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琉球古典芸能コンクール2021・付き添い編
琉球古典芸能コンクールの歌三線新人部門の本番を間近に控えたある日のことである。
先生から私の本番の2日後の同じ新人部門に先生の門下生がエントリーしており、その日は先生が最後まで付き添えないので、お手伝い出来ますかと言われた。
私に務まるのかしらと思ったが、私の三線人生にとって良い経験になるだろうと直感し快諾した。
しかし、付き添いとは何ぞや。
これが後々、結構重要ポジションだということが分かる。
めんこいこけしの今どき事情・その②
そうやって、ボンヤリとこけしの未来を考えていたところ、ポツンとひとり、目元がゆったりとした印象の町娘風のこけしと目が合った。
他のこけしとは一線をひく古風がある。それは実家にあるこけしで見かけた胴体が輪っか模様を連想させるからかもしれない。
手のひらにおさまるほどの大きさの、その子にジッと見つめられて目が離せなかった。
今どきのかわいいがあるが伝統も感じる不思議なこけしだった。
「あなたも少しは
めんこいこけしの今どき事情・その①
こけしの思い出と言えば、子供会の行事でこけしの絵付け体験くらいのもので、家には茶色に日焼けした古めかしい、いつからあるのか分からない大小のこけし達がカラーボックスに上下関係なく、すし詰めに押し込められるように収納されていた。その姿に時々ホラーを感じる程だった。
言い換えれば、私の生まれ育った環境はこけしが溢れていたと言える。
何を思い立ったか、たまにこけしを引っ張り出してまじまじと見ると、ミミズ
定義さん信仰は安徳くんと三角お揚げ
西方寺に行くことになった。
どこだ、そこ?と思ったら馴染みのある寺の定義さんだった。
「定義(じょうぎ)さん」となんの違和感もなく呼んでいたので、正式名称が西方寺だと知り、そちらの方に違和感を感じてしまった。
宮城県民は西方寺を定義さんと呼ぶ。
宮城県仙台市青葉区大倉にあるこの寺は平家ゆかりの平貞能が800年前に開いた。彼は後に定義(さだよし)と改名し、それを音読したことから定義さんと呼ばれるよ