしろい!!と思った記事を集めてます。書いてくださったnoterさんに感謝。
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2023年11月の記事一覧

妖精の国で友を探す | アイルランドと私 #4

妖精の国で友を探す | アイルランドと私 #4

ゼルダの伝説の世界に憧れてアイルランドに住み始めてしまった人の、旅の記録です。植物の調査をするお仕事をしています。移住の経緯は自己紹介へ。

23歳で地元東京から初めて離れ、北海道に引っ越した。その時一番苦戦したことは、友人探し、居場所探し。大人になって、いざ新しい友人を見つけるとなると、これがなかなか難しい。誰かと日々を過ごし、何かに共に没頭できる機会も時間も、得難くなってくる。

アイルランド

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【建築】飛べ!茶室(藤森照信)

【建築】飛べ!茶室(藤森照信)

諏訪大社、神長官守矢史料館を巡る旅の続き。

諏訪大社上社の神長官を代々務めていた守矢家の裏には長閑な畑が広がっている。

畑の中には史料館同様に奇妙な建物が点在している。いや、小屋という表現の方が合っているかもしれない。その外観を一目見れば、建築に詳しくない人でも、設計者は史料館と同じ藤森照信さんだということが分かる。

そう、この建物群こそ常識にとらわれない自由な藤森ワールドの真骨頂、空を飛び

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あんたが輝けないんなら、そこはあんたの居場所じゃない。

あんたが輝けないんなら、そこはあんたの居場所じゃない。

性格はけっこういい人なのに、
職場でザツに扱われてる
おばちゃんスタッフ。

会社で1人くらいはいません?

お客様から投書クレームまで
受けちゃったその人が、
あることをキッカケに

評価を大逆転させた!!

ってお話を、今日はします。

バイトをしてたときのこと。

ユミコっていう50代のおばちゃんが、
新人スタッフとして入ってきました。

他のスタッフとはやや
歳が離れていたにも関わらず、

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銀行窓口のあの娘は毛量が凄かった

銀行窓口のあの娘は毛量が凄かった

先日、仕事帰りに銀行に行き ATM で通帳の記帳をしていたら、印字欄が一杯になったようで、ATMから「しばらくお待ち下さい。新しい通帳を準備しています」という機械のお姉さんの声が聞こえてきた。

(おお、わざわざ昼間に窓口に行かなくていいのか。ATMで準備してくれるのは便利でいいな)

機械の中から聞こえている「ジー・ジー・ジー」という記帳の音が止むと、機械の声のお姉さんは「通帳は、二冊でます」と

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【雑記】20人をきった大多喜町の新生児、急速な少子化と2050年の無居住地化の懸念

【雑記】20人をきった大多喜町の新生児、急速な少子化と2050年の無居住地化の懸念

 この2か月ほどの私は、第二の故郷「行徳」各地で行われた祭礼行事への参加やお神輿担ぎ手のお手伝いに始まり、地元小学校へゲストティーチャーとして行徳神輿(行徳揉み妙典流)の説明に何度か伺ったり、はたまた仕事関係で丁々発止スッタモンダしてたり、寒い中お神輿を担いで大声出してたせいか風邪をひき、これまた長引いたりしてバタバタしており、すっかりこのnoteアカウントの本題「大多喜無敵探検隊」の執筆(誰も期

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信州戸隠紀行 2023秋~⑤ 太々神楽と神秘を映す鏡池

信州戸隠紀行 2023秋~⑤ 太々神楽と神秘を映す鏡池

これまで、中社 → 九頭龍社 → 奥社 → 宝光社 と四社を参拝しました。残るは火之御子社です。

”神さまが中社から宝光社へ行き来する道”との言い伝えがある、戸隠古道の神道、名前も雰囲気もとてもすてきな山道です。地面に敷き詰められた落ち葉から、まるで茶香炉を焚いているようなとても香ばしい匂いがしてきました。ほっと安らぐ香りです。

歩きだしてしばらくすると、人の顔ほどの大きさのベルが道端に設置さ

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重版へ求愛行動を続けて3年が経った

重版へ求愛行動を続けて3年が経った

重版。甘美な響き。

すべての著者が愛する単語。新聞広告やSNSには、日々「重版出来!」の文字が並ぶ。

これは重版に向けて、3年間ひたすらひとつの本を告知し続けた、求愛の記録である。

逆風の出版初めて本を出したのは、3年前のこと。南極から部屋の中まで、さまざまな場所での旅行記をまとめた一冊だ。
奇しくも企画を立てた直後にコロナ禍に突入して、旅行業界に風速90mくらいの逆風が吹き荒れる中での出版

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「魔法の文学館」に行ってきました

「魔法の文学館」に行ってきました

今月ついにオープンした、角野栄子さんの「魔法の文学館」。
計画を耳にした時から、ずっと楽しみに待っていたので、ワクワクしながら足を運びました。

ちなみに、建築家の隈研吾さんが手がけたこの建物は、いくつもの小さな家が、白い花びらのように寄り集まっているような構造になっているそうです。

中に入ると、一面に広がる鮮やかな「いちご色」の世界。
角野栄子さんのお気に入りの色だとか。

また、あちこちに小

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#81 ハイボルテージ・アンバランス

ハシビロコウバンドは久々に新曲を公開した。

原型となる曲は、アレンジがイマイチしっくりきてない、という理由で随分前にお蔵入りになっていた。

コロナ禍に一人でいる時間が増え、暇を持て余したハニワが遊び半分で繋いでいたループに合わせて落花盛が構成を練り直して完成に至ったのだった。

冒頭から最後まで要所要所に配置されたジェームスブラウンのシャウトのサンプリングがハイボルテージな雰囲気にピッタリでハ
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『世界はひとりの、一度きりの人生の集まりにすぎない。』

『世界はひとりの、一度きりの人生の集まりにすぎない。』

この前まで猛暑により早く長袖ファッションを楽しみたいと思っていたのに、今は寒くて朝起きるのがつらい。今日も仕事のタスクは山積み。ネットや情報番組を見れば、気分が落ち込む事件や世界情勢ばかりが目に留まる。

有楽町の街を颯爽と歩くあの女性も、スーツをビシッと着こなし姿勢良く歩く彼も、同じように些細なしんどさを感じて生きているのだろうか。

生きるって、難しい。
この国から抜け出して未開拓の新大陸を発

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ファッションの好きな二十歳の君へ

ファッションの好きな二十歳の君へ

私は、どこかで道を間違えたのだろう・・・
ミャンマーの空をながめ、そんな気持ちになった。

海外での服作りに疑問はありましたが
それはビジネスと、割り切っていました。

この路線を走り続ければ、何が起こるか
想像はできますが、この産業構造から
・・・ 離れる勇気はありませんでした。

しかし、何が 私を変えたのか・・・

ミャンマーの若者から受けた、たくさんの愛情
それ以外は、考えられません。

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ショパンの夕べ

ショパンの夕べ

 友人に誘われて、家族でDCの教会にて開催されたピアノコンサートへ行ってきました。曲目はショパン。

 立派な教会でした。我が家は無宗教につき(私はちゃんぽん大好きな典型的日本人ですが)、こういった機会でもない限り教会へ足を運ぶことは滅多にありません。ちなみに、夫はイタリア人でありながら、家族で唯一洗礼を受けていない変り種。子供だったにもかかわらず、嫌だといって拒否したらしい。イタリア人で洗礼を受

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若冲と並ぶ“奇想の絵師”芦雪が南紀に残したもの(和歌山県串本町)

若冲と並ぶ“奇想の絵師”芦雪が南紀に残したもの(和歌山県串本町)

串本で芦雪に出会う無量寺境内にある「串本応挙芦雪館」には、別記事でご紹介した虎と龍の襖絵のほかにも芦雪作品を14点、常設展示しています。その中から厳選して3作品をご紹介いたします。

串本応挙芦雪館芦雪の襖絵をはじめ、「寺宝を大切にしたい」という思いを共有する、地域の人々の支援のもと設立された。重要文化財の襖絵などを保管する収蔵庫と展示室(写真)がある

1.布袋・雀・犬図3幅でひとつの場面を描く

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[鳥として肉食を考える - 1]  ブロイラーのために涙する人、しない人

[鳥として肉食を考える - 1] ブロイラーのために涙する人、しない人

noteを始めて間もない頃、植物性代替肉についての記事を書いた。

「集約畜産」または「工場畜産」「noteでは基本的に堅い話は書かない」と言っている私としては、PBF記事は珍しく堅い内容であった。

同記事の中で、私は『工場畜産(Factory Farming)」と呼ばれるものの映像を見て、ひどくショックを受けたと書いた。

牛肉、豚肉、鶏肉……こういった食肉に加工される動物が、どのような環境で

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